2009年12月
■2011年3月
ランドローバー・ブランドの中核を担うのがディスカバリー。初代モデルが1989年にデビューして以来、これまで3世代のモデルを重ねてきた。2009年12月にはディスカバリー3に大幅な改良を加え、全面的に新しくなったディスカバリー4を発売した。外観デザインはひと目でディスカバリーであることが分かるもので、従来のイメージを踏襲しながら一段と高いプレミアム感を表現した。もはやディスカバリーというよりもレンジローバーと変わらないイメージである。高い機能性を備えると同時に本革シートや木目パネルによって高級車らしさをいっぱいに表現したインテリアには、3列7人乗りのシートが配置されている。大人7人が快適に移動できる空間である。大きく変わったのは搭載エンジンだ。V型8気筒エンジンは従来の4.4リッターからジャガーとの共同開発による5.0リッターに変更され、276kW(375ps)/510N・mの圧倒的なパワー&トルクを発生するようになった。このエンジンは副変速機付き6速ATと組み合わされる。路面や運転状況に合わせて5つのモードの中から選択し、クルマの最適な走破性と快適性を提供するテレイン・レスポンスは、柔らかい砂地用にサンド・ローンチ・コントロールという新しい機能が追加されている。今やランドローバーの代名詞のひとつともなった機能だ。またヒル・デセント・コンロトールにも新機能が追加されている。