BMW 3シリーズ セダン 「ドライビングの世界に魅き込まれていく 先日BMWの3日間モニターで320i Mスポーツを借りることができました。  10年ほど前、仕事でE30やE36」のユーザーレビュー

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BMW 3シリーズ セダン

グレード:-

乗車形式:マイカー

評価

2

走行性能
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乗り心地
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燃費
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デザイン
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積載性
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価格
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ドライビングの世界に魅き込まれていく 先日BMWの3日間モニターで320i Mスポーツを借りることができました。  10年ほど前、仕事でE30やE36

2007.10.24

総評
ドライビングの世界に魅き込まれていく
先日BMWの3日間モニターで320i Mスポーツを借りることができました。
 10年ほど前、仕事でE30やE36に乗る機会がよくあったのですが、その後はBMWから遠ざかっていて、E46には触れることもなく、久しぶりのBMW体験でした。
 約10年ぶりにBMWに乗って感じたことは、この車はドライバーを楽しませる車であり続けているということです。車にさほど関心がない人でも、車そのものや運転を好きにする力があると思います。車にあまり関心のない妻がこの車を少し運転しただけで、「すごくしっかりした車だね。こういうのがいい車っていうんだね。」と言うほどでした。
 おしゃれに見えるからとか、見栄などではなく、車を純粋に楽しみたい方に是非乗っていただきたいと感じました。
 ただし、依然として価格に割高感があるなど、多少問題点もあるとも感じましたので、そのあたりを記していきたいと思います。
満足している点
・運転を楽しめる
 この車の美点はなんと言ってもここにあると思います。
 特に中~高速ワインディングを走るとまさに水を得た魚のようで、自分が想定した走行ラインをきれいにトレースすることができます。いつの間にか運転に集中し、車と自分との世界に没頭してしまいます。
 姿勢を正し、両手でステアリングを保持して運転すれば、車と自分が一体になったような感覚を味わうことができます。 
 このような運転の世界を体験すると、一部のトヨタの車のような、自分が自動車を運転していることを忘れさせられるような、運転感覚が乏しい車に乗ることが非常に寂しいと言うか、損をしているような気になってきます。
 車が好き、運転が好きな方はこの世界を是非一度体験してみてはいかがでしょうか。
・取り回しのしやすさ
 代を重ねるごとにサイズが拡大し、現行型では全幅が1,810mmにもなりましたが、運転してみるとサイズは全く感じません。
 小さい駐車スペースに入れると確かに幅を感じますが、前後端が極端に絞り込まれていないので車両感覚は掴みやすいです。
・ドライビングポジションの自由度
 シートとチルト&テレスコの調整幅が大きく、適切なドライビングポジションが取れます。
 座面の高さを最下限にすれば、かなり低いスポーティなポジションが取れますし、上げていけばボンネットがよく見えて車両感覚がつかみやすくなります。
 大柄な男性はもちろん、小柄な女性の方でも安心して運転できるでしょう。
・マニュアルミッションの設定
 標準3シリーズ(M3を除く)では320iのみではありますが、MT・右ハンドルが設定されています。399万円という本体価格から考えて、おそらく400万円未満のグレードを設定したいというインポーターの政治的な理由から存在しているのでしょうが、いずれにせよ希少なMT設定車なので、素直に喜びたいと思います。
・快適装備の充実
 E30やE36など、以前の3シリーズは本当に質素でしたが、今回現行E90に乗ってみて、快適装備の充実ぶりには驚きました。
 オートエアコン、オートライト、電動格納ミラー、キーレスエントリー、雨滴感知式ワイパーなど、日本車ならば軽自動車でも当たり前になっている装備ではありますが、昔のストイックなBMWしか知らない私は浦島太郎になったような気分でした(笑)。
 BMWの素晴らしい走りを快適に楽しめるのは、素直にありがたいことだと思います。
不満な点
・轍に弱い
 試乗車のMスポーツにはフロント225/45-17、リヤ255/40-17という幅の広いタイヤが装着されていますが、その影響か、轍のある道を走行する時には直進を保つのに神経を使います。
 ある程度速度を上げれば気にならなくなってくるのですが、街中だと常に微修正が必要になる感じです。
 前後205~225幅程度でよいのではないでしょうか。
・ハンドルが重い&ステアリングホイールが太すぎる
 標準仕様に比べM-Sportsパッケージはスポーティな形状のステアリングが装着されていますが、径が太すぎて握りにくいです。
 またハンドル操作自体が重く軽快感をスポイルしています。超高速域での直進性向上のためにこのように重いのでしょうが、日本国内での実用速度域ではデメリットの方が目立ちます。
 長所のところできちんとした運転姿勢云々と書きましたが、逆に言えばきちんと運転しないとハンドルがやたら重くて操作しづらいとも言えます。
・ドアミラーが見難い
 ミラー本体が全体的に丸っこくスポーティな形状な分、後方がやや見難く感じます。あと、私個人としては、鏡面外側の死角を減らすために曲率を変えてある部分は要らないと思います。(振り返って死角を目視で確認すればよい)
・ウインカーレバーが未だにステアリングコラム左にある
 なぜか相変わらずウインカーレバーは左側です。古くから輸入車を乗り継いできた人が違和感を感じないようにするためなのでしょうが、もうそろそろ改めてもよいのではないでしょうか。
 ちなみに3シリーズの自動車教習所仕様は、ちゃんと右ウインカーになっています。
・フロントガラスの工作精度が低い?
 個体差かもしれないのですが、試乗車のフロントガラスはドライバーの直前付近にゆがんで見える部分があります。試乗車の生産国がどこかは私は詳しくないのでわからないのですが、やはりドイツ産・南ア産でこういった部分のクオリティの違いがあるのでしょうか…
・依然として割高感がある
 昔に比べかなり適正な水準となってきたように思うBMWの価格ですが、アメリカなどでの価格と比べると、依然として割高感があります。
 おそらく日本仕様は「高級外車なんだから装備を良くしてほしい」等というような要望に応えてかなり豪華装備になり、それが価格に反映しているのではないかと思いますが、私個人としては、もう70~80万円安い価格が適正な水準ではないかと感じます。
デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験

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