マツダ ロードスター 「人生に華を添える相棒」のユーザーレビュー

人生に華を添える相棒

2020.4.17

総評

★★★★★この価格でこの車に乗れることに感謝。
はたから見れば2人しか乗れない、荷物は積めない、乗降性は悪い我慢の車に映るでしょうが、これほど贅沢な車はそうあるものではない。いつもロードスターのことを考えてしまう罪つくりな車。それまでの生き方や価値観までも揺さぶる偉大な車です。

満足している点

訳あって２台目のND（事故代替えではないよ。初代NAJリミテッドも所有してた）
とにかく運転して楽しい、ドキドキ、ワクワク。
日常をはなれた特別の時間と空間に浸れる。
必要十分のパワー、小気味良いシフトフィール、心躍るエキゾースト、快適な乗り心地、意のまま(以上）に操れるハンドリング等々この車でなければ体験できない世界がある。

不満な点

この車の全てのオーナーが感じるタイヤとフェンダーの過大なクリアランス。
カタログのようにはならないのかね。まさかチェーン装着を考慮している？それともコストとハンドリング、乗り心地の妥協点なの？でもダブルウィッシュボーンとマルチリンクだよね。
ローフォルム入れて対応したけど。

マツコネ、特にナビゲーションの使い勝手が悪すぎ。

ドライバーより前方に収納スペースが皆無。

デザイン

5

このサイズでこの抑揚あるフォルム、存在感、名だたるスーパースポーツを前にしても決して引けを取らないマツダ渾身のデザイン

走行性能

5

低速からトルクフルなエンジンと小気味いいのに扱いやすいミッションのおかげでストレスフリー。低めのギアで2～3000回転も回っていれば、心地よいエキゾーストサウンドと低い着座位置のおかげで、普通車+20Km/ｈの体感スピードをいつでも体感できる。（だから飛ばさなくても楽しい）
１台目は2015年モデルでしたが、今回の２台目はマイナー後の18年モデル。ボディー剛性が上がり、低速時の軽く曖昧なステアフィールが改善されて落ち着いた兄貴分になった感じ。でも未完成でヤンチャな初期モデルもあれはあれでよかったな～

乗り心地

5

マツダの技術者、テスターの想い（色々な意味で）が詰まったサスペンションセッティング。強靭なボディーとしなやかな足回りがもたらす下手なサルーン顔負けの快適な乗り心地、それでいてワインディングロードでは水を得た魚の如きのコーナーリング。中高速域でのコーナーでは多少不満もあるが、すべてを丸く収められるわけではないので、これでよし。

積載性

2

トランクスペースはそこそこあるが、室内はほぼ無いに等しい。でも多少の我慢はこの車にとってはアバタもエクボになる。

燃費

5

高速、ワイディング主体で17Km/Lくらい　心と財布に優しい車です。

価格

5

私に言わせればバーゲンプライス。欧州車だったら4～500万円のプライスがついても不思議ではない。だって全てが専用設計ですもの。

故障経験

未経験。
オープンにしていた方が快適で、この車の良さが光る。クローズにすると車外の騒音がこもるし、幌の建付けからくるキシミ音も気になる。
基本オープンで走っています。だから雨の日は走りません。