車中泊を夢見る高級?軽自動車
連れ添いのための車として、どこでも休めて取り回しのいい車を考えていました。フリードスパイクも候補に挙がったのですが、妻が
2013.2.11
- 総評
- 車中泊を夢見る高級?軽自動車
連れ添いのための車として、どこでも休めて取り回しのいい車を考えていました。フリードスパイクも候補に挙がったのですが、妻が運転するには少し大きいことと内装が黒一色で気分が落ち込むとのことでパス。また飼い犬も年を取ってきたので荷室高の低い、つまり犬が自分で楽に降りられる車が必要となり、今回、N BOX+を購入しました。当初カスタムでないものを考えていましたが、内装がベージュで、ジーパンで乗ることの多い自分としては座席への色移りが心配で、内装がブラックのカスタムにしました。車の外装を考えるならなら、カスタムは仰々しくて恥ずかしいです。ただカスタムでも天井がベージュであり、内装が黒一色でないので運転していて落ち着くとの妻の意見でした。予約をしてから3か月、納車されて2週間でのレポートです。私にとって初めての軽自動車となります。まだ、どれくらい経費が少なくてすむのか実感はありません。私は地方の降雪地に住んでおります。こちらの冬の道路は圧雪かアイスバーンで轍(わだち)ができるのですが、この氷の轍の幅が軽の規格でできてしまいます。ですから幅の広い普通車では、必ずどちらかの片輪が轍にとられ、もう片輪が轍からはずれ、実に乗り心地が悪くなります。軽自動車でしたら、轍から出れば乗り心地は良くなりますし、轍に戻るのも自由です。いなかの降雪地では、4WDの軽自動車が楽なんですね。また、道路も狭くなりますので大きな車はみなの迷惑になります。雪が降ってわかったのですが、N BOX+はフロントガラスが立っているので、外にしばらく車を出しっぱなしにしても、セダン乗用車のようにフロントガラスに雪が積もることなく雪をどかさずにあっさり車に乗れます。まさに降雪地のために作られたのかと思います(タントやパレットもそうでしょうけど…)。
- 満足している点
- フリードスパイクよりしっかりした足回り。私にとっては試乗した新型ワゴンRより上質で走行中はより静かな室内と感じました。いまはスタッドレスタイヤを履いていますから、そのためかもしれませんが、室内は本当に静かです。(ターボでない試乗車はうるさかったように感じましたが)。インテリアはフリードスパイクに比べても上質だと思います。
座面が高くて、かがまずあっさり坐れ、乗り降りが楽。(背の低い方だとむしろ高すぎて乗りにくいかもしれない)。
目線が高く先が見渡せ、運転が楽。前方視界が良く、側方視界も良好。
VSA(横滑り防止)とヒルスタートアシストは雪道でも安心。
バックモニターと実際の視認で事足りるのですが、ピタ駐ミラーはあれば便利。
車いすを乗せたり、車中泊ができるディーラーで気軽に買える軽自動車はいままでありませんでした。
さすが軽だけあってスーパーマーケットで駐車するのが楽です。どんな道でも入っていけそうで(今まで、大きい車しか乗ってこなかったもので)運転が実に楽しいです。
- 不満な点
- 車重が軽く1トンを超え、重い。そのため燃費は良くはない。
冬道ではスタッドレスタイヤを履くせいもありエコモードのままでも11km/l。この調子だと夏タイヤに代えても13km/lくらいかな?
エンジンをかけるたびにエコモードになるのだけれど、エコモードでは低周波のエンジンのこもり音がひどく、いらいらさせられる。
N ONEにはアレルクリーンシートも、アレルフリーフィルターも両方ついているのに、ずっと高いN BOX+にはそのどちらかしかつかない。
シートハイトアジャスターやシートヒーターがない。車中泊できるくらいなので、シート背もたれが扁平で背中の坐りが悪い。すぐにランバーサポートクッションを購入。
N BOX+ではN ONEやN BOXにつくサイドカーテンエアバッグが取り付けられず、安全性能が一段低い。
後部座席のドリンクホルダーが座席両脇のほとんどフロアにあり、ゴミが溜まりそうで使う気にならない。
色をホワイトパールで選ぶと、ナビなしで車両本体価格のみが191.5万円!!しかも免税どころか減税もなし!!アクア、インプレッサと競合する値段です。フィットハイブリットよりも高い。トータルの支払いもね。230万円、ウーン。
インテリアソフトシェルフ(13,650円、0.2H)をつけようとしたら、フロントピラーに穴をあけて取り付けなければいけないので、取付けに1.2時間かかります、15,000円の工賃が発生しますとのこと。どこにも書いていないよ!
バックドアのドアストラップは定価1000円なのに、3500円の取付け料を請求された。アルミスロープが15万もして、取付けに3万も取るのもどうかなあ?ホンダの社長さんが軽でも儲かる会社にしますと言っていたけど、こういうことなのかなあ。
ディーラーも、イヤーモデルが出る情報を教えず、平成25年になってから24年度のイヤーモデルを平気で売ろうとしたこともマイナスポイントですね。こちらからどうなっているのか聞かなければなにも教えてくれなかったんですよ。
ターボでも4WDでも外見からはノーマルとまったく区別がつかない。高い分だけちょっとは差をつけてもいいと思う。エンブレムやステッカーだけでもね。
値段のことや、いままでのいらいらは忘れて、これからはドライブを楽しもうっと。妻の車として買ったつもりですが、楽しいのでしばらくは私の車ですね。
- デザイン
-
-
- 走行性能
-
-
- 乗り心地
-
-
- 積載性
-
-
- 燃費
-
-
- 価格
-
-
- 故障経験