マツダ ロードスター 「初ＭＴ」のユーザーレビュー

初ＭＴ

2018.4.13

総評

とても乗りやすい車だと思います。
基本がよくできているクルマは乗っていて飽きない。
興味のある人は乗れる環境にある内に乗っておくといいかもです。

夫婦揃ってパワー厨で知られる元ＴｏｐＧｅａｒのジェレミー・クラークソンに「このクルマを買うことで得られる楽しさは、フェラーリ４３０スパイダーと全く同じものだ」とさえ言わしめました。

荷物も人も乗り、維持費も比較的安く、屋根を開ければ非日常を味わえる。理想的なスポーツカーです。

でも残念ながら、ちょ～っとだけ人を選ぶのでこの評価で。

満足している点

・運転していてシンプルに楽しい。
・クローズ時のクーペスタイル。ブラックチューンドならではの２トーンがスタイリッシュでイケてる。
もしかしたらオープン時より気に入ってるかも。
・ＲＨＴユニット収納部とトランクは別なので結構物が乗る。
・意外と維持費が安い（スポ車なのに車両保険が安いこと！皆さん大切に乗られてるんですね）

不満な点

・意外と純正ビルのサスペンションストロークが多い。
・走行中にサンバイザー裏のトルクスネジが緩んでガタガタいい始める。
・ナビ等の電子機器を取り付ける際、配線を収納するスペースがあまりにも少なくて大変。
・シート座面のヒップポイントがやたら深かったり、テレスコが無かったりetc...ドライビングポジションが中々定まらない（今でも時折修正してます）
・履ける１６インチの選択肢が少なすぎる（個人的にこれが一番不満な点。せめてＲＰＦ１ぐらい履かせてくださいよ・・・）

デザイン

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走行性能

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・パワー感
１７０ＰＳだけあって踏めば踏んだだけ速いです。
コーナーの立ち上がり加速も申し分ありませんし、高速でもグイグイ加速します。

・操作性（ここではハンドリングについて）
ステアを切った瞬間から車体が曲がり始めます。
小ぶりなコーナーが幾つも並ぶ峠道で、コーナーの頂点にノーズを向けながら走ると、まるで車と踊っているかのような気分でテンポよく、気持ちよく走れます。

そしてこのＲＨＴの隠れた特徴として、オープン時とクローズ時でハンドリングの荷重移動感覚が若干変わります。

オープン時は重心が少し下がるので、荷重移動がクローズ時よりクイックに。
より「オン・ザ・レール」感が増します。

・扱いやすさ（運転中の操作感について）
いつぞやのブログでもボヤきましたが、クラッチペダルが右寄りなため、慣れるまでは靴の左側をフットレストに擦りつける羽目になります。

後はクラッチミートポイントが結構奥にあるので、人によっては繋げにくいと感じるかもしれません。
（友人のエボ乗りには不評でした）

乗り心地

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スポーツカーにしては柔い方・・・なのかな？
でも他の普通車と比べると、そこそこ固く引き締まってる印象です。
固すぎず、柔すぎず。

しかしひとつだけ気になる点が。
それは意外とサスペンションのストロークが多いこと。
高低差のある道路を走った時やバンプを踏んだ時に結構揺さぶられる気がします。

積載性

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少なくともトランクに１６インチ８Ｊホイールが二本乗ります。

流石に１７インチはダメでした。

燃費

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カタログ燃費は１１．８（10･15モード ）

運転次第でこれを上回る燃費を出すことも可能です。

街中でも５～６速多用で最高１２をマークしました。
最低でも１１を下回ったことはまだありません。

流石にＮＤには敵いませんが、割と良い方なんじゃないですかね。

価格

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故障経験

ＲＨＴ開口部の異音がどうしても出てきます。
動くパーツが多いので、ソフトトップ以上に増し締め・グリスアップは必須ですね。

後は年式的にガタが出てきても良いころ（Ｈ２３年式）なので、Ｄにメンテを催促される前に自分から行くぐらいの心構えがあれば大丈夫だと思います。