ホンダ S660 「同世代が生んだ、欲しいスポーツカーの具現化。」のユーザーレビュー

Ciel.A Ciel.Aさん

ホンダ S660

グレード:α(MT_0.66) 2015年式

乗車形式:試乗

評価

5

走行性能
-
乗り心地
-
燃費
-
デザイン
-
積載性
-
価格
-

同世代が生んだ、欲しいスポーツカーの具現化。

2015.5.25

総評
軽と思えば高いが、スポーツカーと見ればお値打ち価格だと思う。
現在の日本で"スポーツカー"を探すとどれもコレも200万後半、300万に足を突っ込む価格帯ばかりでとてもじゃないが低収入の若者には手が出せる代物は殆ど無い。
(スポーティなハッチバックはゴロゴロしてるけれども)

最近増えてきた軽スポーツの新しい選択肢として、ライトウェイトとして非常に魅力的なクルマでしょう。
難点はいくつかありますが、一度乗ったときのトキメキはこのクルマを選ぶには十分な理由になるかと。
一日の生産数が少数に限られて納期が凄いことになってますが、それ相応の手が掛けられているということ。

買うつもりは無くても、一度は運転してみてもらいたい。
自分は見て一目惚れして、乗ってトキメキを感じて欲しくなりました!


【補足:オーディオ周り】
書く欄が無かったのでここで操作感を。
オーディオ周りですが、操作に一癖あるので操作を覚えるまでが厄介。
音楽データ自体はUSBメモリやiPod系機器、Bluetooth機器が使えるので不便さは感じないのか。
iPodは持ってないので割愛。

丁度持ち歩いていたUSBメモリに音楽データ(MP3)が入っていたのでオーディオ周りも試しました。
[①music]→[②アルバム名フォルダ]→[hoge.mp3]というフォルダ構成で、②からその通り反映・分類されていた。
アーティスト名とかで細かくさらに分けるとどうなるかは分からない。
ファイル登録情報(アーティスト/曲名/アルバム名等)はそのままディスプレイに表示されてました。
満足している点
まずこのご時勢にここまで潔いスポーツカーを出してくれたこと。
コレに尽きると言っても良い。
90年代のスポーツカーに憧れ、2000年代に入りことごとく駆逐されたいったスポーツ派暗黒時代を体験しているであろう、同世代の開発主任が構想し作り上げたというところに
親近感すら覚え、「確かにこういうスポーツカーが欲しかった!」と感情が湧き上がった。
自在に操れる喜び。運転する楽しさを教えてくれる貴重なクルマである。

ちょっと頑張れば手が届く価格というのも大きいポイント。
不満な点
全力投球でかなぐり捨てている積載能力。
スペースやエンジンレイアウトの問題で限られるのは重々承知であるが、
二人乗ると手荷物すら置き場に困るというのは積めないにも程がある。
ロールトップは外せばラゲッジを埋めて少ない積載力を更に圧迫する。
取り付けも2~3分は掛かるので、走っている時に近年増えてきているゲリラ豪雨等に降られたら
一巻の終わりだな・・・と。

ボディカラーの選択肢がβ(下位グレード)だと白黒グレーだけというのはいただけない。

自分が思うのはそのくらいである。

パワーの割に重いとか、上まで回しても意味が無いエンジンだとか、VSAが現状どう足掻いても解除できないとか、サーキット等で本格的に走りたい人には厄介じゃないかなと。
・・・自分には関係ないですが。
デザイン

-

走行性能

-

幹線道路・軽いワインディングで走りましたが、合流や軽いヒルクライムで十分なパワーを感じられる。
ハンドリングも特に気遣う必要がなく、順応に意識の向く方向へ向かってくれる。
アクセルレスポンスは良好、ターボのラグも感じられず低回転域からでもトルクを感じられた。
実際、トルクカーブを見れば最大トルクは2000~5000回転で発揮し続けるので、町乗りでの回転域は扱い易い。
CVTとMTどちらも乗る機会に恵まれましたのでそれぞれ。

CVTはやはりパドルシフトを使ったシフトは、手軽にスポーツ走行をするには丁度いい。
小径ハンドルはパドル操作もしやすい。
SPORTモードに切り替えればレスポンスが良くなります。

MTはシフトレバーの位置も考えられていて、ショートストロークも合わせ非常に楽。

クラッチも普段MTに乗りなれない自分でも楽に操作ができた。
無駄にシフトチェンジをしたくなる衝動に駆られる。

足回りは、個人的には硬めが好きなのでこのくらいが丁度いいのかな。
確かにバンプとかでゴツゴツするとは思う。
乗り心地

-

足は硬め。ロールはあまりしないのでスポーツ走行ならイヤな感じはしない。
軽自動車サイズに凝縮されたコクピットと、タルガトップの所為で大きい人は窮屈に感じると思う。
「この窮屈さがスポーツカーである」と開き直れば良い。オープンカーとして考えて開放感はあまり期待しない。
自分はある程度小柄で狭いところ好きなので、この心地よい狭さは心くすぐられた。
リアエンジンなので背中から伝わる違和感(?)はある。

静粛性は、ルーフを閉じれば結構静かだったと思います。ノーマルマフラーだとエキゾーストノートもそこまで聞こえないし、ブローオフ音もリアウィンドウさげないと気づかないかも・・・。
・・・後ろから聞こえてくるエンジン自体の音が割とやかましいんですがね。
自分はそこまで気にしなかったが、人によってはしんどいと思う。
積載性

-

このサイズでMRスポーツならばある程度積めないのは妥協できる…。

…というのを度を超して積めない。
ルーフをあけて二人で乗りたい人は既に絶望的です。数少ないボンネット内ラゲッジボックスが塞がります。そのボックスも開いてたとしても、A4ノートPCが収まるショルダーバッグがギリギリつっかかる。というか三角停止板の積み場所に悩むのはどうなのよ。

ドリンクホルダーは常備1つ。センターコンソール後方、シートの間。
運転中は手が伸ばせない。
運転中口がよく渇き水分を取る自分には、頻繁に使う高速道路の走行中を想定すると辛いものがある。
幸い助手席側コンソールに取り付ける純正OPのドリンクホルダーがあるが、
「助手席乗車時は外してください」とあるとおり、着けたまま助手席に座ると脚をぶつかります。
ただ、みんカラレビューでちらほらあるとおり、自転車用ドリンクホルダーがそのまま着けられるようなので、スマートな物を選んでくれば…?

助手席を少し前にスライドさせれば、ほそ収まるスペースができるので、手荷物"程度なら"二人でも苦労しないかなと感じました。とにかく工夫が必要。

ダッシュボード周りもスペース無いので、純正OPのモニターをつけていてポータブルナビもつけたい、って人は右エアコン吹き出し口かモニター左隣、シフトレバー奥くらいが置けるスペースである。
燃費

-

確認していない。そもそもスポーツカーでここを気にするのは少し無粋。
とはいえ元のエンジンがS07A、Nシリーズと同じなので素性は悪くない。
低回転からトルクを広く発揮するので町乗りならそこまで落ち込まないと期待ができる。
公道で制限速度範囲で走る分には、広い幹線道路でも5速までしか使えない。

特記するならCVT車はアイドリングストップがある。
価格

-

故障経験
出回って数日の試乗車で故障はしていないハズ。

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ホンダ S660 新型・現行モデル

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