2021年2月
■2021年2月
BMWは、「X7」を一部仕様変更して、2021年2月24日に発表した。
今回の一部仕様変更では、クリーンディーゼルエンジン搭載モデルに、48Vマイルドハイブリッドテクノロジーを搭載。48Vマイルドハイブリッドテクノロジーは、制動エネルギー回生をする48Vスタータージェネレーターと、その電気を蓄積する追加のバッテリーなどで構成。48Vバッテリーは電気で作動する機能に電力を供給するだけでなく、電力をスタータージェネレーターに戻し、スタータージェネレーターが電気駆動システムとして作動することで、追加の駆動力の発生のためにもエネルギーを供給し、内燃エンジンの負荷を軽減するとともに、効率を最適化する。さらにジェネレーターは電気を使って加速をブースト(最大8kW/11PS)することで、発進時および加速中にダイナミックな出力特性をサポートする。またコースティング機能を採用して、燃費効率を高めている。
また「xドライブ40d」は48Vマイルドハイブリッドシステム搭載に加えて、BMWツインパワーターボテクノロジーを採用した新開発の直列6気筒クリーンディーゼルエンジンを搭載。初めてマルチステージターボチャージャーを採用してシステムを最適化し、ピエゾインジェクションによる最新のコモンレールダイレクトインジェクションを採用し、パフォーマンスと効率を向上。最高出力は従来モデルの「xドライブ35d」より75PS(55kW)アップの340PS(250KW)、最大トルクは同80Nmアップの700Nmを発生する。
同年4月1日には価格改定を実施した。
■2021年9月
BMWは、「X7」に特別仕様車「西陣エディション」を設定して、2021年9月22日に発表、同日午前11時にBMWオンラインストアにおいて3台限定で受注を開始した。
「西陣エディション」は48Vマイルドハイブリッドテクノロジーを搭載した「xドライブ40d デザイン・ピュア・エクセレンス」をベースに、BMW Individualによる内外装に加え、日本が世界に誇る西陣の色彩芸術をインテリアトリムやフロントセンターアームレストに採用した。
ボディカラーは、BMW Individualカラーのアメトリンを採用。内装は、アイボリーホワイトカラーのBMW Individualフルレザーメリノ、BMWアルカンターラルーフライナーを採用して、高級感を演出した。
■2021年10月
BMWは、「X7」に特別仕様車「エディションインフローズンブラックメタリック」を設定して、2021年10月28日に発表、同日午前11時にBMWオンラインストア限定で受注を開始した。
「エディションインフローズンブラックメタリック」は「xドライブ40d Mスポーツ」をベースに、専用装備を採用して内外装を漆黒に統一。ボディカラーは、BMW Individualの高品質ボディカラーのBMW Individualフローズンブラックを採用した。またキドニーグリルやテールパイプ、22インチBMW Individualアロイホイール758i、Mスポーツブレーキキャリパーなどをすべて黒で統一した。
インテリアは、2列目を独立2座としたコンフィートシート仕様(6人乗り)とした上で、アンソラジットのBMW Individualアルカンタラルーフ・ライナー、ブラックのエクステンデッドレザーメリノ、BMW Individualピアノブラックトリムを採用した。
2022年1月1日には価格改定を実施した。
同年7月1日には価格改定を実施した。