BMW 4シリーズグランクーペ200万円程で走行キロ8万程の車の購入を考えてますが、故障しやすい箇所、消耗が目立つ部分などのアドバイスを、ユーザー様や購入歴がある方から頂きたいです。

Question

また、長く乗りたいと思ってますが、15万キロ位まで実走行可能でしょうか？

Answer 1

BMWを断続的に40年ほど乗り、現在も1台所有しています。

まず、15万キロくらいまで乗りたいならすぐにATフルード（ATミッションオイル）の交換をするべきです。8万キロを超えると内部に蓄積したコンタミネーションがATフルードを交換することで剥離してAT内部を傷める危険性が高くなるからです。ATフルードを交換しないと15万キロまでの間にATが故障して修理に50万円以上かかるような事態になる危険性が高まります。ディーラーはAT交換が難しいことを知っており、またいずれATが故障して車を買い替えてもらう方がよいと考えているのか無交換を主張しますが、交換したほうがよいです。交換はBMWの得意なショップでしてもらい、10万円くらいかかります。

8万キロを超えているならその他いろいろと故障が生じる心づもりをしておいた方がよいでしょう。

時々みられるのは直噴インジェクターの故障です。モデルにより違いますが1本5～10万円しますので、4気筒分4本交換すると工賃込で30万円かそれ以上かかります。

電動ウォーターポンプもそろそろ逝ってしまうかもしれません。近くについているから工賃を節約するためについでにサーモスタットも交換すると20万円コースです。他に冷却水関連では、プラスチック部品の劣化破損が考えられ、いきなりオーバーヒートします。冷却系のプラスチックが茶色く変色すると危険なので自分でチェックが必要です。兆候が見られれば早めに交換します。部品により費用はまちまちですが、高くても工賃込で2～3万円くらいでしょう。オーバーヒートさせてレッカーになったり、エンジンが逝かれたりするよりはずっと安上がりです。また、ラジエターから水漏れして交換すると10万円くらいです。

オイル漏れは主にヘッドカバー付近から生じますが、工賃込で5～6万万円でしょう。めったにありませんが、その他の場所で運が悪いと20万円くらいかかることもあります。

ラムダセンサーやエアフローセンサーなどのセンサー類もそろそろ危ないです。それぞれ3～5万円くらいでしょう。

8万キロならブレーキパッドは1～2回交換してあると思いますが、ブレーキローターがまだなら4輪で工賃込10万円くらいでしょう。

ショックアブソーバーは劣化しても走行はできますが、本来のBMWの味わいは失われます。せっかくBMWに乗るなら10万キロをこえたらそろそろ交換するべきです。関連するブッシュ類も含めて工賃込で4輪で20万円くらいでしょうか。

その他にもありますが、少しずつメンテするとして、今後概ね年間30万円くらいは修理メンテナンス費用に充てる必要が生じるかと思います。なお、以上の価格は街の修理工場のもので、ディーラーを利用すると3割～5割くらい高くなると思います。

以上、十分なメンテナンスを施せば15万キロでもそれ以上でも走行は可能です。但し、乗り方により状態は大きく影響をうけるので、できるだけ丁寧な運転を心掛けなければなりません。例えばハンドルの据え切り（停止したままハンドルを切ること）をするとパワステが故障するのでしてはいけません。

Answer 2

4シリーズグランクーペではないですがM4乗りです。
先日、Vベルトが切れてウォーターラインを傷つけ、水漏れして入院中です。
VベルトなのでBMWというのは関係ありませんが…

E89 Z4に乗ってた時は
6万キロで中古で購入
15万キロまで乗りましたが
ウォーターポンプ
サーモ
ウォーターライン
電動ファン
リザーバータンク
ラジエーター

など冷却系の故障がかなり多かったです。
上記の部品代だけで100万近くはかかってます。

最近のBMWは故障が少ないと言われてますが、ある程度余裕は持ってたほうが良いと思います。
査定に出したら良い値段になったので手放しましたが、修理をしながらなら15万走ってもまだまだ余裕を感じました