マツダ ロードスター 「主にNBと比較して」のユーザーレビュー

主にNBと比較して

2018.2.27

総評

私は満足してます。

身も蓋も無いですが、求めている人にはベストバイなクルマだと思います。

というのも、そもそも2人乗りなので用途が限られますし、載せられる荷物の大きさも限られ載せ方も工夫が求められますので、そうした実用的側面をクルマに求めない人にとってのベストバイだ考えています。

理由は
・現行車種では希少な専用ボディが与えられたオープンカーであること
・パワーやボディサイズに過剰さが無く、操る楽しみに応えるだけの余剰を残しているのみであること
・輸入車と比べて本体価格も現実的で、燃費がコンパクトカー並みで経済的であること
・数日の宿泊に耐える積載性を備えていること
・国産であり全国にサービス網が行き届いていること
・美しいこと
です。

「人生を愉しむクルマ」としてアリな選択肢だと思います。


しかし高性能車からの乗り換えだと、走行性能がもの足りないかも...
我慢して乗るくらいなら、（例え中古でも）ポルシェのボクスターとかに行った方が幸せになれるかもしれませんね。

満足している点

走行性能、静粛性、快適性など全域でNBを超えています。

まず走行性能。
0km/hから巡航速度までの加速でNBでは感じた息継ぎ感が無く滑らかに加速していく感じがします。
ただ、NBと比べた時ですので他の車種からの乗り換えだとものあたりない感じがするかもしれません。

つぎに静粛性。
全身で感じる音としては、ビビリ音が減り、路面の凸凹で車体がバインバインすることもなく非常に安定していますし、鼓膜に届く雑音もわずかな風切り音くらいになっていて、技術の進化を感じます。
レースベースのNR-Aですが、年季の入ったNBと比べると雲泥の差です。
アイドリング時の回転数もNBでは約900rpmでしたがNDでは約750rpmになっていて静かです。
これならば、同乗者と大声で話さなくても大丈夫だと思います笑

最後に快適性。
車体の保温性能が高まっているように感じます。
真冬でもクローズなら暖房は強さ中くらい、最弱風量で十分です。
停車時、暖房を切ってもしばらくはエンジン熱が上がってくるためかかなり暖かかったです。
これならば春先からの車中泊も可能かもしれません。

その他、ルームミラーの防眩レバーの動きが軽くなっていたり、パワーウィンドウのスイッチが夜になると光ったり、LEDヘッドライトがびっくりするほど明るいことなど、快適性・安全性の質は高まっています。
また、内装もバラしやすいです。

不満な点

トランクが閉まりにくいです。
ダンパーがついたためか、上から叩きつけるように締めないと、半開きになってしまいます。

純正ETCの取り付け位置が助手席の後ろ側で謎です。
僕はみんカラの先輩たちを見習って、DIYでコンソールの収納の中に取り付けました。
ディーラーの営業さんに素晴らしいアイデアと褒められました笑

左足のフッドレストの位置がやや手前に感じます。
というかアクセルが奥すぎるのかもしれません。
これはみんカラの先輩たちが施工している厚底アクセルペダルにすると改善されるかもしれません。

デザイン

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走行性能

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ほとんど満足しています。
しかし全体的にハイギヤードです。
6速は速度維持用で加速しません。

5速のNBからの乗り換えだと、ギア比の違いに少し戸惑うかもしれません。
特に5速、6速は郊外の幹線道路を走っている時でも立体交差の登りなどでこまめに切り替える必要がありそうです。
例えば、上り勾配で前車が加速した時、そのとき入れているギアから加速するのに1速落としてあげる必要がありそうです。
NBだとじんわり粘って加速してくれる感がありましたが、NDだと少しきついかもしれません。
気持ちよく走るにはこまめなシフトはこれまで以上に求められると考えた方が良いと思います。

乗り心地

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満足しています。
細かな凹凸も拾いますが不快感は感じないためです。

荒れた路面を高速で走るとき、NBは例えるならスポンジの先に鉄板というようにあるところまではふわりとしていて、それ以上はリジットな感じでした（もうサスがヘタっていたのかなぁ）。

納車されたばかりのND（NR-A）はゴム板の上にいるような感じで、あまり動きを感じません。
路面のゴツゴツやコツコツは細かく拾います。
たぶん5000kmくらい走ると馴染んできて乗り心地が変化していくと思いますので、今から楽しみです。

積載性

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満足しています。
一人暮らしの男には十分な容量が確保されているためです。

トランクは容量確保のためか、とてもいびつな形をしています。
床面がフラットではないので、くぼみの大きさに合わせた積み方の工夫が必要になるかもしれません。
また、角の方に床面と高低差のついた三角形のスペースがあり、有効に活用するためにはバイク用のネットを設置するなどユーザーによる工夫が必要かもしれません。
この点、みんカラの先輩たちの工夫が非常に役に立ちます。

なんでもかんでも最初から使いやすいように用意されているとは考えない方が良いと思います。
ただ、工夫するための「のりしろ」は用意されていると思います。
自分の用途に合わせて工夫することを楽しめると、きっとこのクルマの楽しみも広がると思います。

燃費

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価格

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故障経験