ホンダ ステップワゴン 「ミニバンにとって革新的な低床低重心・・。...」のユーザーレビュー

ミニバンにとって革新的な低床低重心・・。...

2007.7.31

総評

ミニバンにとって革新的な低床低重心・・。確かに走っていても、人の乗り降りでも恩恵は感じる。でも人によっては、仮に低床低重心でなくても「こういうもんだ」と思ってしまえば、それほど不便を感じる点ではないかもしれない・・・。
エクステリアは正直好き嫌いが別れると思う。最近のホンダ車には多い系統のデザインだが、個人的にはあまり好きではない、嫁は好みらしい。先代のステップワゴンのように変哲もないが、オーソドックスなデザインの方が販売的には成功したと思う。
余裕のあるエンジンで6人乗車でもあまり非力を感じないが、できればもっと低回転でトルクの出るエンジンにが良いと思うし、ミニバンの性格に合っていると思う。
取り回しは良く嫁にも好評（ミニバンと言うより背の高いセダン的な乗り味）。車の基本である「走り」に関しては、候補に挙がったセレナやノア（旧型）に比べて劣るところは少なく、良いところは多い。私は購入した事に満足しているが、同じクラスなら、より大きくてアイポイントの高いミニバンが良い！と思う人には少々物足りないかもしれない。
今どきCVTを採用していないのも不思議。メーカーは4ATでも必要にして十分と判断したのかと思うが、ユーザーは意外にこの様な点も気にすると思うし、燃費向上の為にも2000ccにCVTか5速ATは採用するべき。
大した問題ではない（？）かもしれないが、願わくば3列目シートの上げ下げの作業性向上と、燃費向上、オプションの抱き合わせ販売について改善されれば、さらに魅力的な車になると思う。
読み返してみると悪い点ばかり挙げているが、トータルで判断すれば及第点は大きくクリアしている。良い点よりも悪い点に目が行くのが人間である、ご容赦願いたい。

満足している点

ミニバンに括られる車種では走行性能は非常に高いレベルにあると思う。しっかりした脚と高い剛性の車体、一般道や高速道路は言うに及ばず、ちょっとした峠道でも安心して走ることができるし、楽しむ事もできる。低床低重心を謳ったコンセプトも最初は「？」だったが、実際に使用し、意識して他のミニバンと試乗比較すると、そのコンセプトのあんばいの良さがわかる。

不満な点

褒めた低床低重心だが、それが故の弊害もある。一番はトランクの床収納スペースが無いと言うこと。私はこのスペースに雑多な物を収納するのだが、ステップワゴンにはスペースがないので、以前の車で収めていた物の行き場が無くなってしまった。スペアタイヤが車外なのも気になる。
それ以外では3列目のシートを収納する際の重さ。正直な所、セレナ等の他車との比較で一番気になった。営業マンはしきりに女性に優しい車と言うのだが、私の嫁にはかなりキツイ作業になる。その点、他車はスプリングなどによる細工があるので軽快に収納ができる。ステップワゴンは「よいしょー！」と気合を入れないと上がらない程シートが重い。また下ろす際も挟まれたら指が落ちるのでは？と思うほどの勢いでシートが落ちてくる。子供には触らせられない。なんとかするべき。
燃費も少し期待ハズレ。もちろん走る距離、乗せる人数などの情況に左右されるが、街乗り平均では8キロに届かない。高速道路がメインになると4人＋犬2匹で11キロ位は走る。
オプションでトップライトルーフを選んだが開かないのが納得いかない。営業マンが言うには「リビングのような・・」と説明するが、本当にユーザーが開かないサンルーフを希望していると思うのか？デザイナーの自己満足でしかないと思う。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験