マツダ ユーノス500 「「小型高級車」という有りそうでなかったコ...」のユーザーレビュー

「小型高級車」という有りそうでなかったコ...

2003.1.13

総評

「小型高級車」という有りそうでなかったコンセプトを我々に提示したが高品質と引き換えに、やや高めに設定された価格と従来のブランドイメージが災いしてか、販売面ではエセ高級車に対抗できず。というより、当時の３ナンバー大型車ブームに抵抗しきれなかった。
今、国産高級大型車を売却してジャストザイズの輸入車に乗り換える層の存在を考えると登場が10年早かったか。
多チャンネル化によりシャーシーを共有してる多くの兄弟車が存在することだけで、評論家から不当な評価を受けたが、最近の世界的な業界再編が進んでいる現況からは、今となっては微笑ましい話である。
ハードについては隔世の感は否めないが、わかったような、わからないイメージだけで輸入車を選んで、また壊れたと信頼性を嘆くぐらいなら、これを中古で購入して再生していく方がもっとおしゃれだと思うが。
あっ、でもこのクルマもマイナートラブルがありますので。

満足している点

完璧というべきエクステリアデザイン。アルファロメオはおろか、マツダ自身もこれを超えるデザインを未だ提示できていない。まさに、４ドアセダン・デザインのメートル原器であり、当時の到達点。
繊細かつスムーズに吹けあがる、世界最高峰のＶ６、KF-ZEエンジン。
某評論家にして「シルキー６よりシルキー」と言わしめた。事実とは違うが、ポルシェが開発に携わった等という風評まで流れた。
ハイレフコートによる塗装等、当時のサイズだけ肥大化した４ドアセダン群を遥か彼方に追いやる高品質とジャストサイズの５ナンバー枠を維持。

不満な点

エンジンだけなら10点満点だが、FFフロントヘビーのレイアウトで、なおかつ、強引にスポーティに仕立てようとした足回りのセッテングにやや問題有り。
操作性等は評価できるが、エクステリアに比べて、凡庸な内装。
これだけのデザインと制限の中で最大限の居住性は確保したが、パッケージングや実用性において矛盾を生じている部分はある。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験