スピーカーへのローカット方法。 最近フルレンジスピーカー(5W8Ω)を購入したのですが、入力が220 Hz - 20 kHzとなっています。

Question

で、再生機にはカットフィルターが無く、アンプ通さずにスピーカーへケーブルでつなげていますので、勿論入力される信号はフルレンジになっています。

音量を上げなければ問題ないのですが、上げると音が割れます。

単純に音量の限界もありますが、低音を鳴らそうとして割れている感じもします。

ので、このスピーカーへ入力される信号から220Hz以下の信号をカットしたいのですが、何かいい方法は有りませんか?

フィルター付きアンプ導入すれば解決しそうですが、なるべく安価で済ませたいと思っています。

コンデンサ(100マイクロファラッド)を入れればローカット出来るよ的な事を聞いた事あるのですが、、、、

電気屋街に行って

「100マイクロファラッドのコンデンサ下さい!!」

と言って買えばそれで大丈夫なのでしょうか?

どなたか助けて下さい。

Answer 1

ローカットフィルターとハイパスフィルターは同じです。
次のサイトをごらんください。
http://sim.okawa-denshi.jp/CRhikeisan.htm
のR= の欄に8 C=の欄に100u （マイクロの代わりにユーの小文字）
を入れて計算ボタンを押すと、約200Hzのカットオフ周波数で、ローカットが実現します。周波数特性のグラフをご覧ください。
一部の真空管アンプでは、このコンデンサーによってダイナトロン発振が起きやすくなるため、注意が必要です。

問題は100μＦのコンデンサーですが、ほとんど、電解コンデンサーとなってしまって、オーディオ信号は入れられません。
電解コンデンサーの中には、両極性(双極性、または無極性という表記の場合もあります）ケミコンもありますが、実は、これが使えません。間違って使えると盲信している人はぜひ、
http://www.nichicon.co.jp/lib/aluminum.pdf
の９ページ目をご覧ください。
積層セラミックコンデンサーの22μＦを5個並列にすると、ほぼ適切なカットオフ周波数が400円（片側）程度で実現しますが、積層セラミックコンデンサーは、履歴特性が好ましくなく、オーディオには向きません。
音の良いフィルムコンデンサーをつかって100μＦを実現すると、数千円のコストがかかり、スピーカーを買い替える方が良いと思います。
そこで、二つの方法があります。１つは、アンプの入力部に、ローカットフィルターを設けること。雑音の飛びつきを防ぐため、アルミ箔でシールドするなどの工夫が必要ですが、とても安価となります。抵抗は10kΩ。コンデンサーは音の良いメタライズドポリエステルフィルムタイプの0.1μＦですが、この抵抗を20kΩＢの可変抵抗にすると、カットオフ周波数を調節することも可能です。
添付図の赤い閉曲面は、アルミ箔シールド。コネクター間のケーブルは、通常のシールド線です。

これも、前述のサイトで
R=の欄には、20kΩより小さな抵抗の値 C=の欄には0.1u といれて、抵抗の値を変えたときの周波数特性のカーブをいろいろ見てください。

Answer 2

安いチャンデバの導入が簡単で安上がりだと思います。
接続はアンプがセパレートならプリ-パワー間に入れれば良いですが、インテグレテッドの場合にはREC-IN-OUTの間にかませても大丈夫です。
（極端にはDACとアンプの間でも構わない）
http://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/19056/
値段は安いですが音質的には非常に優れた物です（初期不良や故障が多いですが）。
でも、低音が出ないのは寂しいですよね。
そんな場合に後からウーハーを追加するにも好都合です。

スピーカーの前でパッシブフィルターで切るのは大掛かりだし調整も面倒ですし、実測出来ないと計算通りには行きませんので難しいのでお勧めしませんが、100マイクロファラドだったら極性無し（バイポーラ）電解コンデンサーなら安く買えます（普通に言うと有極性の電解コンになってしまいますのでご注意）。
でも特性が悪いので音質は・・・？

Answer 3

アンプの低域が問題というならばアンプの入力で切れば良いと思うけど。

言っている意味わかりますよね。

Answer 4

コンデンサーだけでは遮断特性が悪いので、ほとんどフィルターとしては役に立ちません。
高価なフィルターほど、周波数耐による位相遅れの違いが少なくなる様に設計されています。
http://sim.okawa-denshi.jp/Fkeisan.htm