ランチア テーマ 「二点豪華主義車 私は大の車好き。特にセダン車を好み外観は４Ｄｒに拘り、中身は官能的なエンジンを搭載したマニュアル車を理想としている。そういった経緯で、」のユーザーレビュー

二点豪華主義車 私は大の車好き。特にセダン車を好み外観は４Ｄｒに拘り、中身は官能的なエンジンを搭載したマニュアル車を理想としている。そういった経緯で、

2008.9.22

総評

二点豪華主義車
私は大の車好き。特にセダン車を好み外観は４Ｄｒに拘り、中身は官能的なエンジンを搭載したマニュアル車を理想としている。そういった経緯で、憧れのフェラーリの「エンジンだけ」を搭載したランチア・テーマ８．３２への憧れが日増しに強くなり、遂には入手をしたものの、あまりにも優等生な乗り味に失望し、直ぐ手放してしまったという悲しいお話を皆様に公開致します。先ず、日常の使い勝手は普通かそれ以上に便利。その辺は他のテーマのグレードの総評が参考になると思います。同年代のドイツ車やアメ車等、如何なる車からの乗り換えにも不便には感じないはずです。ハンドルも普通に切れて操作系は軽く、ミッションも良く入り体力も要りません。あくまでもエンジンがフェラーリなだけで、ランチアの忠実な車造りには好感が持てます。８．３２ならではのポルトローナ・フラウの内装はやはり豪華で非常に満足度が高いです。但し、シートの表皮が経年劣化でカサカサのツルツルになるので、ドライブではやたらと体が動き非常に疲れます。他では計器類の配置や照明等もとてもレーシーで格好良く、この頃のイタ車の雰囲気を存分に堪能する事が出来ます。エンジンと内装が豪華。二点豪華主義車とはそういった意味です。

満足している点

外観：美しい直線基調のボディライン、上品な佇まい…ここまではどのランチア・テーマも同じ。それに付け加え、ボディにペイントされたストライプと５穴のスピードライン製のホイール、格納式リヤスポイラーの装備を持ったレーシーな雰囲気を独占出来る事が８．３２オーナーの特権であり誇り・ステイタスに成り得る筈。８～９００万円台の車輌価格も妙に納得してしまう。インプレッション：基本に忠実な車体設計。個体のコンディションのせいかロール感は大きかったが、アルファと違いストロークが長く懐があるサスペンションのお陰か、車速を乗せたままコーナーで追い込んでも安心出来る。まるでＷ１２４メルセデスベンツの様に。フロントヘビーな事からやはりプッシュアンダーが襲うが、車が限界を教えてくれる程粘り強い。また、任意的に挙動を乱してもコントロールし易い。ボディ剛性は決して良くないが悪くもない。エンジン：乗り易さという点で、７０００ｒｐｍ迄ストレス無く綺麗に吹け上がるマナーの良いＶ８エンジン。それなりに速い。先述の通りミッションフィール（タッチ・ストローク）共、普通に良好。

不満な点

短所…これは完全に私の主観であり、８．３２への憧れから来る妄想に対しての結果なので悪しからず。それは、完全に期待外れであったエンジン。フェラーリのソレとは思えない洗礼されすぎたエンジンフィール。本来の３０８Ｅ／Ｇの特性を大幅に変えて搭載されているらしいので仕方ないが、もっと荒々しい鼓動やパンチ力が欲しかったし想像をしていた。実際は、恐れ多く表現するとマフラーを交換したセルシオを高回転迄回した様な感じ。８．３２の方がもう少し軽いが、少なくともフィーリングは豊田車と大差無い。同じテーマでも、４気筒ターボは低速は無くとも荒々しく一気に吹ける様はとても痛快で速く、Ｖ６・３リッターのスムーズながらも官能的な面を併せ持つエンジンも魅力がある。そういった事から、私はこのＶ８ユニットには疑問が残った。とはいえ、フェラーリのユニットを積んだ、夢の様な唯一無二のスーパーカーであり究極のセダンである事には間違い無い。むしろ私には解り難い、紳士の為の乗り物なのかも知れない。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験