ホンダ N-BOXカスタム 「軽自動車を超えた。」のユーザーレビュー

軽自動車を超えた。

2024.6.25

総評

前モデルより質感が落ちた意見が多いですが、少しだけお金かければ概ね質感は向上できます。
なにしろ素性の良い車なので、前モデルよりも良くなっているところが沢山あります。
内装、外装関連はバランスを見ながら少しずつ手を加えていきます。
基本は車検対応でのカスタマイズがモットーです。

満足している点

ボディー剛性や静寂性は、下手な普通車より上ですね。
見た目もゴチャゴチャしておらず、走りも含めてジェントルな感じでまとまっています。

不満な点

二本スポークのハンドルだけは、今のところカスタマイズできないです。
（ステップワゴンのハンドル付けたりできるのかな？マイチェンで3本スポークになるかもね）
あと、メッキパーツの使い方が下手。落ち着いた感じのトータルイメージなら、メッキでキラキラさせずにブラック基調にするとかでいいのに。フォグ付けたらなんでキラキラガーニッシュまでくっついてくるの？（メッキパーツをボディーと同色に塗装しているツワモノもいらっしゃるようですね。）
その他はほぼカスタマイズできるので、お金は少々かかりますが見た目などは質感アップできます。

デザイン

4

ドアの内張りがプラになって質感落ちた意見が多いですが、このプラスチック素材なんでしょう、見た目も触り心地もまずまずの素材です。
むしろ肘を置くところがプラからスウェード素材になっているので、絶対こっちの方がいい。
（あ、コーディネイトスタイルのアームレストはプライムスムースですね。GOODです。）

走行性能

5

まず全体の剛性が上がっていて、フロントサスの踏ん張り、しっかり感が増しています。
各オートクルーズ系の制御も自然な介入になって違和感が少ないですね。
エンジンは低速トルクのあるS07Bターボなので、決して早くはないけど、かったるさは無いです。

乗り心地

5

トータル的に乗り心地良いです。
後部座席に乗ることはあまりないですが、先代、先々代のモデルでは凹段差を越える時に底付き気味になって結構なショックが来ることがありましたが、そのあたりがどう改良されているかですね。

積載性

4

もともと広い室内空間なので、積載に不満はほとんどないです。
２代目からは後部シートがスライドできるので、必要に応じてラゲッジ部を広げられるので助かります。
ただ、ミニバンとかの積載量には物理的に負けますが。

燃費

5

２代目からの改良エンジンで燃費が向上しましたが、３代目はあまり変わってないはずなのに、さらに燃費が向上している気がします。
まぁこれなら、なんちゃってハイブリッドは要らないわけだ。
高速だと空気抵抗との戦いになるんですが、95km/h巡航でリッター20kmを超えます。恐るべしです。
初代モデルでは18km/L行くか行かないかでしたね。

価格

4

オプション大魔王の体系になっているので、まぁまぁお高い車になってしまいました。
でも昨今の物価高と円安の状況では仕方ないのかなと。
ホンダは見えない部分もきっちり仕上げるので、そこに技術とお金がかかっているのはわかります。

故障経験

納車後、スライドドアの上部からカタカタと異音がしていたので、先日ディーラーにて音の確認と調整作業を行ってもらいました。
スライドドアから異音がするケースは、前モデルも含めてちょくちょくあるようですね。
ランチャンネル関連かドアストライカーかなどといろいろ考えていましたが、整備の方に同乗してもらい、音の確認とドアを押さえて音が消える状況などを確認してもらうと原因はすぐにわかりました。
スライドドア上部のストッパーを受けるピンとドアの金属部分が僅かに干渉している音でした。
ストッパーを調整してもらい、異音は全く無くなりました。
異音はほぼ四六時中鳴っていたので、助かりました。これで新型の静寂性をきちんと味わえます。