BMW135と比較して
タイトルの車から乗り換えました。購入後12日目(距離1,500キロ)のレビューです。最近まで乗っていた3台はアウディA4→スカ
2011.5.11
- 総評
- BMW135と比較して
タイトルの車から乗り換えました。購入後12日目(距離1,500キロ)のレビューです。最近まで乗っていた3台はアウディA4→スカイライン350GT→BMW135です。135で満足していましたが、乗り換えた最大の理由はお客さんをもてなすことができるミドルサイズの4ドアであったことです。夜の首都高を走ることが好きなので、動力性能は落とさずドイツブランドで本体価格が800万以下となるとS4が最終候補に挙がりました。検討した車はアウディA6、BMW528、BMW535、フーガ3.7でした。800万を超えるが減税措置があるBMW535は魅力的でしたが、駐車場のスペースと裏路地走行でのオーバーサイズの問題で断念しました。ドライビングフィールですが、135に比べてなんとしなやかなことでしょう。135がひたすら獲物を追う肉食系だとするとS4は羊の皮をかぶったオオカミ的な草食系です。ダイナミックモードに切り替えても135よりはしなやかです。ノーマルモードで走るとクラウンよりしなやかでお客さんを乗せる時は高級車の雰囲気を醸し出しています。一度ダイナミックに入れるとシャシーをはじめ全てのパーツが引き締まり、0-60を5秒以下で駆け抜けるスポーツカーに豹変します。135のように背中を押しつけられながら加速するよりも4駆の安定感ですぅーっと加速して気が付いたらとんでもないスピードに達していますが、車内はいたって静寂です。
- 満足している点
- ●知る人ぞ知るマフラー4本出し。首都高を最後までおとなしく走らせてくれません。先日RS5に激しいバトルを挑まれましたが、そこそこついて行くことができました。最後は当然離されましたが。
●4ドアセダンらしからぬダイナミックモードの狂気的な加速。間髪入れずレッドゾーンまで吹けあがり加速します。2トン近い車がゼロリフトになる瞬間を体験できます。スーパーチャージャーなので、ターボチャージャーよりターボラグがなく、全開で踏んだ瞬間からスタビリティーランプも付くことなくカミソリのような加速をします。国産車に煽られることがなくなりました。M3と互角に渡り合えると思います。
●クアトロの安定性。コーナーをかなりの速度で進入してもリアデファレンシャルのおかげでアンダーやオーバーになることはありません。むしろ更にハンドルが切れます。リアでどこまでも踏ん張る135とは違ったコーナリングが味わえます。
●外装・内装の美しさ。まばゆいばかりのLEDは高級感抜群です。レッド主体のイルミネーションは夜の高速をどこまでも走らせる気になります。後席からインパネを見るとまるで香港の夜景です。
女性に受けること間違いないでしょう。
●思ったより広い室内。大人4人で問題なく遠出ができます。
●全てのインフォメーションがアームレスト付近のジョグダイヤルで操作できます。これも高級感あります。
- 不満な点
- ●超低速のギクシャク感。やはり高回転型エンジンです。1速から2速に入る時にショックが大きく、クラッチがスムーズにいかない。渋滞の日光いろは坂では足が疲れて大変でした。ドイツでも渋滞はあるはずなのに。
●iPodの不便さ。余計な出費がかさみました。今までの車はハードディスクにCDを自動録音をしていたが、今回は不便を感じます。外国曲が文字化けします。購入する時もこれが最大の悩みでした。
●左足の置き場がない。一応フットレストもどきは付いていますが、センターコンソールが右に大きく張り出していて、左足の置き場に苦労します。完全に左ハンドル用の車です。
●最大の敵は燃費。高速では140キロで2,500回転とさほどでもないですが、ダイナミックモードで全開すると燃料計の針が下がっていくのが見えるぐらいです。改良を重ね多少は良くなっていると思うが、こればかりは諦めるしかないです。モアパワーのRS5と実燃費は同じぐらいではないでしょうか。アイドリングストップでも装備されていたらいいのですが、普段はコンフォートモードで燃費を稼ぎます。
●いつも戦闘モードの135と異なり、気持ちに余裕を持って乗れます。回りの景色を見る余裕も出ました。
全てを兼ね備えた車などは存在しないと思います。この車は一台でほぼ全てを満たしている車だと思います。何かを犠牲にしても自分の好みに合った車選びが大切なことを今回実感しました。
- デザイン
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