スバルEXIGA, ホンダのステップワゴン、日産のセレナの衝突回避能力

Question

3社の衝突回避能力はどんな違いが有りますでしょうか。
容量からステップワゴン、セレナを希望しておりますが、EyeSight は非常に魅力的です。
ブレーキと間違えてアクセルを踏んでしまうミスもEyeSight は対応できるようです。
他社はいかがでしょうか。

補足

ホンダは追突軽減ブレーキ〈CMBS〉＋E-プリテンショナーが、日産はダブルプリテンショナーシートベルトがありますが、EyeSight と比較してどうでしょうか。

Answer 1

EyeSightは威勢のいいCMの通りなんですが
あれは実は、30km/h以下の低速のときだけしか働きません。
これはwebサイトをみれば載ってますし、
CMでもよーーく見ると最後のコンマ数秒間、
マバタキするくらいの瞬間に
その説明文がすごく小さい文字で出てきます。

30km/h以下、というと現実的な例としては
渋滞をノロノロ走るときにボーッとしてる状況で
先行車への追突を防ぐ、という場合に役に立つというものです。

アイサイトの原理はステレオカメラという二つのカメラが
バックミラー付近に取り付けてありまして
ビデオカメラのように前方の映像を撮影し
それを画像解析して衝突可否を検知するものです。
これの弱点は、雨、雪、など気候によって前方視界が乱れると
すなわちカメラの映像も乱れますので画像解析が機能せず、
途端に使えない状況になります。

このように機能は限定的ですが、晴天では問題ないのと
自動で車両停止まで至るのと、そして
10万円ほどの価格で安いのが特徴です。


ステップワゴンにはトップグレードに
CMBS（http://www.honda.co.jp/tech/auto/cmbs/topic1/）という
衝突回避システムが装備されてます。
2003年のインスパイアで初めて搭載されものと同じで、
別のページを貼って誤解している人がいますが
これはプリクラッシュセーフティ、つまり衝突回避システムです。

CMBSはミリ波レーダーという電波を前方に照射し
その反射波を検出して先行車との距離を検知しますので
大変、精度が高いのが特徴です。
また、電波なので照射距離も100ｍと長く、天候の影響も大変少ないです。

制限速度内であれば一般道はもちろん、高速道路などでも使用可能で
90km/hで急ブレーキをかけた時の停止距離が100ｍほどですから
100ｍ先に障害物があるとき、時速90ｋｍまでなら対応可能というわけです。

例えば高速道路の居眠り運転などで先行車との衝突の危険が検知されると、
まず、ブザーで危険を知らせます。それでもブレーキが踏まれない時は
シートベルトが自動で断続的に巻き込まれ、運転者へ危険を知らせます。

これは、まるで眠っている人を起こすかのように、やや強めに肩を揺さぶるような効果があるそうです。

それでもなお、ブレーキが踏まれない場合、自動で強い急ブレーキをかけて
急減速するという動作です。こうなる前に、居眠りしてた運転者が目覚める、
または、よそ見をしていた運転者が気付くことを期待したシステムなので
CMBSでは車両は自動停止しません。

どのくらいのものかというと、
例えば居眠りしたまま全然、目覚めない、といった状況で
対象物が壁だった場合は最後は微速でコトンとぶつかります。
これはホンダ特有の考え方で、「運転中の出来事は運転者に責任がある」
つまり、居眠りやよそ見はダメだよね、
という道路交通法の趣旨に沿った考え方だそうです。

2003年以降、いろんなメーカーからこの手のシステムが
発売されておりますが現時点においても
プリクラッシュセーフティとしては
機能的にも技術的にも実用性としても最も優れたシステムです。
ただし、とっても高価（50万ほど）なのがマイナスポイントですね。

セレナにはこのようなシステムはありません。

質問者からのお礼コメント

ありがとうございました。
私の求めていた回答でした。

Answer 2

＞ブレーキと間違えてアクセルを踏んでしまうミスもEyeSight は対応できるようです。
＞他社（車？）はいかがでしょうか。

他の車にはアイサイトが装備されていないんですから、操作に忠実に動作しますよ。アクセル踏んだら加速するだけです。


スバルはアクティブセーフティー（衝突回避安全性）を重要視し、
他のメーカーはパッシブセーフティー（衝突安全性）を重要視してきました。
衝突回避のために、ホンダのステップワゴン、日産のセレナはＡＢＳは付いていますが、
アクセル踏んでいても障害物を発見したとしてブレーキを優先するような装備はありません。



＞ホンダは追突軽減ブレーキ〈CMBS〉＋E-プリテンショナー・・・
http://www.honda.co.jp/safety/technology/car-safety/main-technology/cms/
ホンダのサイトを見てみてください。
これは衝突回避をする機能ではありません。ＣＭＢＳはドライバーに接近を促したりブレーキングを補助しますが、あくまでもドライバーがブレーキングをしなければなりません。
Ｅ－プリテンショナーは、シートベルトをより強く締め付けるものと考えてください。ブレーキングの補助と併せ、衝突してからの機能です。回避するものとはいえません。

＞日産はダブルプリテンショナーシートベルトがありますが・・
これもシートベルトの機能ですから、衝突そのものを回避するものではないですよ。シートベルトを肩と腰の部分のダブルで巻き取るというもので、衝突してからの機能です。
http://history.nissan.co.jp/LATIO/SC11/0612/SAFETY/main1.html?item=7

Answer 3

運転手の反射神経の問題では？アイサイトは自分は止まれても後ろから間違いなく追突されますね（笑）