ひでエリさん
メルセデス・ベンツ Cクラス ステーションワゴン
グレード:C180 ステーションワゴン エディションC_RHD(AT_1.8)
2013年式
乗車形式:マイカー
黒メルちゃん(メルセデスC180エステート)S204レビュー
2016.5.4
- 総評
- 走る止まる曲がるの基本性能が非常に高い脚車。
静粛性や低速トルクも文句なし。
ディストロニックプラス第1世代に多少の文句はあるものの、クルコン初心者が文句をつけてよいレベルではない。
充分に実用的で文句なく楽ちん。
中古1.5万キロ、ディーラー保証付きで340万円程度!それでこのクオリティが所有できるというのは驚愕。
国産メーカーの方には悪いが、脚車を探している方で、国産新車に300万円払うつもりなら、中古で程度の良いディストロニックプラス付のCクラスセダン300万円車の購入を是非お勧めする。
- 満足している点
- ディストロニックプラス。
一つ前のBMW330iに乗る友人に勧められ、どうせ買うなら絶対に付いているものを買えと強く主張するので、良くわかっていなかったが予算を50万ほど引き上げて購入した。が、これは良い。
余りに楽すぎてアホになりそう。
レバーを引くだけの簡単操作で前の車に一定の車間をとってついていくその機能は、思った以上に楽であり、加減速をクルマ任せにできてしまうとドライバーはハンドルを握るだけであとはやることがなくなる。
たぶん1世代目のディストロニックプラスかと思われるため、最新型は更に進化をしているはず。
友人曰く「もうこの機能がついていないクルマは買えない」だそうだが、脚車としてはお勧めの機能。
ただしもちろんアイサイトなどでも同様の機能はあるので、ベンツだけのものではない。
国産の高機能クルコン新車を買うなら、中古メルセのレーダークルコンも同価格帯となるので、お勧めする。
- 不満な点
- ディストロニックプラスw。
というか、この進化中の機能にしか文句をつけられないというのが本音。
脚車としては完全に完成の域であり、不満は全くない。
一方、ディストロニックプラスの不満点としては
1.加速が気持ち急すぎる。2500rpmまでで加速しても充分である。
2.停車している車に近づくときの減速はもっとタイミング早めでお願いしたい。
3.下りやコーナーリング中に加速するのは止めてほしい。人間が加速しないところで加速するため違和感が大きい。
4.最後の停車時のブレーキングのカックン感がある場合がある。中速度域からのブレーキが苦手の様子。精進あるのみ。
という感じ。まあでも1~4のいずれも初心者レベルの運転者よりはまともなものであり、まあこんな運転する人もいるかな、というレベル。
マイ奥がそういう運転をしていたら、ちょっとたしなめる、という程度。
何でも丸投げをしておいて、文句言うなと言われば黙りますw
- デザイン
-
4
- 美しく実用的かと思う。
本当は白が良かった…夏暑いです。
- 走行性能
-
5
- クルマとしての基礎能力が非常に高い。
さすが世界で初めてクルマを創ったメーカー。走る・止まる・曲がるが非常に高い次元でバランスしている。
エンジンは1.8Lターボ、C200と比してデチューンされた156psなのだが、トルクは25.5kgは同じ。1,800回転から25.5kg得られる流行のロープレッシャーターボであり、アイドリングから少しでも踏み出せば、ほぼ最大トルクが得られるようセッティングしてある。
街中でも高速バリアでの加速でも、いずれでも非常にトルクフルで使いやすい。脚車に必要な低速トルクはこれでもう充分である。
エンジンもダウンサイジングされているため、車重は1,580kgに抑えられており、この手のクルマとしては重くはない。
メルセデス独特のアクセラレータの重みはあるが、慣れてしまえば問題ない。
Ecoモードでは敢えての演出かアクセラレータを踏み込んでから加速までに一息あるが、Sportsモードでは吹け上がりのラグとトルク感が2割増しに良くなる。
ただし使う場面がないので、Ecoモードのママである。アイドリングストップを意図的に切りたいとき、エアコンを早く実用域に効かせたいときなどにはECOモードを切る。
- 乗り心地
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4
- しっかり腰のあるサスペンションと、これまた上質な腰のあるシートによって、車内は非常に快適である。フワフワなのではなく、一定量固いことによって疲れが少ない。
腰のないへたったソファに座るより、新品の腰のあるソファに腰かけたいと誰しも思うはず。
その「誰しもが座りたくなる腰のあるシート」と評するべきかと思う。
(入庫1年)
どうも運転席助手席ともにセンターに偏ってナナメになっている気がする。フラットにしたい。
車内は非常に静かであり、音響システムも良く鳴る。
密閉度が高いからか、下手な自宅のオーディオ装置よりは圧倒的にこちらの方がよい。
重低音もよい。
サスペンションに関しては文句はない。
変な突き上げや踏ん張らない感などは皆無であり、特に街中での不満は一切出ない。
峠に持っていくとわからないが、攻め込むようなクルマではないので問題ない。
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追記202312
大菩薩峠、地元峠を走る機会があったが、非常に素直でリニアな操舵感。「ブレーキを残す走り」が非常に効果的でFRも相まってクルクルと良く回る。ただし1.5tと重いので、ブレーキがスポーツカーのようにはいかないが、普通に考えれば充分な仕様。ABSは早めに効く。
- 積載性
-
4
- ステーションワゴンなので当然荷物は載る。
ただし前車がホンダモビリオだったため、荷室の天地高さが減って少し不満だが、これは機械式駐車場に入れられることとのバーターなので納得済み。
車いすを縦に積みたかったが載らず横のまま。
これは車いす側を工夫して、手元が折れるようなものを購入しようかな...
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手元が折れる車椅子を買ったら、これが荷室とベストマッチで折り畳み状態で縦に載るようになり、荷室が非常に広く使えるようになりました。
- 燃費
-
4
- 通常であれば10km/l程度行くのではないか。
クルコンを使うことで不要な人間の脚の動きがなくなり、アクセラレータを機械に任せることで無駄が消去され、良くなっている部分もあるかもしれない。
タンクは66Lとなっているため、航続距離も長いと思われる。
たぶん500kmは楽勝でいくのでないか。
メーター読みで1/4ほど消費していたところで275キロ走行、28リッターが満タンであった。
基本街乗りと高速でほぼディストロ任せ。車格から考えてよい方だと思うが、今の燃費競争の前では無力かもw
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追記201606:普段使いで10キロ/L前後。高速中心だと12~13キロ/Lは走ります!
- 価格
-
3
- 乗り潰すつもりなので興味ないです。
中古340万円で購入でしたが、品物としては大満足です。
- 故障経験
- 入庫半年ほどでパーキングブレーキに何かが挟まって「バコン」とリリースできなくなったので調整してもらいました。
外装のプラパーツが紫外線に弱く、劣化している。
外装のアルミパーツもまだらの腐食が目立ってしまう。