現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 【この458なんぼ?】ドイツで最も安い「フェラーリ 458 イタリア」他の458よりもかなり安い その理由は?もちろん走行距離だ!

ここから本文です

【この458なんぼ?】ドイツで最も安い「フェラーリ 458 イタリア」他の458よりもかなり安い その理由は?もちろん走行距離だ!

掲載 更新 2
【この458なんぼ?】ドイツで最も安い「フェラーリ 458 イタリア」他の458よりもかなり安い その理由は?もちろん走行距離だ!

フェラーリ 458 イタリア(2011): これはドイツで最も安いフェラーリ 458 イタリアだ。なぜ他よりも安いのか?その理由は、走行距離が非常に長いからだ!

原則として、フェラーリは日常的なクルマではないし、長い走行距離を稼ぐクルマでもない。マラネロで生産されるほとんどのモデルは、オーナーによって大切に扱われ、特別な日や天候の良い日にだけガレージから出される。しかし、例外もある。この「フェラーリ 458 イタリア(Ferarri 458 Italia)」は、少なくともフェラーリの世界では本物の耐久ランナーなのだ!

【このマスタング シェルビーなんぼ?】特別なスポーティさを象徴する名称”シェルビー” 希少な「フォード マスタング シェルビーGT」が販売中!

ビーレフェルトのディーラー、"Prestige-Motors"は現在、ドイツ全土で最も安い「フェラーリ458イタリア」を販売している。好ましいかどうかはもちろん意見の分かれるところだが、12万9,900ユーロ(約2,145万円)というこの「458 イタリア」は、次に安い個人所有の例よりも2万ユーロ(約330万円)安いという。

走行距離16万9,000kmの458イタリアその「有利な」価格の理由は、走行距離が極めて多いことだ。広告によると、570馬力のフェラーリの走行距離は約16万9,000km。ディーゼルのエステートや古いメルセデスがこの走行距離であるならまだしも、フェラーリのドライバーの多くにとってそのような個体は考えられない。「458 イタリア」は2011年に製造されたため、13年が経過している。つまり、年間走行距離はほぼ正確に13,000kmということになる。前オーナーがよほどフェラーリを愛していたか、あるいはこのフェラーリがハイヤーだったかのどちらかだろうが、それは推測にすぎない。

伝説のフェラーリ F40を彷彿とさせる3本のセンターテールパイプ。残念ながら、広告には458 イタリアの歴史に関する情報はほとんどない。無事故なのか、整備履歴や一般的なコンディションはどうなのかも不明だ。

クラシックなカラーコンビネーション古典的な「ロッソコルサ/ネロ」色の組み合わせの「458 イタリア」は、広告写真で好印象を与えている。外装に目につくダメージはなく、ブラックの20インチホイールセットは後継モデルの「488 GTB」に装着されていたものだが、「458 イタリア」にもよく似合っている。ブラックのコントラストルーフは塗装かラッピングかは不明。

赤いステッチが入ったブラックレザーのインテリアも、走行距離の多さを考えるとすっきりと見える。すり減ったり、揺れたりしているようには見えない。とはいえ、メンテナンス履歴は特に興味深く、重要だろう。何しろ、「458 イタリア」にはカーボンセラミックブレーキが標準装備されている。また、高回転型の自然吸気V8は信頼性が高いとはいえ、定期的な整備という愛情が必要だ。

今では地味に見えるネロ(黒)で統一された「フェラーリ 458 イタリア」のインテリア。約17万kmという走行距離の多さを考慮すると、インテリアのコンディションは非常に良いようだ。「458 イタリア」が「IAA(フランクフルトモーターショー)2009」で発表されたとき、このモデルは先代の「F430」と比較してまさに飛躍的な進歩を遂げていた。ちなみに、「458」という名称はエンジンにまで遡ることができる。45は4.5リッターの排気量、8はシリンダー数を表している。

高回転型のV8は、9000rpmという驚異的な回転数で570馬力を発揮し、いまだかつてないほどエモーショナルなエンジンのひとつとされている。2011年、2012年と2年連続で、"エンジン オブ ザ イヤー"に選出されたのも納得できる。「458 イタリア」と「458 スパイダー」の動力伝達は、ゲトラグ製の7速デュアルクラッチが担当する。ちなみにこのトランスミッションは、「メルセデス SLS AMG」にも採用されているものだ。

0-200km/h加速10.8秒!「458 イタリア」の0-100km/h加速は3.4秒、0-200km/h加速は10.8秒、最高速度は325km/hである。この数値は、発表から15年近く経った今でも印象的である。最後のスペシャルモデルである「458 スペチアーレ」と「458 スペチアーレ アペルタ」の後、自然吸気エンジンを搭載したフェラーリ最後のミッドシップスポーツカーは、2016年に後継モデルである「488 GTB」に取って代わられた。

今日に至るまで、「458 イタリア」は信頼性が高く、非常に成熟したフェラーリと見なされている。それは、比較的走行距離の長いいくつかの例によって裏付けられている。

フェラーリ 458 イタリアの4.5リッター自然吸気V8エンジンは9,000rpmまで回転し、570馬力を発生する。最大トルクは6000rpmで540Nm。新車価格は197,000ユーロ(約3,250万円)だった簡単に価格を比較すると、走行距離の少ないよく整備された中古の個体では17万~18万ユーロ(約2,800~2,970万円)程度から、トップ例では20万ユーロ(約3,300万円)を大きく超えることもある。これは、「458 イタリア」の中古車が最近また値上がりしているためだ。2009年のベース価格が197,000ユーロ(約3,250万円)だったことを考えると、悪くない。

エンジンが2014年と2015年に「エンジン オブ ザ・イヤー」賞を受賞した、憧れの軽量版「458 スペチアーレ」はさらに高価で、35万ユーロ(約5,775万円)以下では手に入らない。499台限定の「458 スペチアーレ アペルタ コンバーチブル」バージョンは、70万ユーロ(約1億1,550万円)を優に超える。

この「フェラーリ 458 イタリア」は、走行距離16万9,000kmで、ドイツで販売されている「458 イタリア」の中では特異な存在だ。真剣に興味をお持ちの方は、もちろん詳細なチェックと試乗が不可欠だ。Text: Jan GötzePhoto: Prestige-Motors

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

セイコーソリューションズ、アルコールチェックとデジタルキー搭載の車両管理システム発表…オートモーティブワールド2025
セイコーソリューションズ、アルコールチェックとデジタルキー搭載の車両管理システム発表…オートモーティブワールド2025
レスポンス
ポルシェ、ガソリン車の新型「マカン」導入を検討 EV販売減で戦略見直し
ポルシェ、ガソリン車の新型「マカン」導入を検討 EV販売減で戦略見直し
AUTOCAR JAPAN
MAXWIN のヘルメット用「オゾン消臭除菌機 MF-C1」が初売りセール価格5,500円で販売中!
MAXWIN のヘルメット用「オゾン消臭除菌機 MF-C1」が初売りセール価格5,500円で販売中!
バイクブロス
【アメリカ】トヨタ“新4WDスポーツカー”「GRカローラ」がスゴイ! 2年ぶり“顔面刷新”の「大口顔モデル」に「カッコイイ」の声! 走行性能強化し登場
【アメリカ】トヨタ“新4WDスポーツカー”「GRカローラ」がスゴイ! 2年ぶり“顔面刷新”の「大口顔モデル」に「カッコイイ」の声! 走行性能強化し登場
くるまのニュース
マツダ「RX-7 IMSA仕様」かと思ったらNA型「ロードスター」でした! エンジンは「RX-8」のロータリーを搭載…ランニングコストも考慮
マツダ「RX-7 IMSA仕様」かと思ったらNA型「ロードスター」でした! エンジンは「RX-8」のロータリーを搭載…ランニングコストも考慮
Auto Messe Web
米EV新興企業カヌー(Canoo)が破産申請 商用車を展開するも資金繰りに苦戦
米EV新興企業カヌー(Canoo)が破産申請 商用車を展開するも資金繰りに苦戦
AUTOCAR JAPAN
日産、福岡にリン酸鉄リチウムイオン電池工場を新設 2028年度にも量産
日産、福岡にリン酸鉄リチウムイオン電池工場を新設 2028年度にも量産
日刊自動車新聞
金融庁がトヨタモビリティ東京とグッドスピードに改善命令、保険販売で不正行為[新聞ウォッチ]
金融庁がトヨタモビリティ東京とグッドスピードに改善命令、保険販売で不正行為[新聞ウォッチ]
レスポンス
TOYO オープンカントリーA/T III ラインアップ拡充 ホワイトレーターで注目度アップ
TOYO オープンカントリーA/T III ラインアップ拡充 ホワイトレーターで注目度アップ
Auto Prove
ボルグワーナー 最新のブレードバッテリーやeTVD、WECポルシェ用インバータなどを展示
ボルグワーナー 最新のブレードバッテリーやeTVD、WECポルシェ用インバータなどを展示
Auto Prove
「ウインカー」右なの左なの? どちらが「正解」? 判断に迷う「斜め接続道路」での“合図”… 決め手は「自車の動き」か
「ウインカー」右なの左なの? どちらが「正解」? 判断に迷う「斜め接続道路」での“合図”… 決め手は「自車の動き」か
くるまのニュース
ヒョンデ、次世代電動三輪・四輪コンセプト発表…インドのラストマイル市場参入へ
ヒョンデ、次世代電動三輪・四輪コンセプト発表…インドのラストマイル市場参入へ
レスポンス
ウイリアムズF1、ベテランのオリバー・ターベイを開発・テストドライバーに任命。マクラーレンでの15年以上の経験にチームも期待
ウイリアムズF1、ベテランのオリバー・ターベイを開発・テストドライバーに任命。マクラーレンでの15年以上の経験にチームも期待
motorsport.com 日本版
ロールスロイスの最上位モデル、『ファントム』が100周年へ…技術や一時的なトレンドに妥協せず進化
ロールスロイスの最上位モデル、『ファントム』が100周年へ…技術や一時的なトレンドに妥協せず進化
レスポンス
約192万円! 顔面刷新のスズキ新「ソリオ」発表! 新スイフトエンジン採用でめちゃ楽しそう! トヨタ「ルーミー」対抗馬の「小型ハイトワゴン」とは
約192万円! 顔面刷新のスズキ新「ソリオ」発表! 新スイフトエンジン採用でめちゃ楽しそう! トヨタ「ルーミー」対抗馬の「小型ハイトワゴン」とは
くるまのニュース
電動スクリーンやシートヒーターなどで装備を充実!! ヤマハ「XMAX300 Tech MAX+」を欧州で発表
電動スクリーンやシートヒーターなどで装備を充実!! ヤマハ「XMAX300 Tech MAX+」を欧州で発表
バイクのニュース
スバル車が雪山をドリフトで駆ける「ゲレタク」がスキー場に帰ってきた! 5年ぶりに開催の「SUBARU ゲレンデタクシー」は大迫力のデモランも見られる超充実イベントだった
スバル車が雪山をドリフトで駆ける「ゲレタク」がスキー場に帰ってきた! 5年ぶりに開催の「SUBARU ゲレンデタクシー」は大迫力のデモランも見られる超充実イベントだった
WEB CARTOP
2024年の欧州新車販売、前年比0.9%増 独仏伊が低迷 EVは初の前年割れ 欧州自動車工業会
2024年の欧州新車販売、前年比0.9%増 独仏伊が低迷 EVは初の前年割れ 欧州自動車工業会
日刊自動車新聞

みんなのコメント

2件
  • yus********
    甘いな、日本にはてっちゃんの458がある!ww
  • suzuki
    逆に言えばそれだけ持つてことだな。
    走りもF430から やっとちゃんとしたフェラーリが出たと土屋圭市も言ってたが。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2830.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

1980.03471.0万円

中古車を検索
458イタリアの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2830.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

1980.03471.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村