レクサス LCハイブリッド 「優雅で日常域も快適なラグジュアリークーペ」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

まるも 亜希子
まるも 亜希子(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

4

デザイン
5
走行性能
5
乗り心地
4
積載性
3
燃費
3
価格
3

優雅で日常域も快適なラグジュアリークーペ

2022.6.20

年式
2017年3月〜モデル
総評
ガソリンモデルのように、突き抜けるような気持ちよさ、というのはないのがハイブリッドモデルなのですが、その代わり、日常のドライブでの快適性、扱いやすさはこちらの方が上。普段は日常のアシとしても使うという人は、優雅な室内空間や快適装備を手に入れられるハイブリッドがおすすめです。
満足している点
オプションのマークレビンソンも臨場感があってすっごくいい音なのですが、レクサスプレミアムサウンドシステムでも十分にいい音。音楽好きな人ならば、お気に入りの曲をかけてのんびりドライブする時の感動がさらにアップするはず。
不満な点
タッチパッド式のリモートタッチは、何度やってもうまく操作できませんでした。ネイルをしているのがいけないのか? 動かし方にコツがあるのか? いまだによくわからないです……。
デザイン

5

ロングノーズ/ショートデッキのFRらしいプロポーションはとても素敵。ですがもっとうっとりしてしまうのがインテリアデザインです。アルカンターラと本革が優雅な「オーカー」という内装色がいちばん好みですが、ブラック、フレアレッド、ブラック&オレンジのどれも洗練されていて素敵です。
走行性能

5

試乗したのがSパッケージだったこともあるかもしれませんが、ハイブリッドだからといって静かで無味無臭かと思いきや、アクセルを踏み込めばしっかりとエンジンサウンドが響いてくるし、パワフルでリニアな加速フィールも楽しめます。
乗り心地

4

ガソリンモデルより60kgほど重いのが良い方に作用しているのか、乗り心地はおおむねしっとり。でも段差によっては多少、ドタバタとする場面もありました。サイドサポート性を高めたシートは包まれるような安心感があり、ベンチレーションとヒーターが備わるので快適です。
積載性

3

荷室容量は172Lと小さいですが、開口部は大きめだし奥行きもあります。フロアにはネットなどで固定するためのフックも備わっているので、ちょっとくらい振り回すような走りでも荷物が散らからないのがいいですね。
燃費

3

ハイブリッドカーとしては、WLTCモード14.4km/Lという燃費はちょっと物足りないですが、スポーツカーとしてみれば優秀。ワインディングなど含めて走れば実用燃費は10.0km/Lを切ってしまうでしょうが、ガソリンモデルに比べたら良い方ではないかと思います。
価格

3

レクサスというブランドと、美しい内外装と、最新のテクノロジーを手に入れられるのだから、トップグレードで1500万円という価格は妥当なのかもしれません。国産車では希少なラグジュアリークーペなので、そこに価値を見出す人もいるのではないでしょうか。
まるも 亜希子
まるも 亜希子
自動車ジャーナリスト
映画声優、自動車雑誌編集者を経て独立。雑誌、ラジオ、TV、トークショーなどメディア出演のほか、モータースポーツ参戦や安全運転インストラクターなども務める。2006年より日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員日本自動車ジャーナリスト協会会員。YouTube「クルマ業界女子部チャンネル」、「おっさん on boad」にも出演中。
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