ホンダ シビック (セダン) 「カッコ良くて走りの良い、ホンダらしい素晴らしい車です！」のユーザーレビュー

カッコ良くて走りの良い、ホンダらしい素晴らしい車です！

2021.2.23

総評

・これまで、多くのホンダ車を乗り継いできたが、このシビックセダンも、タイトルどおり、カッコ良くて走りの良い、ホンダらしい素晴らしい車！
・会社としての国内戦略には？？？という状況だが、ホンダ車でしか得られない魅力は、間違いなくこのシビックにもある。
・国内販売が振るわなかったのは残念だが、半面、こんなに格好良くて満足感の高い車なのに、めったに見かけないというこの車のオーナーのみの満足感が得られるのは嬉しいことでもある。
（生産終了となったことは車の出来とは関係なく、ホンダの国内戦略の問題。実際、北米や中国など、世界レベルの販売台数で見れば、この10代目のセダンは大ヒットモデルである。）

満足している点

・スタイリッシュで個性的なスタイリングと、走り、経済性(燃費・タイヤサイズによるランニングコスト)を含めた車としてのバランスの良さ。
・堂々とした３ナンバーサイズのセダンなのに、ボディサイズの見切りが掴みやすく、狭い道や路地でもほとんど困ることはない。(５ナンバーの前車のストリームより最小回転半径は小さい)
・純正ギャザスナビ(KENWOOD製)と標準６スピーカーのオーディオの音質が意外と良い。
（納車時は設定が何もされてなくてコモった酷い音だったが、取説見てちゃんと音響設定したら驚くほど良くなった。最初、ディーラーオプションのスピーカーセットなど検討していたが、今のところ必要性を感じないほどバランスの良い音になった。）

不満な点

・こんなに良い車なのに、国内生産・販売終了となってしまったこと。
・アイドリングストップからの再始動時のパワートレーンの揺れが不快。
（シビックだからということではなく、再始動でセルモーターが回る以上揺れること自体は避けられないのだろうが、このクラスのセダンに乗っている質感からはほど遠い。このため、温暖化防止に効果があるとは言え、ロングドライブ時以外はONにしておきたくない。燃費への影響もあまり大きく無いと思っているし、エンジンにも優しくないので、STOP and GOの多い通勤時はOFF。）
・スタンダードな７インチナビしか選択できなかったのは、少々時代遅れ。
・ピアノブラックのＢピラー、Ｃピラーは恰好良いが、ドアを閉める時に指紋、傷が付きやすく、どこを触って閉めたら良いか困ってしまう。
・後期モデルからだと思うが、オートライトやオートハイビームの制御にまだ不自然さがある。（対向車や歩行者、自転車などににパッシングしてしまうような動作結果となることもある）

デザイン

5

・国内にライバルはいないと思われるこれぞ４ドアクーペと言えるスタイリングの美しさ。
・個性的だが十分恰好良いと思えるリアブレーキランプ周りのデザイン。

走行性能

5

・レギュラーガソリンエンジンなのに十分な動力性能があり、かつ、ボディの大きさを感じさせない軽快な楽しさを感じられるハンドリングも味わえる。（だからホンダ車から離れられない！）

乗り心地

4

・Type-Rと共通ベースののシャシーによるボディ剛性の高さと、ワイドトレッド、ロングホイールベースから得られる安定感があり、セダンらしい上質感と静粛性も十分感じられる。純正のノイズリデューシングホイールの静粛性の高さは侮れない。

積載性

3

ゴルフはしないが、乗車人数分の旅行荷物レベルなら全く問題ないため、セダンとしては十分。我が家では、子育て時期も終わりつつあり、子供の部活などにかり出されることはなくなったので、これ以上は必要ない。

燃費

4

ハイブリッド車ではないが、一昔前の2.5リッタークラスの動力性能を持ったレギュラーガソリン車としては十分な燃費。（前車の1.8リッターストリームよりずっと良い。）

価格

4

「シビック」として見れば安いとは言えないが、一昔前の「アコード」クラスのサイズ・性能を持っていると考えれば、決して高いとは言えない。ただし、この価格帯では、ハイブリッドのフリードと大差ないため、若者や子育て世代で選択肢に入らなかったことはやむを得ない。幸い自分は子育てに一区切りついてきたため、なんとか選択することができた。

故障経験

なし。