ベトナムでは結構人気の高いクルマです
このクルマの、他の方のレビューを見てもネガティブなコメントが多く、実際日本ではこの車種に
限らず一部の、セダンデ
2008.11.6
- 総評
- ベトナムでは結構人気の高いクルマです
このクルマの、他の方のレビューを見てもネガティブなコメントが多く、実際日本ではこの車種に
限らず一部の、セダンデザインを除いて、ヒュンダイ車は見かける事が少ない車なのです。
実は、当方もこの度ベトナムを訪問するまで、ヒュンダイ車は乗った事が無かったのですが、
実際現地で同乗させて貰ってみて思ったインプレを書いてみたいと思います。
- 満足している点
- まず、この車 後ろ姿はBMWの1シリーズそっくりです。 おまけにエンブレムの i30が、一瞬
130に見えるのでなおさらです。
ご丁寧な事に、排気量設定まで1シリーズの如く1600ccと、2000ccにしています。
ベトナムなどの発展途上国は、日本のように道路事情はよくないので、未舗装路や轍が凄まじい
道路なので日本車に求められるような、キメの細かい多段ATの変速ショックの少なさやマイルドで
コーナリングも安定するサスペンション等は特に求められていないようです。
故障が少なくて 丈夫な事が身上なのです。
それよりも、内装がよさげで外観が立派そうであれば、ユーザーに支持されるマーケットは
実際外国にはあります。
ですから日本車や欧州車っぽいデザインで価格体系の安いヒュンダイ車は、このクルマに限らず、
SUVやトラック、バスに至るまで驚くほどのシェアでヒュンダイ車が幅を利かせているのです。
国民の大半は、乗用車が高すぎて購入できない国においては ブランドイメージより、実勢価格
が大事なようです。
また、丈夫で故障が少ないことも日本車と並んで現地で人気のポイントということでした。
余談ですが、パジェロにそっくりなクロカン車、フォレスターにそっくりなSUV、FIATプントに
そっくりな小型HB車など、デザインはことごとく、コピーな感じがします。
それは、まるで、1960~70年代の日本車を見ているようでした。
一言で、言えば お買い得な価格体系(日本では少なくともそうは思わない設定ですが・・)が、
発展途上国のユーザーに大いに評価されている事は、オーナーのコメントから伺い知れました。
左ハンドルの、ヒュンダイ i30ってたしかに見た目は、思った以上になかなかのモノでしたね。
<コピー感は かなり強いですケド・・>
- 不満な点
- 日本でのユースの観点でみれば、価格の割に 凝ったエクステリアや派手なインテリア以外の
美点が見えません。
上述の通り、メカニズム面では街中を通常速度で走行する程度でさえ 日本車はおろか、小型
アメリカ車にも未だ及ばないレベルと感じました。
(鈍い加速性能、弱いブレーキ性能、荒い乗り心地、シートの質感の低さ など)
何となくヒュンダイは、日本では何かのついで程度に販売できればイイ位に思っているのでは
ないかと思えるほど営業面含めて気合を感じませんが、お国が違えば、人気車だったりするのは
正直驚きました。
つまり、クルマの趣味性の部分を度外視し価格訴求のクルマで見た目そこそこの、購買ベクトル
の方には、このヒュンダイ i30 は、結構評価されるクルマなのでしょう。
クルマに、性能と快適性そしてステイタスを重視する現在の日本市場では、今後画期的なモデル
が出ない限り、ヒュンダイ i30 を始めとする同社のラインナップ展開は厳しいだろうと、乗って
みて感じました。
ただ、日本では余り人気が高くないクルマ(失礼)でも海外では大人気って事も結構あります
から・・<ex トヨタ カムリセダンなどは 北米や、ベトナムでも評価の高いクルマです>
ヒュンダイ車はLooksが悪くないんで、足まわりやエンジンに本腰をいれて開発が熟成して
くると、日本車の脅威の存在になりますが、今はハード面で未だそのレベルに一歩及んでいない
気がしました。
ただ、日本の自動車メーカーは、気を抜いていると、やがてヒュンダイ車の脅威にさらされる
可能性が、おおいに有るという危機感は、もう そろそろ持ち始めたほうがよいのでは・・
- デザイン
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