ホンダ インサイト 「大変良くできました 初代インサイトはコンセプトカーがそのまま市販されたような車だった。軽量化のためアルミを駆使しＫカー並みの車重、空気抵抗を極限まで低」のユーザーレビュー

大変良くできました 初代インサイトはコンセプトカーがそのまま市販されたような車だった。軽量化のためアルミを駆使しＫカー並みの車重、空気抵抗を極限まで低

2009.2.17

総評

大変良くできました
初代インサイトはコンセプトカーがそのまま市販されたような車だった。軽量化のためアルミを駆使しＫカー並みの車重、空気抵抗を極限まで低減したデザイン、大きなバッテリー。結果世界最高レベルの燃費性能を有する車ができたが、２シーターのスポーツカーもどきとなり、残念ながらユーザーの支持を得られず、販売台数としてはプリウスに完全に置いていかれた。
　で、１０年たって満を持してのＦＭＣ、ということで見に行った。
　いいね、今度は。ファミリーユース向けにきちんと作られている。フィットよりちょっと大きくシビックよりちょっと小さい。自分が使うならセカンドカーだが、この大きさならファーストカーとしても十分使える。後部座席のヘッドクリアランスがないのが気になったが、デザイン上しょうがないか。
　ホンダのＩＭＡシステムはトヨタから見たら「なんちゃってハイブリット」と呼ばれてしまうかも知れないが、バッテリーを小型化しコストダウンとレイアウトの自由度を上げる点ではある意味正解。両社の思想が異なる（特許上の問題もかなりあるらしいが）ので、どちらが正しいという問題ではない。乗った感じは、低速時からもエンジンが動いているので、プリウスと違って「ハイブリッド」に乗っているという感動が少ないが、むしろ違和感がなくてよいかもしれない。動力性能も１．３Ｌの車としては十分。（飛ばす車ではないしね。）
　インパネは上部にデジタルの速度計、中央に回転計、その真ん中にインフォメーションディスプレイ。乗り心地が普通の分（？）、ハイブリッドらしさを出そうとしたのだと思うけど、普通のままでもよかったのじゃない？特にインフォメーションディスプレイはごちゃごちゃした感じでちょっと見にくい。
　内装関係は値段を考えればまあ相当。ラゲッジスペースも日常使う分には十分なスペース。
　細かな点はいろいろあるけれど、この価格でまず普及をさせようとしたところに拍手。いろいろと制限のある中で、大変良く出来ました。今、自動車全体ははまったく売れていない状態だが、週末インサイトの周りは結構な人だった。人に訴えるものがあればどんな時代でも売れるのである。

満足している点

①なんといっても価格：
　ハイブリッドのコストのかなりの部分を占めるのがリチウムイオン電池。こいつは電池としては優れものだが高価なのが欠点。最近は携帯やデジカメの普及でかなりコストが下がってきたが、それでも小さなバッテリーで数千円する。技術はできても量産しなければコストは下がらない。ハイブリッドの性能としては中途半端かもしれないが、まずは普及させてコストを下げようとする姿勢は評価。長く乗ってバッテリー交換をする際もお財布に優しい。
②使い勝手のよいサイズ：日常の通勤、お買い物には最適なサイズ。グローバル展開を考えてもう少ワイドにする計画もあったようだが、日本の５ナンバーサイズに合わせてくれたのはうれしい。

不満な点

①インパネ周りのデザイン：これは個人の好みだけど別に「ハイブリッド」を強調する必要はないんじゃない？
②４ＷＤの設定がない：北国の人はほしいでしょうね。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験