マツダ ロードスター 「僕の私のロードスター」のユーザーレビュー

僕の私のロードスター

2018.9.2

総評

助手の鮎氏がオープンカー未経験であり、二人だけでは乗せてもらえないので一人ずつ乗りました。私は屋根のない車は数年前ルノーウインドをレンタカーで借りて以来。そして人馬一体という意味がちょっとわかった。もちろん全てではないけど。車と息を合わせ、前に進む、交差点を曲がる、ひとつひとつの動きに車との対話を楽しむ。背伸びせず、自分のペースで思うまま力を抜いて気分良く走る。これに尽きる。絶対的なスピードなんかこの気持ち良さからすればどうでもよくなる。遅くても速くても気持ちいいんだから。
それと、巷でオープンカーを見かけると、「暑いのによく屋根開けてるなぁ。」なんて思うが、実はたいしたことはない。外からの風と、普通にクーラーの冷風を顔か腕あたりに当ててれば、「思ったほどではない」ってことがわかった。もちろん日焼け対策が〜、ってことはあるだろうが、快適とか不快とかであれば「別になんてことはない」だった。そう考えれば、あとは楽しさが上乗せされればもう何も言うことはないわけだ。「なんとなく」「今日は」「ちょっとどこかへ」そういう気分で出かけられる。目的地があろうがなかろうが季節を感じ、風を感じながら一緒に出かけたくなる。これは「相棒」と呼べる車なのである。そりゃあ長年ファンもいるわけだ。

満足している点

とりあえずドラポジ最高。あるべきものが、あるべき位置に。私の身長でもステアリング、ペダル類は適切な位置に落ち着きました。何は無くともオープンの開放感。車の中にいるのに気分は外。風を感じながら走るというのは清々しいもんです。あと当然ですが前後左右の視界が良い。そりゃなんもないからね。さすがは走るための車。足回りも硬くなく、どちらかというと優しいアタリ。軽さが武器なので固めなくてもしなやかさが出せるのは良い、というところでしょうか。

不満な点

まぁ、狭いってことぐらい。ロードスターを買うにはそれなりに覚悟が必要。でもそれさえクリアしてしまえば楽しい日々のはじまりはじまり。
・２シーター
・座席を倒して休憩不可
・限りあるラゲッジ
・少しばかり注目を集めること
・実用的に考えれば高い価格。
あとは純正のシートですかねぇ。もうちょっと姿勢を支えてくれるほうが良いと思いました。そういう人はオプションのレカロをどうぞ。

デザイン

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走行性能

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どこにでも書いてることですが、爆発的なパワーはなく、NAのトルクと自然な吹け上がり。１ｔ前後の重量で全体のバランスからすれば「ちょいどいい」。また、パンフによればディフォルトで軽量フライホイールが装備されているため、タコメーターが軽々と回る。たいしたスピードでなくても爽快感のあるフィーリング。オープンにしていると排気音が思ったより遠くに聞こえ、けっこう加速しても過度な主張はせず心地よく耳に入ってくる。崖とか建物の反射音があれば更に良さそう。幌を閉めると聞こえなくなるそうで、静かだと助手の鮎氏が言ってました（私は開けっ放しだったので知らない）ブレーキもとくに強力なわけでも効きが弱いわけでもなく「ちょうどいい」調べてみればフロントリア１ピストンなんですね。これも軽さのなせる技か。

乗り心地

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決して「乗り心地が良い」わけではありません。スポーツカーですから。でも普通に乗って出かけることが可能な乗り心地です。「不快」と思うことはないでしょう。乗ってたらそれ以外の感覚のほうが強いし。軽量化のためハンモック形状にしたシートは、私はちょっと向いてません。ちょっと埋もれる感じがするので個人的にはしっかりした骨とウレタンスポンジのシートが好み。ちなみにシートリフターはなく、太ももの高さだけを調節できるダイヤルがついてます。とりあえずドラポジは研究され尽くした感がある。気になるオルガンペダルは快適です。でもヒールアンドトゥちょっとやりづらいかも。吊り下げ式は奥に行くけどオルガンは下に行くんですよね。シフトフィールは思ったほど硬くなく、ショートストロークで、つきなみですが「手首の返しで」というやつ。もっとカッチリしてるかと思ったがそうでもない。シビアさはなく気を使わずスコッと入る感じ。すべてにおいて、肩の力を抜いて、気ままに走ってくださいという演出と味付けと言うことでしょう。

積載性

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まぁ、２シーターですからね。ハッチバックやらワゴンからすれば僅かです。いや、実際にチェックするの忘れてたんですけどね。

燃費

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わかりませんー。

価格

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故障経験

試乗なのでなし。