ホンダ ステップワゴン 「最高の相棒」のユーザーレビュー

最高の相棒

2015.6.9

総評

全体的に、コストパフォーマンスを追求したファミリーカーとして高い完成度を誇っていると感じます。
ファミリーカーとして使う分には、多少商用ライクの方が使いやすかったりすると思いますし。
そこそこの性能を維持しつつ、価格を抑えることに重点をおくとまぁこうなるよなと納得できます。
それでも走行性能には少しこだわるあたり、当時のホンダらしさを感じますね。
20年選手手前の現在でも町中でよく見かけることを考えでも、今でも人々のニーズに応える良いパッケージングデザインだったのかなと思います。コスト重視の子育て家族には最適解だったから、あんだけ売れたのでしょうね。

免許を取得してから、こいつのおかげでいろんな所へ行くことが出来ました。
いろんな荷物を積めるのに、５ナンバーサイズで狭い道も楽々通れるので、ダイビングからソファベッド運搬、学生フォーミュラで製作したカウルの運搬まで１台でいろんな所にモノと人を乗せて行ってくれました。この車を選んでくれた両親と開発してくれたホンダに本当に感謝です。

満足している点

・５ナンバーサイズと大空間の両立
・フラットになる後席
・必要充分な走行性能
・直線基調でシンプルなスタイリング
・ナンバープレートが歯のように見える(？)愛嬌ある顔
・RVらしい緑色の設定
・ナビ操作用のジョイスティックがある(これに慣れた父は、タッチパネルナビに文句たらたら)
・子供には嬉しい、回転対座シート

不満な点

・内装のプラスチックが脆い(買って早々に、後席のドリンクホルダーは壊れて取れてしまいました)
・シートのホールド性が悪い。
・ドリンクホルダーが低すぎる。
・ヘッドライト点灯時のパッシング機能がなく、ハイビームに切り替わってしまう。
・ドア側のアームレストが小さく、腕が置きづらい。(アームレストじゃない！？)

デザイン

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走行性能

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加速は悪くありません。
現在の基準から言えばもちろん高性能とは言えませんが、そこまで性能的に劣る訳でもないと思います。
低速トルクに振った特性のおかげで、まだまだタウンユースでは問題ないレベルを誇っています。
軽量な車体も貢献しているのでしょうね。不要なスピードダウンはしない運転スタイルですが、コーナリングも不安感はあまりありません。

乗り心地

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乗り心地自体は少し固めで、ハイエースなどのバンと乗用車の中間的(？)乗り心地です。
段差のいなし方は普通レベルかと思います。快適でもなければ、そこまで不快でもないように感じます。
ただシートのホールド性が低く、長時間のドライブでは割と疲れやすいです。
また静寂性もあまり高くなく、アイドリング時の振動も割とあります。
アイドリング時はニュートラルに入れてしまうと、音・振動ともに少し収まります。

積載性

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自転車のように高さがあるものはシートを跳ね上げて、ベッドのような幅のあるものはシートをフラットにしてという風にアレンジ次第でさまざまなデカブツを飲み込みます。一回ソファベッドを積み込んで運んだことがありますが、ぴったり収まりました。つまり、後席のフラット空間はソファベッド並みの大きさということでもありますね。小学生の頃に自転車で遊びにいって帰りに雨に降られても、自転車と共にお迎えを頼める。とても頼りがいのあるやつだと思います。

燃費

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カタログ燃費の11.4km/Lに対して実燃費9〜10km/Lといったところです。
割と加減速に気を使い、早めのアクセルオフを心がけて走っているのですが、11km/Lにはまだ未到達。。。
満足度としては、5点中3点といったところでしょうか。車体の大きさと年式を考えれば納得できる数値かなと思います。

価格

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故障経験

故障はほんとに少ないです。
走行距離が少ない(年5000km以下ペース)のもあるかもしれませんが、19年経過してようやく運転席のパワーウインドウ故障が1回あるくらいです。日頃のメンテナンスなど全くできていないのにこの状態とは、さすが日本人向けの車です。