2023年11月
■2023年11月
ゼネラルモーターズ・ジャパンは、ハイパフォーマンス・スポーツカー「シボレー コルベット」を一部仕様変更するとともに価格を改定して、2023年11月21日に発売した。
今回の一部仕様変更では、安全装備を強化。低速時フロントオートマチックブレーキ(歩行者および自転車対応)やフォワードコリジョンアラーム(前方衝突事前警告機能)、前方車間距離表示機能、レーンキープアシスト(車線内走行アシスト)/レーンディパーチャーウォーニング(車線逸脱警告機能)、インテリビーム(ヘッドランプハイビーム自動切替機能)を装備して、安全性の向上を図っている。
その他、フロントフードオートクロージャーやドライバーモードセレクターアニメーションを追加。「3LT」はホイールのデザインを変更した。なお、通信車載ナビ「クラウドストリーミングナビ」は廃止されている。
ボディカラーは全8色のうち、エルクハートブルーメタリックとセラミックマトリックスグレーメタリックの2色に変わってリップタイドブルーメタリックとシーウルフグレートライコートを設定した。
■2024年3月
ゼネラルモーターズ・ジャパンは、ハイパフォーマンス・スポーツカー「シボレー コルベット」に「EDITION CERV I(エディションサーヴワン)」と「HERITAGE EDITION(ヘリテージエディション)」の2つの特別仕様車を設定して、2024年3月12日に各15台限定で発売した。
今回発売された2つの特別仕様車は、デビューから70年以上の歴史を持つコルベットの伝統と走りの魂を具現化したモデルだ。「エディションサーヴワン」は、コルベットの父であるゾーラ・アーカス・ダントフが1959年に試作した幻のミッドシップテストマシン「CERV(Chevrolet Experimental Research Vehicle)I」をモチーフに、「シルバーフレア メタリック」のボディカラーカラーとエッジブルーのストライプを採用。また、日本初採用となる「5オープンスポーク カーボンフラッシュ マシンドエッジアルミホイール」やエッジイエローのブレーキキャリパーを備えている。ベースとなるモデルは「クーペ 2LT」。
もう一方の「ヘリテージエディション」は、1953年の初代コルベットを彷彿とさせる真っ赤なインテリアと深みのあるグレーのボディカラーを組み合わせた特別仕様車。ボディカラーには、日本初採用でメタリック粒子と3層ものペイントコートが独特の質感を生み出す「シーウルフグレー トライコート」を導入するとともに、「アドレナリンレッド ディップド」のフルレザー内装を採用した。ベースモデルは「クーペ 3LT」だ。
いずれもベースとなるモデルと同様の最高出力369kW(502PS)、最大トルク637Nmを発生する6.2リッターガソリンエンジンに8速デュアルクラッチトランスミッションを組み合わせている。
■2024年6月
ゼネラルモーターズ・ジャパンは、シボレーのスポーツカー「コルベット」にハイブリッドモデル「E-Ray(イーレイ)」を追加設定して、2024年6月1日に発表、同年6月7日に予約注文受け付けを開始した。
今回設定された「イーレイ」は、コルベット史上初の電動化&全輪駆動を採用したモデルだ。パワートレーンは最高出力369kW(502PS)、最大トルク637Nmを発生する6.2リッター自然吸気V型8気筒エンジンに、最高出力119kW(162PS)、最大トルク165Nmの電動モーターと8速ATを組み合わせたハイブリッド。フロントアクスルを電動モーター、リアアクスルをエンジンが駆動する「eAWD(電動化による全輪駆動)」を搭載している。システム総合最高出力は664PSで、時速60マイル(約96km/h)到達までわずか2.5秒というコルベット歴代最速の加速力を発揮すると謳っている。また、センタートンネルには1.9 kWhの駆動用リチウムイオンバッテリーが配置され、エンジンが稼働した状態で時速26km以上での走行時や減速時にフロントモーターを使用して充電。巡航時などモーターがアシストすることで、燃料消費を抑えつつ、必要な時には瞬時に4輪すべてのタイヤで加速するとアナウンスされている。
このシステムは、路面状況や車速、ステアリングの角度を常に計測し、フロントアクスルとリアアクスルの動力配分を瞬時に最適化。車両の安定性を高め、ワインディングでの連続するコーナリングや、悪天候、滑りやすい路面など、あらゆる状況下で優れた操作性とパフォーマンスを発揮するという。
エクステリアでは、「Z06」と同様のワイド&ローボディを採用。フロントインテークやサイドインテークトリム、リアバンパートリムなどのアクセントパーツは、一体感のあるボディ同色で仕上げている。また、専用デザインのパールニッケル鍛造アルミホイールを装備した。
インテリアには、広範囲にスウェーデッドマイクロファイバーやレザーを採用。また、GT2バケットシートやスポーティなビジブルカーボンステアリングを標準装備した。
ボディサイズは全長4685mm×全幅2025mm×全高1225mmで、既存のモデルに比べて全長は45mm、全幅で65mm拡大。ボディーカラーは「リップタイドブルーメタリック」、「アークティックホワイト」、「ブラック」、「シーウルフグレートライコート」、「レッドミストメタリックティントコート」の5色を設定している。なお、2024年以内の納車を希望する場合は、ボディカラーが「リップタイドブルーメタリック」、インテリアカラーが「スカイクールグレー」の組み合わせのみを15台限定で抽選により販売する。
■2024年7月
ゼネラルモーターズ・ジャパンは2024年7月4日、シボレーのスポーツカー「コルベット クーペ3LT」の特別仕様車「RED FLAME SERIES(レッド フレイム シリーズ)」を発売した。全車右ハンドル仕様で、日本国内限定40台(コンバーチブル含む)となっている。
今回の特別仕様車は、シボレー伝統のV型8気筒エンジンに、その名の通り赤に彩るエッジレッドのエンジンカバーをあしらって、走りへの情熱を表現したモデルだ。かつて初代「コルベット(C1)」に搭載されたエンジンカバーが特徴的なブルーであったことから、「Blue Flame(ブルー フレイム)」と呼ばれたことへのオマージュとなっている。
装備面では、搭載するV型8気筒エンジン「LT2」の存在感を強調する「エンジンアピアランスパッケージ」を特別装備。ビジブルカーボンファイバーの装飾パネルがエンジンを囲うように施されており、特別感を演出している。
ボディカラーは、「レッドミスト メタリック ティントコート」と、日本初導入となるブラック「カーボンフラッシュ メタリック」の2色をラインナップ。
「レッドミスト メタリック ティントコート」は、ティントコートならではの深みのあるレッドカラーが特徴で、サーキットパフォーマンスを象徴するブラックのフルレングスデュアルレーシングストライプが組み合わされている。さらに、本モデル限定のカーボンフラッシュペイントホイールとエッジレッドのブレーキキャリパーが足元の印象を引き締めている。インテリアカラーは、深紅のエクステリアと美しいコントラスを作る「ナチュラル ディップド」を採用。ナッパレザーのGT2シートに、日本初導入となる「ステルスインテリアトリムパッケージ」のブラックアルミニウムトリムを組み合わせて、精悍な印象に仕上げられている。
一方の「カーボンフラッシュ メタリック」は、従来のソリッドメタリックとは異なる、メタリックペイントならではの輝きが特徴。足回りには20スポークのミッドナイトグレー鍛造アルミホイールを搭載。ホイールリムに赤いストライプを施し、ブライトレッドのブレーキキャリパーとともに、特別感を演出している。インテリアは、初代モデルを想起させる「アドレナリンレッド ディップド」のフルレザー仕様に、こちらも「ステルスインテリアパッケージ」のブラックアクセントを組み合わせる。
■2024年9月
ゼネラルモーターズ・ジャパンは2024年9月18日、シボレーのスポーツカー「コルベット クーペ」の特別限定車「シルバーフレイムシリーズ」を発売した。限定台数は20台。
今回の限定車は2024年発表の「コルベット」限定モデルの第3弾で、初代「コルベット(C1)」に搭載されたエンジンのラジエーターサブタンクが特徴的なシルバーであったことに敬意を表し、「スターリングシルバー」のエンジンカバーを装着した「LT2」V8エンジンを搭載したモデルだ。さらに、「エンジンアピアランスパッケージ」を特別装備しており、ビジブルカーボンファイバーの装飾パネルがエンジンを囲うように施されている。
ボディカラーは「アクセラレートイエローメタリック」(限定10台)とブラックカラー「カーボンフラッシュメタリック」(限定10台)の2色をラインナップ。また、「E-Eay」以外の「コルベット」では初となる「クロームエクステリアバッジパッケージ(エンブレム/ネームプレート)」を装備し、特別感を演出している。インテリアには「スカイクールグレー」を採用し、アルミパーツをブラックで仕上げた「ステルスインテリアトリムパッケージ」を標準装備している。