箱型ならば、何でもいいのか?
4代目となって再び箱型スタイルに戻った。私は以前、初代(インパクトのある箱型)、2代目(初代をリファインさせたステップワ
2009.11.22
- 総評
- 箱型ならば、何でもいいのか?
4代目となって再び箱型スタイルに戻った。私は以前、初代(インパクトのある箱型)、2代目(初代をリファインさせたステップワゴン史上一番カッコイイ車)、3代目(ヌメッとした形で大失敗)を2年毎に乗り継ぎ、次の車はというと4代目にはならず、アルファードを買ってしまった。4代目にも期待していた。当初はフリードを大きくしたようなデザイン案もあったようだが、立ち消えしてしまった。私がこの車を買わなかった理由を書かせていただきます。
この車を一言で言うと、女性をターゲットにしたライフの2000cc版だといえます。何もかもが女性にとって使いやすいようにというコンセプトで作られております。ステップワゴンって女性のほうが多く乗っているのだろうか?今や一時的に大量の受注を抱えているようですが、来年のセレナのフルモデルチェンジでまたまたひっくり返されると思います。残念ながら、箱型になっただけのインパクトのなく、またホンダらしいこだわりが感じられない残念な車です。車のデキはそこそこイイのにもったいない限りです。その辺がトヨタと真逆で、ホンダはマーケティングが下手くそ過ぎます。
- 満足している点
- ・5ナンバーでまとめながら、室内はとても広く、3列目シートは移動できないものの、2列目は恐ろしく広く、足が伸ばせます。また運転席も足元が広~い!(トヨタのミニバンと比べればよく分かります。どれだけひざが左右に動かせるかどうか比べてみてください)
・やっとCVTが搭載され、スムーズな運転ができます。燃費も街中で10km/l前後が期待できます。
・やはりストレートタイプのギヤ操作は使いやすい!また、エンジンブレーキ(オーバードライブ・オフ)もよく効きます。ある程度スポーティな走りができそうです。
・ハンドリングは初代ステップワゴンに戻ったくらいの軽いもので、片手でもくるくると回せます。とてもラクちんで、ミニバン特有のロールも全然感じません。ただ、前述のように何しろ気持ちが悪いほど軽く回せて、女性をターゲットにしているのが見え見えです。
・サスペンションもトヨタほど柔らかすぎず、そこそこ硬めに調整されており、良い乗り心地だと思います。
・内装はとてもよくできています。トヨタも見習ってほしいほどです。特にホンダはエアコンがとても使いやすくできています。他メーカと比べればすぐにわかります。
- 不満な点
- ・ボディデザインはホンダとしてはちょっと垢ぬけなくていまひとつ。私はこの車がカッコイイ!って素直に言えません。2代目が一番カッコ良かった。
・今回一番残念だったのはインパネです。これだけでも購入意欲をなくしてしまいました。悲惨です。奥の深いところに表示部がありますが、こんなに深くする必要はあるのだろうか?確かに深い分だけ光が当りにくいので反射することなく視認性はいいのだろうけど、逆に深すぎ(遠すぎ)て視力1.5の私でも距離計などのデジタル表示部が見にくいと感じられます。またタコメータはスピードメータの横におまけのように付けられています。一言で言うと貧乏くさく、軽自動車向きのインパネです。また、ECOを意識したへんてこりんな葉っぱが表示されますが、運転中にあんまり見たくないなぁ。
・走りも決して悪くはありませんが、3代目にほうが断然よいです。まあ、3代目はミニバンというよりステーションワゴンの乗り心地でしたから箱形ミニバンと比較するのも酷ですが…。背が高くなったための大きな犠牲です。
・3列目が床下に収納でき床板がフラットになる半面、そのせいでスペアタイヤが積めなくなりました(というか最初から付いていません)。その分パンク修理セットを付けたとのこと。
・せっかく大きくなった家族のミニバンといっているのに、なぜCMにウルトラマンを起用するのか?ちょっと理解不能というか、ホンダのセンスを疑います。まさか「ウルトラ広い」から「ウルトラマン」ではないでしょうね…。
・リヤのデザインはまるで商用車です。なんでこんなにインパクトのないデザインにしたのだろう。素っけなさすぎます。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験