マツダ ロードスター 「スポーツ走行用のセカンドカー」のユーザーレビュー

スポーツ走行用のセカンドカー

2020.8.15

総評

「2シーターの幌車」が受け入れられる環境があり、パワーより気持ち良さを求める方で、維持費を安く収めたい方にお勧めできます。
但し、遅いクルマなのでサーキットのラップタイムに拘る方は、GRヤリスやシビックRを検討した方が良いと思います。

満足している点

小さく軽く前後バランス良く慣性モーメント小さく重心が低いことから得られる、ドライビングの気持ち良さ。
競技ベースグレードのNR-Aだけど、アドバンストSCBSやLDWS、BSM、RCTAが標準で付いている。
製造品質が非常に高く、塗装やパネルの継ぎ目均一性やドアの閉じ音など欧州プレミアムブランドにも匹敵すると思う。

不満な点

車重がわずかに1,000kgを越えていて、重量税が高いこと。
ならばSにすれば良いだろ、と突っ込まれそうだけど、NR-Aのブレーキと足と冷却系とデフが欲しかった(笑)

デザイン

5

素直にカッコ良いと思えるデザインです。

走行性能

5

他のクルマと加速性能やサーキットのラップタイムを比較しなければ、十分以上の動力性能です。
ハンドリングとブレーキのコントロール性は非常に優れていると思います。

乗り心地

2

NR-Aのビルシュタインは、納車直後はかなり硬く50km/h以下の街乗りでは揺すられる印象でしたが、走行距離3,000kmを越えてからは馴染んだのかそれ程悪くは無いと思えるようになりました。
でも、サーキットの高負荷で破綻しないことを狙ったロードスターとしては最も硬い設定なので、過剰な期待は禁物です。

積載性

1

この手のクルマとしては、室内の物入れは意外とあるし、屋根を閉じていれば、幌格納部にも手荷物は置けるし、トランクスペースもしっかり確保されていますが、絶対的には積載性は低いです。

燃費

4

埼玉県北部の環境下では、街乗りで概ね14～16km/lくらい走ります。
高速を利用した長距離走行では、18km/lを越えます。

価格

5

NDロードスターは「高い」という意見があるようですが、1989年のNA登場時との比較ではむしろ割安だと思っています。
↓詳細はこちらを参照してください。
https://minkara.carview.co.jp/userid/157928/blog/44306578/

故障経験