自動車は 大きなサイズのほうが 空気抵抗は少ないのですか？

Question

サイズとＣｄ値の関係は？

Answer 1

空気抵抗＝空気抵抗係数（cd値）ｘ前面投影面積ｘ速度の二乗
ですので、
正面から見た時に大きい車＝幅が広い、高さがある、ですと空気抵抗は大きくなります。
普通の車の場合のcd値は0.２～０.5とかの、ゼロコンマ幾つのものですので、空気抵抗には前面投影面積の方が遥かに大きく影響します。
※更にそれよりも、速度が大きく影響し、普通の車でも時速１００ｋｍを超えたあたりから空気抵抗は飛躍的に大きくなります。
※※例えばブカッティ・ベイロンを考えていただくとわかりやすいですが、２００馬力あれば時速２００ｋｍ出ます。では４００ｋｍ出すには倍の４００馬力でいいかというと全く足りず、１０００馬力オーバーが必要になります。


cd値はサイズに拠って変化するというより、形状によって変化します。
例えば四角いものは一般的に大きい。けれど、車体後部が滑らかに空気を流すような形状だと小さくなる。
けれど、cd値そのものが小さければいい、というものでもなく、
高速で車を浮き上がらせる力＝揚力を小さくしようとボディ形状に工夫を凝らしたり、ウィングをつけると、cd値は大きくなります。※レーシングカーのcd値は１以上あります。