ホンダ ステップワゴン 「リアルタイム四駆と４速ＡＴに不満。エンジ...」のユーザーレビュー

リアルタイム四駆と４速ＡＴに不満。エンジ...

2004.5.18

総評

リアルタイム四駆と４速ＡＴに不満。エンジンおよび足回りがたいへん良く出来ているにもかかわらず、四駆方式とトランスミッションで評価を落としている。
【四駆に関して】ＦＦ車と思えば出来の良い車であるが、やはりリアルタイム四駆では不満である。特にフルタイム四駆から乗り換えた場合、そのコーナリング安定性と限界の低さ、走破性の低さが目についてしまう。２５万円の差でこれでは満足できない。ライバル車であるボクシーのカタログには四駆に関して「‥車両の状態に合わせて最適な駆動力を後輪に‥」と控えめに記載されているのだが、ステップワゴンの場合には「‥滑りやすい路面で自動的に４ＷＤに切り替わり、高い走破性を発揮‥」とある。フルタイムよりは多少、落ちるだろうと思って購入したにも関わらず不満を感じているのだが、もし、このカタログを信じきって購入した人の場合、許せないのではないだろうか？
【トランスミッションに関して】トルクの弱い２０００に４速ＡＴしか設定されていない。エンジン特性としては、５０００回転からレブリミットまで、たいへん良く回るものであるが、４速ＡＴとのマッチングが悪い。１速でレブリミットぎりぎりまで回さないと、２速でトルクのある気持ち良く回る回転数につながってくれない。つまり、２速の設定が少し高い。もし５％低く設定されていれば、体感的に全然違うのだと思う。やはり、５速ＭＴの設定か、６速以上のスポーツモードが欲しい。最低でも５速ＡＴは必要ではないだろうか？‥　エンジンが泣いてる。
【まとめ】もし、ＦＦ車だったら、おすすめ度を７程度に出来るのだが、四駆としては、全くすすめられない。リアルタイム四駆をやめ、トランスミッションが改善されたら、走行性能とおすすめ度は９とするのだが‥

満足している点

エンジンはたいへん良いと思う。特に、５０００回転を超えた辺りからの加速には満足できる。また、足回り（ロールの少なさやショックの固さなど）の仕上がり、シートの固さもちょうど良いと思う。装備で嬉しいものは、電動スライドドアとクーラーボックスである。
また、オプションであるが、ディスチャージランプの明るさには大変満足している。

不満な点

■第一に、リアルタイム四駆。
１）リアルタイム四駆は走破性が悪い。前輪がグリップを失った時だけ後輪が瞬間的に駆動するわけだから、基本的には二駆の駆動力である。
２）フルタイム四駆と比較して、コーナリングでの安定性、安全性が低い。前輪がグリップ力を失った時に、瞬間的に後輪が後ろから押すのだから、ＦＦのパワーアンダーがさらに強まってしまう。おそらく雪道などでは危険である。
３）フルタイム四駆と比較して、燃費向上にはつながっていないと思われる。基本的な駆動系のロスは変わらない。さらに、ホイルスピンをしないと後輪が駆動しないのだから、その部分でのロスもある。
４）フルタイム四駆の場合、タイヤの磨耗は前後でほぼ均等であるため、基本的にタイヤのローテーションの必要は感じないのだが、リアルタイム四駆の場合、ＦＦ車と同じで、フロントだけが磨耗する。メンテナンスの時間ロス。
■第二に、トランスミッションに関して
１）１速で目一杯回さないと、２速でトルクのある回転につながらない。やはり、トルクのない２０００に４速ＡＴしか設定されていない事が不満。出来れば、５速ＭＴの設定も欲しい。ダメでもスポーツモード、最低限、５速ＡＴは必要だろう。
２）１速と２速が離れ過ぎている。これは上記と重なるのだが、峠などで何人も乗せている時には辛い。せっかくのエンジンパワーが使えない。
■第三として、運転席のシートのアジャスト機能がない。体型にぴったり合わない。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験