アルファロメオ RL という車がありますが、そのRLとはどういう意味でしょうか、イタリア語のなにかの略だと思うのですが、ご存知の方、よろしくお願いいたします。

Question

補足

色々、くわしくありがとうございました。多分、ロメオのRと シリーズという事でLINEA ではないかな、とは思ってみたのですが、はっきりした事は本当に分かりませんね。

Answer 1

いろいろ調べましたが不明です。

それまでALFA社はAシリーズ、B、C、D、E(S), Gシリーズとアルファベット順だったのが突然RL、RMと変更します。

RLの開発が始まったのは1920年です。この1920年というのは、Alfa-romeoというブランドが登場した年です。
この新しいブランドの誕生に合わせ車種シリーズ名を一新したものと想像します。
新しい会社名の”Societa Anonima Italiana Ing. Nicola Romeo”（ニコラ・ロメオ技師株式会社）のRomeoのRに１に意味のあるLを組み合せたものと推測します。

1915年にニコラロメオは銀行からの要請を受け、1914年に始まった第一次世界戦争で車が売れず倒産の危機にあったAlfa社に投資し株を取得します。ニコラロメオは軍部と深いパイプがあり、軍需品の生産で、傾いたAlfa社を立て直し、そして1918年にAlfa社の100%の株を取得し会社名を”Societa Anonima Italiana Ing. Nicola Romeo”（ニコラ・ロメオ技師株式会社）にします。
そして、1920年に旧会社名と新会社名をハイフンで結んだAlfa－Romeoのブランドができるのです。 日産とプリンスが合併した時の日産プリンスみたいなもんです。

尚、1923年に第14回タルガ・フローリオ(Targa Florio)を走ったAlfa Romeo RL TFに白地(a white background)の三角形に四つ葉のクローバ(a green four-leaf clover)が入ったマークを付けてウーゴ・シボッチ(Ugo Sivocci)が初優勝している。ウーゴ・シボッチの発案で幸運を呼び込むマークとして付けられた。クアドリフォリオ(Quadrifoglio)の始まりとされています。
（アルファ命）

調べた文献
GIUNT社の Alfa Romeo ： prodauction cars 1910-2007 (イタリア発刊）
AUTOMOBILIA社の Alfa Romeo ： catalogue 1910-1982 (イタリア発刊）
Stles David社の Alfa Romeo ： The Legend Reveiw（英国発刊） 他

追加：
LMの次のシリーズ名は 「6C1500」と気筒数と排気量を組合せになります。 これはチーフ・エンジニアが1910年のアルファ創設時からのジュゼッペ・メロージ (Giuseppe Merosi) からヴィットリオ・ヤーノ (Vittorio Jano)に変わった為と考えられます。
ジュゼッペ・メロージ の最初の作品A.L.F.A. 24 HPが 買収前のダラックのエンジンの流用だったことからも判るとおり、メロ―ジは車体設計が専門で、一方ヤーノは Alfa Romeo Tipo A（直列６気筒をパラレルに逆回転で連結）に象徴されるようにエンジン設計が専門です。 もっともヤーノはTipo Aのひどい操縦性能からエンジンとシャシーのバランスに目覚めたとされてますが・・。
この気筒数と排気量の組み合わせは戦後の6C2500まで続きました。 この次はオラツィオ・サッタ・プリーガ (Orazio Satta Puliga)がチーフデザイナーとなった1900、ジュリエッタ、ジュリアと続きます。（これらのシリーズをtipo1483(1900),tipo1484(1900ｽｰﾊﾟｰ),tipo750､tipo101,（ジュリエッタ）tipo101、tipo105(ジュリア)とtipoで呼ぶのがエンスー？。
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