BMW 3シリーズ セダン 「あえて言うと、BEST BUYなエンジン...」のユーザーレビュー

あえて言うと、BEST BUYなエンジン...

2008.7.7

総評

あえて言うと、BEST BUYなエンジンであるこの3リッター。
335ターボの滑らかな速さは認めるもの、自然吸気でこれだけパンチの効いたエンジンはなかなかないはず。

320はＥ90のボディ枠では非力。323と325では中低速トルクが細く、アクセル踏めない人にはもっさり、遅い車に感じるはず。
323と325の違いは使えるパワーバンド域が325のほうが広いくらい。
330はＶ型エンジンのような低速トルクを持ち合わせながら、高回転までスムーズに回るところに楽しさがある。
Ｍ3（Ｅ46）のように常に踏まないと速さや、味が出ない車と違い、とても扱いやすいのもいい。
335が直噴化されたように、まったりした方向に向っているＢＭＷ…走る楽しさを求めるなら、今後は1シリーズに注目したい。
価格が高いと指摘されるが、機関系にお金がかかっていることを考慮すれば、妥当なところ。
ミッションやデフケースの大きさを比べても、国産車はこれじゃ容量足りてないだろうと、納得します。

もっと高いけど、何でも装備されているベンツと比べられるのは酷に感じてます。

今のところ、走りに興味がある年代だけに、しばらくはＢＭＷを乗り継いでいきたいかな

満足している点

完璧な車なんてないわけで、まだまだ弄くりがいのある車。
それでもボディとシャシーの剛性は量産車ではかなり高いレベル。
フロントタイヤの接地感はぬるい部分があるもの、リアのトラクションの掛かりはＦＲ車として抜群。
国産ＦＲ車はサスペンションとシャシーがばらばらな動きをするもの、今度のＢＭＷのリアは一体感がとても強い。
デザインは好みの問題であるが、サイドのプレスラインの仕上げ方は国産車も見習うべきところかと。

不満な点

ノーマルシートはお尻の納まりが悪く、腰痛持ちには長距離運転がきつい。
Ｍスポのシートでサポート量が増えるもの、これでもまだまだ不十分。それこそ小柄な仏車のシートのほうが出来が良いくらい。

それと、わだちでステアリングが90度近く取られてしまうランフラットタイヤ。
代々ステアリングも重たいＢＭＷだが、タイヤの影響が大きい。現在、通常ラジアルでインチアップしてるが、その重さも減少され、35/30偏平にも関わらず、乗り心地も改善されるほど。
ノーマルの足は、車速が上がるごとにふわふわした感触になり、地面をべたっと這うような走りにはならない。
でも社外の車高調を持ってすれば、走りも居住性も洗練されるので。
ＴＶＣＭのようなクイックな走りは、Ｓ2000であればできるがこの大きさでは無理。
118i/120iであれば、気持ちいいくらいシャープに切れるし、よく回る直4エンジンが楽しい。
他には、よく回るエンジンだけに、マニュアルの設定があれば、これはこれでファンが増えるはず。
どうしても335から比べると、シフトスピードが遅く感じてしまうし、ＡＴ車はこんなものと言い聞かせて走ってます。

ブレーキは330i/335iであれば、充分なところ。
相当飛ばす方なら、740ぐらいのブレーキフィール、味付けが欲しいところ。

燃費がなんて言う人には、ＤＳＧのゴルフでも乗ってろといいたいところだが、市街地では平均6～7ｋｍ、高速では踏みすぎでも10ｋｍは切りません。
エコランなら12ｋｍは行くのでは…あくまでもオンボードの燃費計での数値ですが

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験