アバルト 124スパイダー 「「運転の楽しさ」を教えてくれる一台。」のユーザーレビュー

「運転の楽しさ」を教えてくれる一台。

2021.10.30

総評

ABARTH 124 spiderです！
こんなに魅力的な車、これからのEVの時代はもう生まれてこないかもしれない。

イタリア車ですが、
ベースはマツダロードスター。
広島の工場で作っています。

メイドインジャパンながら、
エンジンはイタリア直産を輸入。
1.4リッターマルチエア
16バルブ・ターボエンジンで
マフラーはレコードモンツァにしているので
エギゾーストノートは野獣みたい。

コンパクトなので通勤通学でも使えるし、音も走行性能もデザインも良いので趣味カーとしても使える。

満足している点

このクルマの最大の特徴は、
都会の街中でも、高速やワインディングロードでも
本当に「楽しく」走れることです。

124スパイダーの運転には、
アバルトのエンブレムでもある
「サソリ」に刺されてしまったような
中毒性があります。

エンジンをかけると、
そこに何か生き物がいるんじゃないかと思わせる
深みがあって唸るようなエンジン音にワクワク、

1→2→3速の中低速域のギアチェンジは
重みがあって引き締まったクラッチと
アクセルを踏むと湧き出るトルクが
ドキドキさせてくれます。

さらに、高いギアでのドライブも、
余裕があってゆったりとしていながら
地面の感覚も伝わってきて、
大人のスポーツカーを感じさせてくれます。

不満な点

先進安全装備はあまりついていないクルマですが、
ドライバーの認知・判断・行動を信頼した上で
安全運転を心掛けることを促している気がします。

幌が布製なので、多少コスト高になってもハードトップタイプがあってもよかったかな。

内装は赤と黒のツートンカラーですがもっと赤多めで攻めても良かったかも？

デザイン

5

ドライバーを中心に設計されたインテリアですが、
2シーターだからこそ、同乗者との時間を
大切に過ごすことができます。

オープンなのもお気に入り。

走行性能

5

ステアリングはクイックでオーバステア。
踏んだ瞬間力強く、じわじわ加速する感じ。
クラッチは弾力あり、ポルシェ等と比べると個人的には軽めに感じます。
ブレンボ製のブレーキなので、
踏むとすぐにレスポンスを返してくれます。
クルマと会話しながら運転するって
まさにこういうことだなって実感させてくれます。

乗り心地

4

硬い乗り心地は私は好きです。
柔らかい乗り心地を求めるならベンツのSL系がおすすめです。

積載性

3

トランクは整備用品と傘を入れた上で旅行用トランク１.５個が入るくらい。オープンにすればスノボの板が乗ります。

燃費

3

常にスポーツモード、わりとアクセル踏みがちな自分ですがリッターあたり11キロくらい。
意外と燃費も良い、素晴らしく良く出来た一台です。

価格

5

当時400万ほどで新古車として購入しましたが、製造停止に伴い値上がりしているらしいので、売ってもマイナスにならない金額で売却できそうです。まだ乗りますが！

故障経験

ジムカーナで無茶していたら2,000キロくらいしか走ってないのにクラッチまわりのオーバーホールになりました。フライホイールが粉々だったとか。半クラのままアクセル踏みまくっていた乗り方の問題です。修理費用40万円だったので、それからは優しくクラッチを繋げることを心がけてます。それでもなお、音が好きすぎて半クラのままつい踏んじゃいますが。