アルファロメオ アルファGT 「スタイリングは、車のボンド・ガール アルファ・ブレラが登場しても、未だラインアップされているアルファＧＴ。 　なまめかしく、艶のあるベルトーネ・デザイ」のユーザーレビュー

スタイリングは、車のボンド・ガール アルファ・ブレラが登場しても、未だラインアップされているアルファＧＴ。 　なまめかしく、艶のあるベルトーネ・デザイ

2007.8.14

総評

スタイリングは、車のボンド・ガール
アルファ・ブレラが登場しても、未だラインアップされているアルファＧＴ。
　なまめかしく、艶のあるベルトーネ・デザインは、コート・ダジュールあたりの高級リゾート地でも、フェラーリとがっぷり4つ。
　世界でもっとも美しい車のひとつ。
　さしずめ、車のボンドガール。

満足している点

直噴ＪＴＳといえども、ブロックは、現在の159系のＧＭホールデン社製のものではなく、旧来からのもの。
　4000回転弱に最大トルクを持ってきているものの、フラット・トルクというわけではなく、回転上昇とともにトルクが盛り上がり、そしてそれ以上の領域では、トルクが回転によってパワーに置き換わる。トップエンドまで、官能性を存分に楽しめます。
　ＧＴ（グラン・トゥ・リズモ）の名を冠してはいるけれど、ハンドリングは、スポーティ。
　他社のクーペのように、どこまでも路面に追従する類のものではなく、荒れた路面では、ダンピング不足、そして高速コーナーでは、リア・ハッチゲートのねじれを感じますが、どっしりとしたシャシー性能を実現させるよりも、アルファらしくって好感大。
　2ペダルセミ・ＡＴ、セレ・スピードは相変わらず、シフトダウンが得意。しかし、ヒール＆トゥが決まったような、ダウン時のシンクロもまたにくい。
　室内に乗り込めば、そこはまさにアルファの世界。キュっと硬く巻かれたステアリング。美しいレザーに酔いしれることが出来ます。
　うがった見方をすれば、センターコンソールなんて、147と同じなのですけれど、世界観が違う。まさにＧＴにだけ与えられた、特別な世界。
　ＢＯＳＥサラウンドシステムも、プログレッシブ以上に採用されているのことも嬉しいニュースのひとつ。
　サイドシートの住人にもエンターテイメントを提供してくれます。
　最も、ドライバーにとっては、艶全開のエンジンが、最良のサウンド。
　ベルトーネによるスタイリングは、流麗なファスト・バック。フロントの伊達さもさることながら、リア・クオーターからの眺めが一番美しい。
　さすがイタリアのカロッツエリア。分かっています。
　夜のメガロポリスが似合い、美しい海沿いの道が似合う。
　うーむ、大人のセクシーさだな。

不満な点

アルファ好きには、短所は出てこないでしょう。
ナヴィゲーションの取り付けにはちょいと困りますが、些細なこと。
　ぜひ、おしゃれな大人のカップルにのっていただきたい。

デザイン

-

走行性能

-

乗り心地

-

積載性

-

燃費

-

価格

-

故障経験