ジャガーのXJSで、エアコンの冷却度設定が強弱中のうちの「弱」になっている時以外は、外気循環設定になるようにしてある理由というのはなんなのでしょうか。渋滞を想定しないで、外気循環の方が冷却しやすいと考え

Question

ているのでしょうか。

補足

eazyworksさん、情報をありがとうございます。どうして日本車は曇り止めの必要がないか、XJSには曇り止めのために別に設定がある、ということを思うと、なお合点がいきません。

Answer 1

外車は基本外気導入ですよ
理由は窓の曇り防止

メルセデスやBMWもそうですが、内気にしても時間が経つと切り替わりますよ

まあ、日本のユーザーは内気固定出来ないとクレーム付けますからな(；´Д`A

あと、年式分かりませんが、デンソー製のエアコンなら、国産並に効きますよ＼(^o^)／ヒーターバルブダメとか、電ファン弱いとか、何が有るんじゃないでしょうか？

Answer 2

私もXJSに乗っています。
内気循環モードの件ですが、XJSでは逆に、温度を一番下にした時だけ内気循環になります。
風量の強弱つまみは確か関係なく、オートで温度を一番下にすると勝手に風量最大になり、内気循環になったはずです。
つまるところジャガーでも内気循環の方が冷えると考えているからでしょう。


輸入車が外気循環を基本にしているのには次の3つの理由があります。


・人体から出る水蒸気で室内が曇りやすくなることを防ぐため
・室内の二酸化炭素濃度が上がりすぎることを防ぐため（眠気防止）
・日本よりも道路の空気が悪くない


ご存知かとは思いますが、日本の大都市ほど道路交通状況が悪い国は他にありません。
そのため、古い欧州車は日本に来ると渋滞にハマっただけでオーバーヒート気味になったりしたわけですが、これはつまり路上に多くの車がいて、多くの排ガスが排出されているという事ですから、それだけ空気が悪いわけです。
また、ディーゼル車の排ガスもかなり汚いので、高速のトンネル内の空気もやはりかなり悪くなっています。
従って、日本では任意に内気循環に出来ないと乗員が大きな被害を被ることになりますが、ヨーロッパではそのようなことが少ないようです。


また、室内の曇りやすさに関しては、恐らくエアコンシステムの能力も関係していると思います。
日本の夏はヨーロッパでは考えられないほど暑いので、早くからエアコンがかなり高性能になっていました。
エアコンが高性能だと、エバポレーターはそれだけ冷えるという事ですが、ここを通る空気はエバポレーターに冷やされ、水蒸気は水に戻ってそこで結露し、出て来る空気は乾燥したものになります（いわゆるホームエアコンの除湿というやつと同じです）
夏場車の下から水が滴り落ちているのはその水分です。
欧州車はエアコンの能力が低いため、内気循環にし続けると水分が除去しきれず曇りやすくなるという事は十分考えられます。
あとは、その水分でエバポレータが汚れやすくなる（かびやすくなる）のも欧州車では避けたかったのかもしれません。


ただ、一番大きな問題は二酸化炭素濃度に関することかと思います。
ヨーロッパでは国をまたいで長く運転する機会が出てきます。
その際、内気循環にしたまま忘れていると、室内の二酸化炭素濃度が上がって、脳の活動が低下し、非常に危険です。
そのため、近代のモデルでも、内気循環にした後一定時間で外気循環に戻るシステムが採用されています。


以上のような理由により、ヨーロッパ車は外気循環が基本です。
ちなみに、XJSは空気の汚染に敏感なドイツでのみ純正外気導入フィルターの設定がありました（今では生産終了していて入手不可能ですが）


なお、XJSは中のフラップ制御ソレノイドの配線の途中にスイッチをつけ、任意に内気循環にすることが出来ます。
私の車はその改造をして基本的に内気循環にし続けていますが、そもそも車の構造が古く、密閉度は余り高くないですし（内気循環にしても普通に外気それなりに入って来ます^^;）、エアコンシステムの能力も案外高いので、曇りに悩まされたり、二酸化炭素で眠気が来たりという事はほとんど経験していません。


一応やり方は以下のページに纏めていますので、ご興味があればご覧になってみて下さい。


jagloverドットwebドットfc2ドットcom/XJSmaintenance
（ドットの部分を「.」（ピリオド）に変えて打ち込んで下さい）