現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > ベントレー・バカラル後継の超限定モデル W12エンジン搭載 2023年頃発売か

ここから本文です

ベントレー・バカラル後継の超限定モデル W12エンジン搭載 2023年頃発売か

掲載 7
ベントレー・バカラル後継の超限定モデル W12エンジン搭載 2023年頃発売か

6.0L W12エンジン搭載の高性能クーペ

ベントレーは、コーチビルディング部門のマリナーによる特注モデル第2弾の開発を進めている。これは、歴史あるW12エンジンを称えるとともに、ベントレー初の純EVモデルのデザインを予見するものだ。

【画像】コーチビルド第2弾はどんなクルマ?【バカラルやコンチネンタルGTを写真で見る】 全92枚

フォルクスワーゲン・グループの6.0L W12エンジンは、アウディ、フォルクスワーゲン、ベントレーのフラッグシップモデルで使用され、今年で誕生20年を迎えた。現在はベントレーでのみ使用されているが、完全電動化のため、次のマリナー車の発売後まもなく引退する見込みだ。

ベントレーの関係者によると、この新型車はコンチネンタルGTクーペをベースとし(先のバカラルはコンバーチブルをベースとしていた)、特注のスタイリング、独自の駆動システム、高度なパーソナライズを特徴とするという。マリナーとベントレーの関係が始まってから80年目となる2023年に完成品を発表する予定だ。

150万ポンド(2億3000万円)のバカラルは12台すべてが完成前に完売するなど、オーダーメイドに対する強い需要を受けて、ハードトップの後継モデルでは生産台数を25台に増やす計画。価格はバカラルを上回ると思われ、ベントレーの製品群でも特に高価なものとなるだろう。

パワートレインはターボチャージャー付き12気筒エンジンの強化版で、バカラルやコンチネンタルGTスピードと同じチューニングが施されると考えられる。最高出力660ps、最大トルク90kg-mを発揮して、静止状態から4秒以内に100km/hまで加速し、最高速度は320km/hを超えると予想される。

シャシー構成はコンチネンタルGTスピードのものを引き継ぐだろう。同モデルでは、ハードなサスペンション、改良された4輪操舵システム、直径440mmのカーボンセラミック・ブレーキディスク、リアの電子ディファレンシャルによって、標準のコンチネンタルよりもダイナミックな性能を誇っている。

マリナー独自の独創的なデザイン

レンダリング画像にあるように、バカラルの後継モデルは、量産される標準ラインナップとは一線を画すために、抜本的なスタイリングの見直しが行われるはずだ。2019年に発表されたサステナビリティ重視のコンセプト「EXP 100 GT」の要素を取り入れつつ、ブランド初の純EVとして独自のデザイン要素を組み合わせると思われる。

シャープでアグレッシブなフロントエンドが特徴的で、ベントレーのトレードマークであるグリルデザインの新解釈、スリムなヘッドライト、角張ったエアインテークが採用される見込みだ。

開発の指揮を執るのは、元アウディのデザイナーであるアンドレアス・ミント。彼は、アウディがベントレーブランドを完全管理下に置き、両ブランド間の相乗効果を高める一環として今年初めにデザイン責任者に任命された。

アウディ在籍時のデザインで最も注目を集めたのは、同社初の量産型EV、eトロン(SUV)だった。そんなミントは、ベントレーにとって全くの新参者というわけではない。1999年に発表されたコンセプト「ユーノディエール」のエクステリアを担当し、後のブガッティ・ヴェイロンに大きな影響を与えたのだ。

マリナー第2弾では、ベントレーのデザインを抜本的に見直すことで、バカラルで示した持続可能性とエクスクルーシブなテーマに沿って奇抜なインテリアに仕上げるだろう。ラップアラウンド型のダッシュボードを採用し、後部座席を廃止して、5500年の歴史を持つ英国のリバーウッド、スコットランドのツイード、天然ウールなどの独自の素材で縁取られるのだ。

こんな記事も読まれています

[Pro Shop インストール・レビュー]レクサス RX450h(関克敏さん)by AUDIO.VISUAL.SECURITY FIST 後編
[Pro Shop インストール・レビュー]レクサス RX450h(関克敏さん)by AUDIO.VISUAL.SECURITY FIST 後編
レスポンス
もう完全に打倒サイバートラックじゃん!!  BYD初のピックアップ[新型シャーク]絶対カッコいいぞマジ!!  でも発表はお預けに【北京ショー】
もう完全に打倒サイバートラックじゃん!!  BYD初のピックアップ[新型シャーク]絶対カッコいいぞマジ!!  でも発表はお預けに【北京ショー】
ベストカーWeb
アルファロメオのジュリアとステヴィオに限定車41台を販売開始。メーカー保証2年延長プランが無料で
アルファロメオのジュリアとステヴィオに限定車41台を販売開始。メーカー保証2年延長プランが無料で
Auto Prove
1950年代のアメ車も現役!「スーパーアメリカンガレージ朝霞の森 2024」イベントレポート
1950年代のアメ車も現役!「スーパーアメリカンガレージ朝霞の森 2024」イベントレポート
外車王SOKEN
中上貴晶、トップから1秒以内のホンダ最上位「1分36秒台には満足。とても重要な一歩を踏み出せた」/第4戦スペインGP 初日
中上貴晶、トップから1秒以内のホンダ最上位「1分36秒台には満足。とても重要な一歩を踏み出せた」/第4戦スペインGP 初日
AUTOSPORT web
GW初日 大規模な混雑はじまる! 東名・新東名では午前中から夕方まで渋滞【4月27日の渋滞予測】
GW初日 大規模な混雑はじまる! 東名・新東名では午前中から夕方まで渋滞【4月27日の渋滞予測】
乗りものニュース
逃げられる気がしない!ド迫力のハーレー製白バイがGWにもてぎで緊急走行へ!
逃げられる気がしない!ド迫力のハーレー製白バイがGWにもてぎで緊急走行へ!
バイクのニュース
トヨタの「次期型エスティマ」!? 結構ビッグな斬新「タマゴ型ミニバン」! ぐるぐる回る「シート」搭載の「FCR」とは
トヨタの「次期型エスティマ」!? 結構ビッグな斬新「タマゴ型ミニバン」! ぐるぐる回る「シート」搭載の「FCR」とは
くるまのニュース
リカルド、F1のシートを心配するような余計なプレッシャーはないと明言「結果を出せる状況にしようとしている」
リカルド、F1のシートを心配するような余計なプレッシャーはないと明言「結果を出せる状況にしようとしている」
AUTOSPORT web
世界3位のスマホメーカー「シャオミー」がクルマ界にかけた殴り込みの衝撃
世界3位のスマホメーカー「シャオミー」がクルマ界にかけた殴り込みの衝撃
ベストカーWeb
「いつかはクラウン」に「ケンとメリー」懐かしのクルマのキャッチコピー8選。となりのクルマが小さく見えるのは?
「いつかはクラウン」に「ケンとメリー」懐かしのクルマのキャッチコピー8選。となりのクルマが小さく見えるのは?
Auto Messe Web
信号のない交差点で鉢合わせ……ってドッチ優先か迷ってない? 左方からくる車両を妨害すると道交法違反になる!
信号のない交差点で鉢合わせ……ってドッチ優先か迷ってない? 左方からくる車両を妨害すると道交法違反になる!
WEB CARTOP
F1オーストラリアGPのスチュワードを務めたハーバート、アロンソへのペナルティをめぐり「殺害予告を受けた」と明かす
F1オーストラリアGPのスチュワードを務めたハーバート、アロンソへのペナルティをめぐり「殺害予告を受けた」と明かす
AUTOSPORT web
元チームメイトのマルケスと接触、ジョアン・ミルはペナルティが「アンフェア」と怒り
元チームメイトのマルケスと接触、ジョアン・ミルはペナルティが「アンフェア」と怒り
motorsport.com 日本版
横浜ゴムの「ADVAN Sport V107」がBMW X7&XMの新車装着タイヤに採用
横浜ゴムの「ADVAN Sport V107」がBMW X7&XMの新車装着タイヤに採用
レスポンス
マツダ新型「和製スポーツカー」市販化へ! ロータリー搭載の「アイコニックSP」実際欲しい? 美しすぎる“デザイン”が評判に
マツダ新型「和製スポーツカー」市販化へ! ロータリー搭載の「アイコニックSP」実際欲しい? 美しすぎる“デザイン”が評判に
くるまのニュース
RBメキーズ代表、中国GPでの角田裕毅の苦戦を分析「初めてのサーキットでスプリント……そこでハードタイヤを履かせた我々にも責任がある」
RBメキーズ代表、中国GPでの角田裕毅の苦戦を分析「初めてのサーキットでスプリント……そこでハードタイヤを履かせた我々にも責任がある」
motorsport.com 日本版
スズキ・キャリイがマイナーチェンジ。先進安全装備および機能装備の拡充や新ボディカラーの設定などを実施
スズキ・キャリイがマイナーチェンジ。先進安全装備および機能装備の拡充や新ボディカラーの設定などを実施
カー・アンド・ドライバー

みんなのコメント

7件
  • ベントレーにW12を搭載させるのを、VWは良く黙って載せさせたんだなぁ?
    アウディはベントレーを一刻も早く手放したいが、VWは配下に置いておきたい意向が有るのかも?
  • 環境に優しいとされる、EVの時代ではないのかね?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

535.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

65.0430.0万円

中古車を検索
コンチネンタルの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

535.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

65.0430.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村