メルセデスAMG AMG GT 「メルセデスAMGスーパーカー」のユーザーレビュー

メルセデスAMGスーパーカー

2023.7.30

総評

1. 1番乗りたかったAMGのフラグシップのGTなので大きな不満は有りません。

2. 所有感が過去の車に無いくらい1番あります。

2. 速い車では有りますが、普通にゆったりと乗るのが車両にも優しく良いです。スピードを出せば出す程、飛び石被害にも遭うのでスピードを出すメリットは有りません。

満足している点

1. メルセデスAMGブランドの中でもリアルAMG。(AMGラインなどという見た目だけのグレードでは無い)

2. 今後絶対に発売されないであろうV8ドライサンプエンジン。

3. スーパーカーの要素、通常モデルの様に大衆的な操作感が入り混じり、サイズだけ慣れて仕舞えば緊張を強いられない。

不満な点

1. 2人乗り。(ポルシェ911の様に狭くても2人が乗れるスペースが欲しかった)

2. バケットシートの座面が硬め。

3. アフターパーツが少ない。あったとしても全て高額(ゼロの数が一つ多い)

4. V8エンジンの巡航時の心地良いエキゾースト鼓動がC63より少なめ。

5. ロングノーズの感覚は直ぐ慣れるが、幅がほぼ2mなので狭い道では気を遣う。

6. 極低速のアクセル反応が良くない。運転しにくい。

7. 整備、修理は基本全て高額になり、覚悟が必要となる。車検も普通に30は軽く超えるでしょう。

8. GTはメルセデスSLS AMGの後継機なので内装のデザインは少し古く感じます。

デザイン

5

1. リアサイドの曲面部分。
2. フロントロングノーズ。
3. ワイド&ローな正面。

走行性能

5

1. パワーは510馬力も有るので十分です。C63Sでも同じ馬力が出ており基本的なパワー感は似たようなものですが、GTの場合はアクセルを踏み込むと更に暴力的なパワーを感じれます。

2. 流石クーペモデル。コーナーでの操作感が素晴らしい。ワゴンやセダンは重量配分の問題でこのような感覚を出すのは難しいと思います。

乗り心地

2

1. 1番コンフォートな「Cモード」でも硬さはありますが、我慢出来ない程では有りません。バケットシートの座面の硬さが少しでも緩和出来れば乗り心地は更に向上出来ると思います。

2. C63の様に「S」や「Sプラス」モードに変える途端にバランスの悪い硬さに変化するものでは無く、GTは本当に良く設計されているのだと思いました。

積載性

2

シートの真後ろの隙間に小さい鞄を置けるくらいです。あとはトランクスペースが意外に広いのでそこに積めます。自分はゴルフをしないのでゴルフバッグが入るとか入らないとかは全く参考になりません。

燃費

1

C63よりは落ちるが、街中で3〜4km/ℓくらいではないかと思います。(長距離巡航で8kmくらいまで行くかもしれません)

価格

2

前期型もリリースされてから8年が経過し、段々と値が落ちて来ています。ベースグレードなど中古車市場では700万前後まで落ちて来ましたが、依然高額なスポーツカーである事には変わり有りません。

メルセデス最善の「後期型」が欲しかったですが、満足出来るディーラー車だと未だに2000万近くするので購入が出来る方は本当に限られると思います。メルセデスの後期型を狙うなら、やはり出てから10年以上経過しないと本当に「お買い得！」というものは感じれないと思います。

故障経験

1．アクセルを踏むと連動してカタカタ音が聞こえる。(特定難しい？)

2. 左サイドミラーの左右可動調整が出来ない。

3. 運転席ドアの閉まりが悪い。