その存在感と所有満足度◎
【購入動機】
前車のオデッセイRA2が13年間で30万㎞走行するも,決定的な故障もなく,ホンダに対する信頼は揺るぎないも
2011.1.8
- 総評
- その存在感と所有満足度◎
【購入動機】
前車のオデッセイRA2が13年間で30万㎞走行するも,決定的な故障もなく,ホンダに対する信頼は揺るぎないものになっていた。
これぞといった欲しい車が見あたらなかったこともあり,もうしばらくオデッセイ・・・と考えていたが,たまたま訪れたホンダディーラーで,これもたまたま見たツアラーのカタログに衝撃を受けたのを今でも覚えている。
そのスタイルや存在感(写真でですが),そしてコバルトブルーの色合い。これだ!と思い,その場で購入の交渉を開始。試乗なしでの決定にも全く不安はなかった。
同じようなコンセプトのVWパサートバリアントV6も候補にあげたが,グレード毎の差別化が嫌みだったのと,電気系統への不安,支払い総額の点で折り合いが付かなく,あえなく落選。でも,雰囲気は好きな車だったなあ。
- 満足している点
- ○スタイルがやはり最高。特に,斜め後ろからリア周り(無限のリアスポ装着)を眺めていると,つくづく「この選択はよかった!」と思う。正面からの存在感も,パサートとは比べるべくもないほど際だつ。
○サスが大抵の段差はしなやかにいなしてくれるので,基本的にフラットな乗り心地を楽しめ る。これも驚きだったが,FF特有のアンダーが通常では全く見られない。本当に素直なハンドリングで,アクセル開度とすぐ反応するトルクの出方が自然なこともあり,コーナーは速く,そして気持ちよく曲がってくれる。これって,どこが良いからと言うことでなく,トータルバランスが優れているということに尽きるのかなあ。ただし,これらの乗り味はタイヤをレグノに替えてから顕著になったのも事実。レグノはツアラーの潜在的なよさを十二分に引き出してくれる優れものだが,もう少し安ければ・・・。
○運転席や助手席の包まれ感は,全体がブラック基調の室内と相まって,ドライバーズカーを運転しているという満足感に繋がっている。また,シートも大きめで,サイドの張り出しや堅さも丁度良く,前車より運転姿勢が良くなった。室内素材の選択は,高級感を演出する手法が成功している。目に見えない箇所にも内張を施すその姿勢にもマルです。
○セダンに比してリアが50キロ重い。故に,リアのばたつきも無く,リアタイヤの粘りはすこぶる良い。
- 不満な点
- ○デザイン上の理由と思うが,リアの空気の巻き込みがすごい。リアウインドウから下が,雨の日は泥だらけに,冬道は雪が付着してしまい,後車からのランプ確認が困難らしい。死角が多く,バックモニターも役に立たなくなるので,これから購入予定の方はバックソナー取り付けを強く進める次第。
○フロントオーバーハングの長さ。少なくてもスポーティとは言えない。また,リアとフロントのデザインイメージが,どちらが良いと言うことでなく,若干ちぐはぐな印象。また,フロントフェンダー部の過剰なふくらみ具合には,今でも違和感を感じる。
【その他】
○デザインや走行性,エンジンチューニング,高級感演出など,すべての部分でとてもまじめ に,そして感性豊かに作られた車だと思う。私の場合,これがそのまま所有する喜びに繋がっているのだ。最新のBM3シリーズをチョイ乗り運転したが,ツアラーの方が格段に良いかも。
また,他国産車に比して価格設定が高いとの声も聞くが,私はこの「価値」に対価を支払ったつもりであるので,自己満足ながら高いとは感じていない。
○ユーザーのニーズは千差万別。私は,自分の感性に合った上で,荷物がある程度積めるドライバーズカーを求めた。従って,リアシートの狭さやリクライニングの不可,車幅の広さや天井の低さ,サスの堅さなどは問題にしなかったし,ツアラーの販売台数が伸びないのも気にならない。むしろ,エンブレムを外し,国籍不明車にすることにより,いつまでも色あせないでいて欲しいと願っている。
- デザイン
-
-
- 走行性能
-
-
- 乗り心地
-
-
- 積載性
-
-
- 燃費
-
-
- 価格
-
-
- 故障経験