アルファロメオ ジュリア 「キレッキレのハンドリング」のユーザーレビュー

キレッキレのハンドリング

2022.3.5

総評

早いもので、購入後2年半。
走行距離25000キロを超えました。
後輪駆動って、こんな感じなんですね。
コーナーでアクセル踏んでもギュイーンと駆け抜けていきます。
クシャミをしたら、車がどっかにいってしまうほど、クイックなハンドリングと言った御大自動車評論家がいましたが、たしかにクイックだけどそれがこの車の味なんです。
そこが楽しいのです。
高速ではハンドルが少し重くなるし、軽く手をそえるだけで、直進安定もそれなりにありますよ。
かなりのハイペースでも、オンザレールです。
私の力量ではドリフトなんかできやしません。
下位グレードなのに、走りの楽しさが変わらないのが、素晴らしいと思います、
グレードの差が動力性能であり、装備ではないんですね。
エンジン音も良いです。普段の街乗りではとても静かですが、回すといい音がします。　
時々ぶん回しでやります。
シフトダウン時に勝手にブリッピンクします。
セダンですが、スポーツカーなんだなと感心します。
ゴルフ5GTIも所有してましたが、走りの楽しさは互角かそれ以上です。
なにしろFRでフロントミッドシップだからというのが大きいと思います。
繰り返しますが、私のジュリアは下位グレードです。
友人のベンツCクラスも乗ってみましたが、ドイツ車はガッチリ、キッチリで、工業製品としては完璧だと思います。
でもジュリアほど心に響く物が無い気がします。
イタリア車好きはちょっとした不具合を許してしまうから、メーカーを甘えさせているとも、先程の先生が言ってました。
確かにそうかもしれないですね。
だって車って走ってなんぼじゃない。
それさえあれば他はどうでもいいって思うくらいの車ってすごくないですか？
すっかりヘビの毒が回ってしまってますので、ずっと乗り続けたいです。
もし買い替えるにしても、またジュリアにします。

満足している点

下位グレードなのに、早いエンジン。
そして、回した時のエンジン音。
イタリアンデザインのエクステリア、インテリア。
キレッキレのハンドリングで、ワインディングが楽しい。
前後50対50の重量配分。
ハーマンカードンのオーディオ。
カーボン製のドライブシャフト。
CD値0.27らしい。
8速オートマ&パドルシフト。
もはや、スポーツカーでは？
意外に故障なし。
ホイールのデザイン。

不満な点

室内に小物入れが少ない。
後席がちょっとせまいかな？

デザイン

5

最初は抵抗があったフロントマスクなんですが、慣れたらなんてかっこいいんだろうって思う。
なんなんでしょう。
前後でタイヤサイズが違い、特にリアタイヤが踏ん張って見える。
真横から見ると、後輪駆動ならではのタイヤの位置が、完全にフロントミッドシップ。
インパネ回りの造形、本革シートの造形。
全てがいちいちデザインされています。
多分これからもあせることがないと思います。

走行性能

4

50対50の重量配分、しかもフロントミッドシップがもたらす素晴らしいハンドリング。
狙ったライン通りに走れます。
自分のジュリアは200馬力ですが、十分に速いです。
前述のゴルフ５GTIと同じくらいだと思います。

乗り心地

4

ランフラットタイヤだからか、ちょっと硬めな乗り心地ですね。
でもスポーツカーだから。
不快なほどでは無いですよ。
おねーさんが助手席に乗っても大丈夫だと思います。

積載性

4

リアシートの3分の2を倒してゴルフバック2個。
前方に目一杯ずらして、ドライバーを抜いたバックを後ろに1個横向きに積む。隙間に抜いたドライバーを積む。
着替えバッグをトランクの隙間にひとつ。
リアシートのゴルフバッグの上に着替えバッグふたつ。
こんな状態で、3人でゴルフ場に行きます。

燃費

4

高速を使って遠出をすると14キロ。
市街地が多いと9キロくらい。
市街地のみだと7.5キロくらいまで落ちます。

価格

4

新車はなかなか高いです。
私は試乗車で使用した個体で走行距離500キロの中古車です。
同条件のBMWより安いです。
しかも全グレード本革シートです。

故障経験

ラジエーターから水漏れ
ネットで部品を探してディーラーで交換
それでも15万ほどかかりました
ラジエタータンクから水漏れ
ディーラーで断熱仕様に交換
4万ほど出費…とほほ
リコール案件では？
それ以外は絶好調🙂
これくらいは想定内😅