BMWの直列6気筒の良さってなんですか？

Question

先日クルマ好きの恩師と久しぶりにお会いし最近車買いたいなんていう話をしていました。もう70になろうという人ですが到底そう見えない若々しい方で、現在はロータス・エリーゼを乗り回している方です。他にF10型セルシオを新車からノーマルでキレイに乗っていて、古いからいい加減買い換えようと言う事で（でもまだ2万キロも走ってない）本当はM2が欲しいが奥さんが狭いと文句言うので近々にモデルチェンジ予定の新型5シリーズを購入予定だそうです。
そこでBMWといえば直列6気筒しかありえない、最近の6発は高すぎて困るなんて仰っていましたが、BMWの直列6気筒ってそんなに良い物なんですか？現行3シリーズの試乗はしたことありますが私の経済力だと320が精一杯なので6気筒モデルは試乗したことありませんし、さすがに試乗車で飛ばす度胸もないですので。ご存知のかた魅力を教えて下さい。

それとノーマルでワンオーナー2万キロ未満で室内保管・整備履歴完備のF10型セルシオって値が付かないんでしょうかね？本人はこんなポンコツだれも欲しがらないだろうとか笑っていましたけど。

Answer 1

BMWに限ったことではありませんが、まず、6気筒は、爆発間隔がクランク角で120度になります。

4気筒は、180度。

つまり、6気筒は、あるシリンダーが爆発して、クランクを押し下げている時、まだ下死点（180度）まで達しないうちに、（今の爆発のクランク押し下げ力が残っているうちに）次の爆発が始まります。スムーズに爆発が連動していることになります。

4気筒は、180度ごとに爆発するので、下死点まで行ってから爆発するので、爆発がちょうど終わってから、次の爆発が始まるので、ギクシャク感が残ります。

4気筒の4サイクルエンジンは、2サイクルの2気筒のエンジンとちょうど同じ爆発回数です。（180度ごと）2サイクルだと、点火時期とか、スターターモータをチョンって回すと、反対回転にエンジンがかかってしまうことがあります。

4気筒のスムーズさが6気筒に負ける理由です。

ちょうど、自転車を2本足でこぐのが4気筒、3本足（ありえないですが）でこぐのが6気筒です。2本足でこぐのは、クランクが真上に来た時に下に力を加えるのと3本足では、こいだ足が、まだこぎ続けているところで、次の足がこぎ始めるわけです。

根本的に6気筒の方が、スムーズなわけです。V6は、ピストンの上下動が違う方向に向いているので、それが同じ、方向の直列は、さらにスムーズになります。

なんとなく、わかっていただけたでしょうか。

質問者からのお礼コメント

大変わかりやすかったです。ありがとうございました

Answer 2

GT-RのつぎにE36のM3（３．２㍑）に乗っていました。カタログではGT-Rが２．６リットルのツインターボで２８０馬力、M３が３２０馬力と違うのでかもしれませんが、M3の方が振動が少ない、スムーズに回転があがる、パワーもついてくる。高速道路でも、長時間の連続高速走行が可能でした。GT－Rは油温が上がっちゃうので・・・オイルクーラーを後からつけないと・・・でした。シルキーシックスと言われるのもわかる気がしました。機械的説明は一切ありませんでした。

Answer 3

直6エンジンは、慣性振動と偶力振動が原理的に発生しません。
そのため、他のエンジンと比べ振動が少ない滑らかなエンジンとなります。
同様にV12エンジンも慣性振動及び偶力振動が発生しませんが、エンジンが大掛かりとなりますから、直6エンジンが無難なシリンダー構成となります。

BMWは直6エンジンは上位モデルの特化して、普及帯は直4ツインフローターボエンジンとなりました。
直4ではバランサーシャフトを用いて振動を抑えていますが、物理特性で慣性振動が無い直6には及びません。
現行モデルの直6は全てツインフローターボとなってしまっています。
滑らかな官能的な直6を感じるなら、世代前の自然吸気の直6モデルが良いでしょう。
シルキー6の走りが感じられます。
E90末期の325iなら3L直6自然吸気エンジンです。

(runner_jiro_kさんへ)

Answer 4

回転バランスが取り易い形式ですので、音・振動・フィーリングが良いエンジンが作り易いです。

他の形式でも遮音材やマウント類、メーターチューニング等々でスムーズ感を演出させることは可能ですが、エンジン単体で見れば直6（V12も）には敵わないですね。

欠点としてはサイズと重量、そして小排気量（気等辺り400cc以下）でのトルクの薄さが挙げられます。


セルシオについては一般的に見れば価値があるとは言えませんが、極上の部類っぽいので欲しい人からみたら心揺らぐ固体ではないでしょうか？

Answer 5

無駄なスペック・
””無駄の塊””

《過ぎたるは、猶及ばざるが如し》・・そのまんま。

Answer 6

あくまでも個人的意見ですが、昔は直４、直６、V8、V12が主流で直４は振動が大きく、V型はピストンが左右に振っているせいなのか滑らかな回転という感じではないので、直６が最も滑らかな回転をしていたのだと思います。

ですが現在では技術が進歩して直４でも不具合が無ければとても滑らかで、ダウンサイジングターボを搭載することで力強くもなっていますから、直６にこだわる理由もなくなってきているのではないかと思います。

Answer 7

なめらかなシルキー6シリンダーかな。