ホンダ アコード 「走る性能に関しては文句のつけようがない。...」のユーザーレビュー

走る性能に関しては文句のつけようがない。...

2006.9.12

総評

走る性能に関しては文句のつけようがない。特に私の場合、前所有車がオタンコなATを搭載したアンダーパワーな某ラテン車だっただけになおさらである。高速を使って一気に長距離を移動したり、ワインディングをすり抜けたりするにはもってこいのクルマである。
但し、視認性・操作性などのマン・マシンインターフェースについては、生煮えのままと思われるところが散見されるのが残念。タイプRをイメージリーダーとした｢スポーツセダン」としての位置付けであれば、例えばウェストラインが高く閉塞感の強い室内も、塊感・スピード感のあるスタイリングとのトレードオフの関係であると納得できなくもない。しかしファミリーセダンとしての需要を見込んだグレードが大半である(＝老若男女が使用する)ことを考えると、くどいようだが視界がスタイリングの犠牲になり過ぎていると思う。代々ホンダ車は視界の良さが売り物のひとつと思っていたので残念であると同時に、試乗時にその辺が見抜けかった私もチェックが甘かった。前所有車の欠点であったエンジン・変速機・空調の性能がアコードでは別世界のように良くなっていたことに心奪われ、他のことが目に入っていなかったのかもしれない。
ともあれ現行アコードはその年のカーオブザイヤー受賞車である。走りと見た目の質感の高さは、仮想ライバルと目する３シリーズやアウディA4を意識したことは感じ取れる。だが、実際に運転したり家族を乗せたりして実用に供すると｢気が利かないなぁ…｣という場面も多いと思うので、ご購入を検討される方はよくよく時間と手間をかけて多角的にチェックされたい。ご家族がいらっしゃる方はなおさらである。えっ、ファミリーユースなら豊富なラインナップを誇るミニバンから選んでくださいって？、ホンダさん！

満足している点

●クラスの割りに良い燃費(高速14km/ℓ前後、市街地9km/ℓ前後)　●充分以上のパワーと2.4ℓの4気筒としては望外にスムーズさをもったエンジン　●高速安定性　●滑らかな５AT　●ボディ剛性(感)の高さ　●見やすいメーター類　●ダッシュボード回りのデザイン(但し、あくまで見た目)　●強力な空調　●開錠してあれば外から随時開閉可能なトランクリッドと、受け継がれたトランクスルー機構

不満な点

●太いAピラー・高いウェストライン・ハイデッキデザインがもたらす視界・見切りの悪さ。座高の高さが自慢？の私でも慣れるのに大変時間を要した。３年以上乗った今でも狭い場所での駐車や切り返し、裏道から大通りへ出る時は緊張する。あと、２WD車にもリアワイパーの設定がほしい。●後席もスペースは充分ながら、やはり高めのウェストラインにより開放感はない。●ライン装着タイヤ(205/55/16アドバンA460)は、うるさい・乗り心地悪い。他銘柄に変えたら走りの質感が目に見えて向上した。●メーカーオプションのナビ画面の位置が低く、走行中のチラ見はつらい。タッチパネル画面としての機能を重視したためか？。●ナビ装着仕様の空調スイッチは小さくかつ位置が低過ぎ、ブラインドタッチがしづらい。●音声コマンドは反応時間がかかり過ぎ、結局ほとんど使っていない。●トランク開口部がやや狭い。また床面に段差があり、内壁も奥が急に狭くなっており、荷物の形状(箱物など)によっては容積を有効に使い切れないことが多い。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験