BMW 3シリーズ セダン 「ブランドイメージで買うべきクルマではない...」のユーザーレビュー

ブランドイメージで買うべきクルマではない...

2007.10.6

総評

ブランドイメージで買うべきクルマではない。じっくり試乗して、本当にこんな乗り心地で、値段で、買うべきクルマか、自分のフィーリングとあうのかよく検討しないと後悔する。（だって１５０馬力に１４６０ｋｇの車重と４５０万円ですよ！）そのかわり「これだ！」と思った人には数値や乗り心地、装備などパッと見やカタログだけでは懸念される部分を、所有すれば確かに「駆け抜ける喜び」に変えてくれる魅力を持つ。ハンドリングなど操縦性に特化したクルマで、BMWという「なんとなく走りがいいのかなー」的なブランドイメージで買うべきではない。街にはあふれかえっている３シリーズだが、後悔している人は多いのではないか、と気の毒に思うことも。乗り手を選ぶクルマである。私はハマッてしまった。ただ、そんな私でさえ、同乗者が感じるであろう乗り心地と絶対的な登坂力だけはなんとも弁解のしようがないのだが・・・

満足している点

シャープなハンドリング。スポーツセダンの雄といえばよく評価された言葉だが、間違ってもスポーティなセダンではない。どっしり感のあるスポーツカーといった印象。数値では表せない走る、曲がる、止まるに繋がりのある操作性をもつ。性格、ジャンルは全く異なるが、以前所有していたマツダロードスターに通じる走りへの哲学がはっきり分かるクルマ。運転が終わると適度に疲れるが、また明日も乗りたいと思わせてくれる。

不満な点

一般うけしない乗り心地。ハンドルの重さ。カタログ上の数値。上り坂でパワー自体に余裕がない（吹け上がるフィーリングは悪くないが）。疲れたときにラクに移動できる手段として使えない。いわゆる直進安定性は低く、ステアリングはロードインフォメーションをはっきりと伝え、積極的に走らせることを要求してくる。梨地の塗装。なんとなく「走りがいいセダンなのかなー」というイメージとは違い、かなりスパルタンな性格で、受け入れられる人や環境が限られる。特にMスポ。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験