No.280 アルファ・ロメオ ジュリア 1300ti この車の評価、思い出があればお願いします。

Question

Answer 1

こんなハードなグレードでなく（1300tiはホモロゲーションモデルで、同クラスのライバルはあのBMC・ミニ・クーパー1275S）、ワタシが知ってるのはシングルキャブの1600tiですが。

※まず。
最初に思い出すのがドライビングポジション。
ハンドルが上を向きペダルと近いレイアウトは、ペダルにシートを合わせるとハンドルの上の方に手が届かなくなり、ハンドルにシートを合わせるとペダルが近過ぎてガニマタになるという、イタリア人が『手長短足』だということを教えてくれます。（実は以前のフェラーリもこんな『エテ公ポジション』で、F40など500馬力近いパワーがコントロール出来る様な気がしません・・・。）

※しかし走らせてみると。
ロータスのコーリン・チャップマンが考えそうな凝った作りのリヤサスは（同時代のアルファロメオ1.6ℓクラスのライバル、ロータス・コルティナのリヤと似た機構）、よく機能しており素晴らしいハンドリングでした。

※一方、ハンドルセンター付近は不感帯が大きく、ハンドルの切り始めは英車やドイツ車に比べスポンジィな手応え感ですが、ハンドルが反応しない分、直進性はなかなかよいです。
『さすが、運転中でもハンドルから手を離して身振り手振りで話をするイタリア人のクルマだな』などと妙に感心しました。

・・・回答はここまでですが、最後にti絡みのネタ話？を2つ。

※イタリア映画に『フェラーリの鷹』という作品があります。
冒頭、銀行強盗が乗って逃げるシトロエンDSを、主人公の警官がtiのパトカーで追跡しますが、最後はブッチ切られ、主人公が『こんなクルマじゃヤツには勝てない』と激怒するシーンがあります。
tiを『こんなクルマ』呼ばわり・・・当然、tiファン、アルファファンは黙ってません。『ふざけるな、アルファは街中最速』『自分のヘタクソさをアルファのせいにするな』と非難され、イマイチ売れない映画となりました。

※tiファンの一部は、スカイラインをバカにし切っています。
そもそもtiとは、Touring International＝万国旅行？という意味で、単なるGT＝Grand Touring＝豪華な旅行・・・よりも広い行動範囲を指します。
しかしスカイラインは、最上級グレードがGT（或いはGT-R）、一番安いグレードがTIです。
tiファンは、スカイラインを『クルマの歴史を知らぬ田舎者が作ったクルマ』『薄っぺらい知識のガキが企画したクルマ』などと言って子供のおもちゃ扱いです。（そういえば、2ℓ以下の小型2ドアセダンの歴史的名車『BMW2002』も、最上級グレードはGTでなくtiでした。）

質問者からのお礼コメント

回答ありがとうございました。(*´∀｀*)