2016年11月
■2016年11月
アウトモビリ・ランボルギーニは、ロサンゼルスオートショーにおいて「ウラカン・スパイダー」のRWD(後輪駆動)モデルを2016年11月15日に発表した。
ウラカンRWDスパイダーはこれまでの4WDモデルに対してフロント、リヤともデザインを一新。フロントの大きな吸入口はフロントまわりのアクセントになり、冷却性能やフロントアクスルのダウンフォースの向上に寄与している。リヤはルーフを閉じることで2枚のフィンが立ち上がり、ルーフラインからリヤへと流れるようなラインが生まれている。これにより車高の低さが一層強調されており、2枚のフィンはエンジンコンパートメント内の気流最適化にも一役買っているという。
パワーユニットはウラカンRWDクーペと同様に5.2リッターV10自然吸気エンジンを搭載。最高出力426kW(580hp)/8000rpm、最大トルク540Nm/6500rpmを発生し、0-100km/h加速3.6秒、最高速度319km/hの性能を備えるいっぽう、1000rpmでも最大トルクの75%を発揮するよう設計されている。
トランスミッションは7速デュアルクラッチ式AT。電動パワーステアリングやオプションの「ランボルギーニ・ダイナミック・ステアリング(LDS)」は専用の設定となっている。ドライビングモードは普段の運転には「ストラーダ」、スポーティな運転には「スポルト」、さらに走りに特化した「コルサ」の3モードを用意。コルサではオーバーステアリング特性が発揮され、RWDによる究極の挙動が楽しめるという。
■2018年3月
アウトモビリ・ランボルギーニは、ジュネーブショーにおいて新型オープンモデル「ウラカン・ペルフォルマンテ・スパイダー」を2018年3月6日に公開した。
ウラカン・ペルフォルマンテ・スパイダーは2017年に登場した「ウラカン・ペルフォルマンテ・クーペ」のオープンモデル。ボディサイズは全長4506㎜×全幅1924㎜×全高1180㎜、ホイールベース2620㎜。クーペで導入されたアクティブ・エアロダイナミクス・システムはスパイダーにも採用され、アルミニウムやカーボンファイバーなどによる軽量化技術により、「ウラカン・スパイダー」に対して35kgの重量削減を実現した。軽量の電動油圧式ルーフは50km/hの走行中でも17秒で開くことが可能。リヤウインドウも電動開閉が可能で、閉じた場合は風よけとして機能する。
パワーユニットはペルフォルマンテ・クーペと同様、5.2リッターV10自然吸気エンジンを搭載する。最高出力470kW(640hp)/8000rpm、最大トルク600Nm/6500rpmを発生し、0-100km/h加速3.1秒、0-200km/h加速9.3秒を実現し、最高速度はペルフォルマンテ・クーペの325km/hに肩を並べるという。また、1000rpmでも最大トルクの70%を発揮するフレキシブルな性能を持ち合わせている。トランスミッションは7速デュアルクラッチ式AT。
ペルフォルマンテ・クーペと同じく、サスペンションの強化、ESCの再調整、「ランボルギーニ・ダイナミック・ステアリング(LDS)」の応答性向上、ALAシステムと連動してあらゆる状況下で最大のトラクションが得られるフルタイム4WD、3つのドライビングモードを備え、ダイナミクス関連システムの設定をカスタマイズする「ANIMA」の改良が行われている。