ムルシエラゴは、ガルウィングでボディ剛性が弱い為、ルーフが凹むのでしょうか？外的要因が有りませんが、多数凹みが出来てます。宜しくお願い致します

Answer 1

ボディ剛性というのは、ボディの骨格です。

コーナリングで激しい横Gがかかったとき、真上からみて「ノ」の字にたわんだりするのを横剛性、雑巾を絞るようにねじれるのを捩り剛性、フロントタイヤの負荷に対して、フロントフレームが動揺するのをフロント剛性とかいいます。

こうした剛性を高くすることで、ステアリングレスポンスが向上したり、車の挙動がキビキビして、高速コーナーでのコントロールがしやすくなります。

このように、動力性能と関係があるのが「ボディ剛性」、一方、衝突安全と関係があるのは「ボディ強度」です。よく誤解されますが、剛性を高め、動力性能を上げるためには、どうしてもガッシリした作りにしなければならず、重量も増えますが、強度を出すのにはそれほどガッシリ作り込まなくてもよいのです。

ランボルギーニのことはよく知りませんが、動力性能を上げるために、ボディ剛性を高め、その分、ボディ剛性とは関係ない場所の鉄板は極力薄くしているのではありませんか？

本来、ルーフはボディ剛性に関わりますけど、ピラーとか床とかにかなりの剛性をもたせていると推測します。