リンカーン コンチネンタル のみんなの質問

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現車のコンチネンタルスポーツコンタクト245-45-17:95Y.XL
が磨耗が進み交換を検討しています。前車より多少足回りがフワフワしますので、タイヤ選定でもう少ししっかりさせようと、素人考えからロードインデックスを

95XL→99XLにすればサイドヲールのしっかり感が増すのでは?と思い至っています。ディーラメカニックからコンチネンタルは、サイドが軟らかくホイール装着が容易だとも聞いています。
サスペンションや扁平率をさわるのが、正しい道とは理解していますが、タイヤの耐荷重変更でサイド強度が増しハンドリングが良くなるものでしょうか。
今のところダンロップSPMXX+50:245-45-17:99Y
:XLを考えて居ます。

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ベストアンサーに選ばれた回答

回答を正確にご理解いただくために、タイヤ全般のお話から入ります。すでにご存じの内容も含まれると存じますが、是非お読みいただけましたら幸いです。

■ タイヤの工業規格

タイヤの工業規格は、世界的に以下の3つの規格が主流となっています。
・欧州 =ETRTO規格
・米国 =TRA規格
・日本 =JATMA規格
特に、ミシュラン(仏)やピレリ(伊)やコンチネンタル(独)を生んだ欧州の「ETRTO(エトルト)規格」が世界の中心です。日本やアメリカのタイヤメーカーは、欧州ETRTOの参加メンバーとなっており、ETRTOの規格に対応しています。欧州ETRTO規格には「ETRTO STD(スタンダード)規格」と、「ETRTO RENF(レインフォースド)規格」があります。日本のタイヤは「JATMA規格」で、これは「ETRTO STD規格」とほぼ同様ですが、超偏平サイズに関してのみ「ETRTO RENF規格」を採用しています。つまり、コンチネンタルは欧州なので「ETRTO STD規格」と「ETRTO RENF規格」を採用し、ダンロップ(住友ゴムのライセンス)は日本なので「JATMA規格」と「ETRTO RENF規格」を採用しているわけですね。

現在履いている コンチスポーツコンタクトは「245/45R17 95Y」であり、これは「ETRTO STD規格」の「スタンダードタイヤ」です。一方、DUNLOP SPORT MAXXの「245/45R17 99Y XL」というサイズは「ETRTO RENF(レインフォースド)規格」で「レインフォースドタイヤ(=エクストラロードタイヤ)」というものになります。両者規格が異なるためロードインデックスも異なっており、空気圧の設定も異なります。

■ ロードインデックス

ロードインデックス(以下「LI」とします)は、タイヤの負荷能力(耐荷重性能)を表す指標です。タイヤ内の空気容量が大きいタイヤほど、より高い負荷能力を持つため、LIも高い値が割り振られています。例えば、以下の4サイズのタイヤについて、タイヤ内の空気容量とLIの大小との関係が一致していることをご確認いただけると思います。

A 245/45R17 95 外径652mm
B 245/35R19 89 外径654mm
C 235/45R17 93 外径634mm
D 265/65R17 112 外径776mm
注)上記は全て「スタンダードタイヤ」

上記、AからBへの交換はインチアップにあたり、タイヤ幅もタイヤ外径もほぼ同じなのですが、LIは95から89に6ポイントも落ちてしまいます。理由はインチアップによってホイールの体積が増える代わりにタイヤ内の空気容量が減ってしまうためです。低下した負荷能力は空気圧を高めることによって補うことができますが、「スタンダードタイヤ」では240~250kPaの空気圧までしか負荷能力を保証されません。そこで、タイヤメーカーではより高い空気圧を入れることで、高い負荷能力を得られる「レインフォースドタイヤ」(=エクストラロードタイヤ)を低い偏平率のサイズに限り設定しています。こちらは「ETRTO RENF規格」に則り290kPaの空気圧まで負荷能力を保証します。但し、スタンダードタイヤと同じ負荷能力を得るには、より高い空気圧にする必要があります。しかし空気圧を高くすると、乗り心地が硬くなり接地面積も減りやすくなります。なので、純正タイヤにはレインフォースドタイヤを採用するケースはあまりありません。基本的にはインチアップをして低下した負荷能力を補うために設けられたものだと考えてください。スタンダードタイヤからレインフォースドタイヤに交換すると同じサイズでもLIは以下のように4ポイント上がります。

・スタンダードタイヤ→ 245/45R17 95
・レインフォースドタイヤ→ 245/45R17 99XL

■ LIと運動性能の関係

スポーツ性能を重視したサーキットスペックのタイヤ銘柄については、各メーカーともに、極力レインフォースドタイヤではなくスタンダードタイヤを設定します。その方がより低い空気圧で高い負荷能力を得られるため、跳ねにくく、接地面積も増やせて、偏摩耗も減らせるからです。以下、245/45R17の場合、サーキットスペックのタイヤはLI=95(スタンダードタイヤ)であるのに対して、一般銘柄はLI=99XL(レインフォースドタイヤ)が設定されているのをご確認いただけると思います。★印がサーキットスペックの銘柄です。

<ヨコハマ ADVAN NEOVA AD08R★>
→ 245/45R17 95W
<ヨコハマ BluEarth-A AE50>
→ 245/45R17 99W XL
<BS POTENZA RE71R★>
→ 245/45R17 95W
<BS PLAYZ PX>
→ 245/45R17 99W XL
<DUNLOP DIREZZA Z2★>
→ 245/45R17 95W
<DUNLOP SP SAPORT MAXX 050+>
→ 245/45ZR17 99Y
<Conti Sport Contact 5★>
→225/45R17 95W
→225/45R17 95Y
<Conti Sure Contact RX>
→225/45R17 99Y

上記のとおり、サーキットスペックのスポーツタイヤほどスタンダードタイヤが採用されています。但し、ミシュラン PILOT SPORT系などはこのサイズですと 「245/45R17 99」とレインフォースドタイヤ なので、こちらの選択肢もあるとは思います。

気になるのは、Conti Sport Contactのどの品番かにもよりますが、この銘柄は全般的にかなりスポーツ性能は高評価です。かなり最先端ですね。最先端というのはスポーツ性能とコンフォート性能という相反する機能が両立されているということです。そのコンフォートな一面がフワフワに感じるのかもしれませんね。DUNLOP SPORT MAXXやADVAN SPORTも似たタイプのタイヤです。なので、一度、POTENZA RE71RやDIREZZA Z2等の走り屋仕様の銘柄をお試しになってみてはどうかと思います。やや騒音は大きく燃費が悪く寿命は短いのですが、確実にタイヤ剛性は高まります。さらにインチアップをすると確実にフワフワ感は軽減します。それでもフワフワに感じるならば、次はサスペンションが不満の原因と特定できます。

■ サイドウォールの固さ

確かにサイドウォールが硬いと、ステアリングの初期応答性が高まり、クイックな挙動を示す傾向にあります。しかし、レインフォースドタイヤに変えたところで、サイドウォールが硬くなるわけではありません。より高い空気圧で接地性が高まるように設計されているだけです。空気圧が高まると乗り心地が悪くなるので、その緩和のためにむしろサイドウォールは柔らかく設計している銘柄もあるくらいです。

ランフラットタイヤ(RFT)は別ですが、最新のタイヤテクノロジーでは、むしろサイドウォールは柔らかくする傾向にあります。例えば、コーナリング時にはタイヤの温度が上がりますが、これは摩擦のエネルギーが熱に変換されているからです。走行中の抵抗が熱となるので、この熱の発生を抑えることがエネルギーロスを防ぐことになります。サイドウォールを柔らかくすることで、走行中の発熱を抑制する働きがあり、かつ乗り心地もよくすることができます。それでもクイックな応答性が損なわれないような設計が今の時代のタイヤテクノロジーとのことです。コンチネンタルなどはこのあたりをよく研究しています。

余談もあり長くなり失礼いたしましたが、是非色々とお試しになってみてはどうかと思います。サスペンションが原因の場合は、ショックとブッシュの見直しでかなり改善されると思います。なにかご不明な点などありましたら、追加でご質問いただけましたら幸いです。

質問者からのお礼コメント

2017.9.19 19:52

本当に知恵袋で目から鱗です。
タイヤメーカーの資料を調べても、疑問にヒットしませんでした。
60歳半ばで試乗もせずTT8Sを走らせていますが、ウーンちょっと違うで、前車シロッコRの足が懐かしくて辿ってしまいます。
まず、インチアップしポテンザを選択します。後、10年ドライブ楽しめるか?の年齢ですが、常に若くやって行きたいと思う所です。
御丁寧な解説に感謝します。

その他の回答 (2件)

  • タイヤは空気圧でサイドウォールの剛性は高くなるのでサイドが柔らかいから足回りがフワフワするということはありません。それはタイヤ以外の問題なので変えたからといって解決しません。コンチネンタルスポーツコンタクトはバリバリのスポーツカーに純正採用されるようなタイヤなのでそれが原因でフワフワとかは絶対無いです。

  • 前車より多少足回りがフワフワしますので、タイヤ選定でもう少ししっかりさせようと

    タイヤ
    編摩耗が起きていいる場合は

    車両サスペンションの
    トー角
    キャンバー角
    などを狂いを疑います

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