ホンダ S660 「《追記有り》国産車最速のコーナリングマシンか!? 」のユーザーレビュー

《追記有り》国産車最速のコーナリングマシンか!?

2016.7.2

総評

かなり前からビートの後継車をホンダ党には待望されていたので、やっと出た感は否めませんが完成度の高さには脱帽しました。しかし、私程度の腕では性能を半分も発揮出来ていない気がします(笑)
空想の話ですが、腕がある人が少しチューニングしてやれば、あのイニシャルDの藤原拓海に峠の下りで勝てるだけの凄いポテンシャルをこの小さい車は秘めているのではないでしょうか…(笑)

満足している点

・鮮やかなレッド!! （なぜか不人気ですが…)
・デザイン優先かと思いきや、意外と使えるドアミラー。
・アフターパーツが選び放題!!（不人気車ばかり乗ってきたので…)
・スポーツカーらしいスポーティーなスタイル。

不満な点

・乗り降りの大変さは最初から覚悟はしていましたが、ドアの付け根にあるスピーカーカバーの出っ張りが、ただでさえ悪い乗降性を更に悪化させています。もっと小さいスピーカーにするか、別の場所にスピーカーを設けて欲しかった。それが無理なら、せめてユーザーが簡単に移設出来るようにカバーを別体式にして欲しかったですね。
・同様に運転席側のみあるドアミラーのリモコンスイッチの出っ張り部分。乗り込む時に靴で蹴っ飛ばしてしまうことがあります。もっと厚みを薄く出来そうな気がしますが…。デザインよりも機能優先にして欲しかった所です。
・視界の狭さ。赤信号で停止線に止まると、信号が見えません!! でもサンバイザーの必要性を感じないので便利です(笑)
・デザイン上しかたがないですが、LEDヘッドライトはディスチャージ以上に対向車が眩しく感じるので個人的には要らないです（人に優しいハロゲンが好きです)。
・幌の前部分のテンションが弱く、セットした後に波打ってかっこ悪い。これが巷で問題になっている高速走行で雨が入り込む原因なのでは?
・私は5ヶ月で短い方だったが、やっぱり納期の長さかな。

デザイン

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走行性能

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所詮軽なので普通車のようなパワーはありません。但し、少ないパワーをMTを駆使して使い切る楽しみはあります。なお正式アナウンスは無いようですが、MTでもセレクトボタンを押すと若干パワーアップするような感触はあります。（ノーマル時はエコモード？)
このS660は「痛快ハンドリングマシーン」を目指したそうですが、ある意味残念ながら公道レベルの速度と素人に毛の生えた程度の腕では、秘められたポテンシャルを存分に引き出すことは無理ゲーですね。免許証が幾つあっても足りません(笑) この車の本当の真価を確かめたい方は、サーキットに行った方がよろしいかと思います。
制動力に関しては、他で高い評価を得られているようにタッチ、効きとも高いレベルにあります。但し、無限のフロアーマットが原因かも知れませんが、ブレーキ時に靴のかかとが引っ掛かるときがあり、操作性をスポイルすることがあります。

《追記》（画像も追加）
実際にこの車で峠を攻めた際の感想が洩れていました。一言で言えば、「曲がるのが簡単過ぎて逆につまらない…」(笑) 限界値が高過ぎるので、どの位のコーナースピードが限界なのか見当がつきません。ロールを殆ど感じないまま下りのヘアピンカーブをスルッと曲がってしまいますし、小径ハンドルなので忙しく持ち替える必要もありません。ちょっとしたF1気分を味わえます。かなりのスピードで突っ込んで行っても何も起きずに平然と曲がってしまいますから、攻めなければコーナー手前のブレーキの必要性すら感じない程です。峠好きな方なら、あえてグリップの低いエコタイヤに履き替えるのも面白いかも知れません(笑)

《更に追記》
慣らし運転が終わり、エンジンの回転が少し軽くなり、6000回転ぐらいまで回すと、それなりに速さを感じるようになりました。上まで回すと燃費は少し落ちますが。
ただギア比の関係と思いますが、せっかくの6速が65km/h以上の速度でないと失速感があります。もう少し最終減速比を下げたいところです。アフターパーツでパワーアップさせれば問題は無いのかも知れませんが…。
また峠の下りの走りがこの車の真価が最も発揮されるところです。コーナリングの限界性能の高さのみならず、ミッドシップというリアが重い重量配分が非常に有利に働き、特にFF車のようなフロントが重い車に比べると、アンダーステアが出ずらくハンドリングが軽い特徴があります。但し、タイヤが限界を超えないように細心の注意が必要ですが。（ミッドシップ車は限界を超えるとスピンしやすい為）

乗り心地

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乗り心地に関しては、サスが引き締まっている為、やや硬さを感じますが、リアに扁平45タイヤを履いている割にはかなり良いと思います。但し、ロングドライブでは低いポジションなどにより、少し疲れやすく感じます。
静粛性や振動については、その辺をあまり考慮しないスポーツカーと考えれば充分許容範囲ではないでしょうか。但し、タイヤに左右される部分が大きいと思えますが…。

積載性

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二人で乗らない限り、助手席に荷物が置けるのであまり不満は感じません。但し、この車はセカンドカーが基本ですね。私はメインカーがあるので、深刻な問題はありません。この車を所有したい人は、ピュアスポーツカーを所有する心構えと、ある程度の割り切りが必要ではないでしょうか。

燃費

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最新の軽だからなのか、予想外に良いと思います。峠に行ってもリッター20km程度は走ってくれます。しかもエアコンをガンガン使っても燃費は殆ど変わりません。技術の進化を感じます。

価格

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故障経験

現在の所、ありません。