ケン奥山のフェラーリ

Question

以前トップギアで
ケン奥山がデザインしたフェラーリを酷評していました
日本の自動車評論家も458イタリアからやっと本来のフェラーリのデザインが戻ってきたと言っていましたが
ケン奥山のデザインしたフェラーリの国際評価はどのようなものなのでしょうか

Answer 1

たしかにスカリエッティは、あまり魅力的に感じませんでしたが、エンツォ・フェラーリは評判良かったように思います。
また、マセラティ・クアトロポルテは各方面から絶賛されていますね。以前に同氏のインタビューを読んだんですけど、「フェラーリの仕事はそんなに楽しくなかった」という趣旨の文を読みました。これはフェラーリのデザインは「６０年代に活躍した○○のイメージを取り込んだ造形にしてくれ」と言うような”注文”が最初からされているので、思い切った造形を描けないということだと思います。逆にマセラティは、商業的に低空飛行だったので同氏のアイデアが随所に現れたデザインにすることができたんでしょうね。因みに、「私のこれまでで最高の作品は、クアトロポルテであって断じてエンツォではない」と発言していることから、マセラティでの仕事の充実度が伺えます。（グランツーリスモも奥山氏の作品ですよ）
※最後に、現在のフェラーリのデザイナーが誰かは知りませんが、奥山氏は「イタリア人以外でフェラーリをデザインした最初の人物」であり、しかも黄色人種の日本人ということで、大英帝国のプライドの残渣がわずかに残る英国紳士の”僻み”から出た発言でしょうね。（笑）