マセラティ ギブリ 「うーむ…。」のユーザーレビュー

うーむ…。

2021.11.8

総評

愛車を一年点検に出しに行った時にマセラティギブリトロフェオに試乗させて頂きました！
いやー、気になってたんですよこの車。
聞くと昨日卸したばかりのド新車で200キロも走ってませんでした。
見た目はボンネットに穴が開いていて、赤のアクセントが所々に有るくらいで、他は殆んどグランスポーツと一緒に見えました。
試乗車は黒だったのでボンネットの穴も目立たないので差別化って意味ではアピール不足ですがそもそも素のギブリとギブリSの違いも後ろのSって小さなバッジだけなのでワザとなのかな？
乗ってみると加速は流石に速やくなっとりました。
一昔前のスーパーカー級ですね。
ノーマルで感じる車重の重さから来ると思われる出足のモッサリ感は払拭されてました。
でも、この間試乗させて頂いたアストンマーチンヴァンテージの方が速かった気がするなぁ？
エンジンスペック的にはギブリが圧倒している筈ですが、ギヤ比の違いとかも有るのかもしれませんが多分根本的に車体が重過ぎるんでしょうね。
が、それでもこのパワーに対しては流石に足が柔すぎる…。
この足はノーマルと変わらないくらいなのでは？
エンジンをV8にして前が重くなったせいか、とにかくステアリング切った時のフロントの足の動きが柔らかく感じ、ロールが速い上にロール量も多いので姿勢変化が大きく車体が落ち着かない感じがしました。
当初の設計より遥かに重くて強力なエンジンを載せたせいで全体のバランスが崩れてしまったのでしょうか？
ステアリングの応答性は相変わらす良いし、ブレーキの初期制動力も結構有りますが…。
これだけパワー出してるんで、ギブリSに比べりゃ、当然速いこたぁ、速いんですがバランス崩れたせいか楽しめるかどうかはもっと走り込んで車に慣れてみないと分かんないなぁ？
これで1,800万円？ 1,900万円？
エンジンがV6からV8に変わったとはいえ殆んどそれだけの変更では…。
これだけのパワーを与えるなら元々容量の小さいブレーキのアップデートは必須で、足回りの強化は勿論、軽量化までメニューに入れてこそ妥当な価格設定になるのではないでしょうか？
足回りの強化は実際のところやってるのかやってないのか分かりませんが少なくとも不足してるのではないかと感じました。
マセラティは好きなメーカーなので頑張って欲しいのですが、何かマセラティの苦しい台所事情が垣間見える様な気がする1台でした。
マセラティの台所事情のホントの処とか知らんけど。

※後でネットで記事見たらブレーキはカーボンになってるって書いてありました。
オプションに設定されてるのかな？
とにかく過大なパワーとやたらと重いボディーの車で、ギブリSでさえ飛ばす時は、何時もブレーキを気にする様な走りをしなければならない車なので、本当にカーボンブレーキの設定が有るならそれだけでも随分印象が変わるかもですね。
まぁ、あくまでも個人的な感想なので気になる方は是非、一度試乗してみてください。
これは初めて乗る車で知らない道を2～3キロ走る程度の試乗に重さ2トン、580馬力のFR車の安全デバイスが全てOFFになるトラックモードとか試したくないなぁと思う程度の一般的なスキルのドライバーとしての感想です。
高笑いしながら片手でドリフト出来るような御方なら、漢らしい痛快な車ジャマイカ！と思われるかも知れません。

何時も、好き放題書いてるのでまた嫌われるかな…。(笑)

満足している点

パワー、ハンドリング、カッコ。

不満な点

ブレーキがノーマルのままだったのはいただけない。

デザイン

4

殆んど変わんないと思いました。

走行性能

3

パワフルにはなってましたが…。

乗り心地

3

このパワーに比してこの足廻りはどうなのか？

積載性

3

そこは変わらんよね。

燃費

3

誰も期待してないと思いますよ。

価格

3

気にしたら負け！

故障経験

試乗しただけなので…。