2018年7月
■2018年7月
ホンダは、プラグインハイブリッドの「クラリティPHEV」を2018年7月19日に発表、7月20日に発売した。
クラリティPHEVは高い環境性能と力強いEV走行性能、大人5人がゆったり座れる居住空間、広い荷室スペースを確保する上級セダン。ホンダ独自の2モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-MMD」をベースにバッテリーの高容量化、コンバーターの高出力化などを実施したほか、エンジンには最高出力135kW(184ps)、最大トルク315Nmを発生するアトキンソンサイクルの1.5リッター直4を搭載した。総電力量17.0kWhの容量を持つバッテリーとの組み合わせにより、EV走行距離114.6kmを実現している。
バッテリーの充電状態や走行状況に応じて高効率な走行を実現する3つのドライブモードを搭載。「EVドライブ」、「ハイブリッドドライブ」、「エンジンドライブ」が自動的に選択され、シームレスな走行が可能という。また、アクセルペダルを一定量踏み込んだ位置に、スイッチを押すようなクリック感(反力)が生じるポイントを設定しており、「ECON」モード走行時はペダルの踏み込みをポイントの手前にすることでエンジンの始動を抑え、EV走行を長く持続させることができる。
外部給電ポートは普通充電と急速充電に対応。国際標準規格「CHAdeMO」に対応しており、約30分で満充電量の80%の充電が行える。急速充電中にパワーモードをオンにすると、エアコンやオーディオ、シートヒーターなどが作動する「コンフォートチャージ」機能によって、充電中でも車内で快適に過ごすことができる。また、対応する外部給電器を接続することにより、外部機器への電力供給(最大供給電力3kW)も可能だ。
床下に薄型IPU、荷室下に燃料タンクを配置することで、低全高でありながら5人乗車の可能な広いキャビン、512Lのトランクを確保。分割式トランクスルー機構も採用されているので、長い荷物の収納にも対応する。
スマートフォンで専用アプリケーション「Honda Remote App」を使用することで、航続可能距離やバッテリー残量、車内温度の車両情報を取得できるほか、タイマー充電設定や充電リッドのオープン、エアコンのオン/オフ操作や出発時間に合わせたタイマー設定がスマートフォンで操作できる。また、Bluetooth通信により施錠・ドアなどの閉め忘れ通知広い駐車場で車を見つける「カーファインダー」などの機能が利用可能だ。
安全装備については、衝突軽減ブレーキ、誤発進抑制機能、標識認識機能、先行車発進お知らせ機能、歩行者事故低減ステアリング、路外逸脱抑制機能、LKAS(車線維持支援システム)、渋滞追従機能付きACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)を含む安全運転支援システム「Honda SENSING」を標準装備。
ボディカラーは「コバルトブルー・パール」、「プレミアムディープロッソ・パール」、「プラチナホワイト・パール」、「スーパープラチナ・メタリック」、「モダンスティール・メタリック」、「クリスタルブラック・パール」の6色。インテリアカラーはボディカラーに応じて「ホワイトアイボリー」と「ブラック」が設定されている。