ジャガーＸＪＳと、オースティンのＡ１３５型プリンセスとは、底面積も排気量もほぼ同じで、空重量で３００ｋｇもプリンセスが重いのは主にどんな理由に拠るのでしょうか。車体の高さが違う分は１００ｋｇにも達しな

Question

いと思いますから、例えば、同じ排気量であってもエンジン重量が２００ｋｇもプリンセスのほうが重いというようなことがあるのでしょうか。

Answer 1

オースチンが2020kg、XJSがV12で1770kg、直6で1650kgですか。

底面積がほぼ同じと言っても、全長で100mm以上違うのは大きいと思いますよ。
XJSのホイールベースを275mm延ばしただけのシャシーを使っているダイムラーダブルシックスですら乾燥重量が150kgも重くなるので、全長と全幅が少しXJSよりも大きく、かつ背の高いボディで、大きさがそこまで違うと100kg分では済まない差が出てしまってもおかしくはありません。

ただ、一番の問題はボディ構造です。
XJSはモノコックでオースチンプリンセスはフレーム構造です。前者はボディ全体に応力を負担させていますから、全体として同じ強度で軽く作れるのに対し、フレームですとボディは応力を担わず、シャシーだけで強度を保たなくてはならないため、ごついフレームが必要になり、必然的にシャシー重量が大きくなります。

あとは内装ですね。昔の高級車はウレタンフォームでなく家具のソファーと同じようにコイルを使ってシートを作っているため、これだけでもかなり重くなります。シートの厚みとサイズがあまりに違うのでここで何十キロも差が出る可能性は十分あります。

エンジン自体はたとえジャガーの直６がアルミブロックで軽いと言っても200kgも差が出ることはあり得ないと思いますから、上記理由の積み重ねで重くなったのでしょう。

質問者からのお礼コメント

ありがとうございます。説得的でした。

Answer 2

同じ大きさのコルクボードと鉄板で重量は同じだと思いますか？

Answer 3

製造された年代と車体の大きさを忘れてますよ。
それから足回りから何から全てを考えてません。

まずボディー、ＸＪＳは直線を基調としたクーペモデルなのに対し、
プリンセスは曲面のあるセダンタイプ。もちろんボディーの厚みも
全く違います。
エンジン＆ミッションもＸＪＳは改良され軽量化されてます。
そしてブレーキの材質やホイールのアルミ化etc。

もう１つ、２台が製造された年代、ＸＪＳは’７０年代ですよ。
当然、技術面でＡ１３５とは全く違います。

これだけ違う車を比べれば３００㎏も違うのは当たり前です。